ANNAPURNA ~マルハン家の食卓~

食生活の記録@インド/アンナプルナとは、サンスクリット語で「たくさんの食べ物を供する豊穣の女神」を意味します。

117929903_10220885225857573_6669547212079343965_n

117953244_10220885226137580_2605485816968211533_n

117929903_10220885225857573_6669547212079343965_n

117929903_10220885225857573_6669547212079343965_n

◎ロックダウンに入ってEコマース活用度がより一層、加速しているインド生活。かつて使ったことのなかったサーヴィスを利用して、むしろ食の選択肢が増え、食卓が豊かになったことは、何度か記した。

○夫とわたしは、あらゆる事柄に一致を見ないが、食の好みだけは本当に近い。だから旅先でも外食でも、意見が分かれることはほとんどなく、同じ料理をおいしいと楽しめる。

○辛いものが苦手な夫は、唐辛子を使わない家庭のインド料理は好きだが、外食のインド料理はほとんど受け付けない。一方、日本料理は大好きで、毎年のニューヨーク旅では日本料理店へ赴く確率が一番高い。

○数年前の九州一周旅行のときはもう、たいへんだった。各地の名物をあれこれと食べたがる。福岡の新鮮な刺身や焼肉を皮切りに、熊本の太平燕(タイピーエン)、高千穂の高千穂牛、鹿児島の黒豚とんかつ、長崎の卓袱料理……。

○インド料理では苦手なナスも、日本料理なら食べられる。ナス味噌田楽などは大好物だ。この間は、長年苦手だと言っていたオクラも、ただ塩ゆでしただけのそれを、「ん? 意外といける」と食べていた。

○日本料理好きのインド人は夫だけではない。わたしの周囲にはとても多い。女子8人旅で香港に行った時には、日本料理率が高く、まるでわたしが食べたがっているかのような雰囲気だった。

◎ロックダウンに入った直後、ミューズ・クリエイションのメンバーから教わって、ここでも何度か紹介した、日本食材の卸売店DAILY NEED。デリー拠点だが、バンガロールやチェンナイにも支店があり、ベーシックで不可欠な日本食材を届けてくれる。

○醤油、味噌、ごま油、うどんやそばの乾麺、刺身用サーモンなどを頼んだが、先日、海苔を注文したら「有明海産」が届いて感動したことは以前も記した。

○数日前、友人のミタリから、「ミホにオススメの情報を送ります」と、DAILY NEEDSの商品リストと担当者の連絡先が送られてきた。それは多分、わたしが2カ月ほど前に、日本料理が大好きで、自分でも日本料理を作る友人のヴァスンダラに送った情報が、回り回って帰ってきたものに違いなかった。

○ヴァスンダラは、Old Fashioned Gourmetというブランドを持っていて、家族に代々伝わる昔ながらのレシピに基づいた、インドのスパイスミックスやチャトゥネなどを販売している。以前、Youtubeでも紹介したが、ここのパパドや自然派ジンジャーエールの素なども、とてもおいしい。

117906054_10220885229937675_6835332484803304101_n

117906054_10220885229937675_6835332484803304101_n

117906054_10220885229937675_6835332484803304101_n

○この3枚の写真は、ヴァスンダラから送られてきたもの。オンラインでクッキングクラスをしているとのこと。わたしの料理よりも、はるかに手が込んでいる。ひじきのサラダとか。わたしも作りたい。その前に、そのひじき、どこで買ったのかと、こちらが尋ねたいくらいだ。

◎彼女からメッセージをもらったあと、たちまち日本の味を欲してしまい、DAILY NEEDにWhatsAppで注文依頼。「海苔が有明海産のものだったので、うれしかったです。故郷は福岡なので、有明の海苔は昔からなじみがあります。」とメッセージを書き添えていたところ……。

○担当の方曰く、同社の魚介類は「熊本県産」で「福岡空港から輸出」しているとのこと! 生まれ故郷が熊本、育ちが福岡のわたしと、同じルートではないか! 

○しかも、その調達先というのは、天草にある熊本県海水養殖漁業協同組合だという。天草……! 

○実は先日の水害に際し、ふるさと納税を通して熊本に寄付をした。その際、生まれ故郷の熊本県荒尾市にしようかと思ったが、そこはあまり被害が甚大ではない模様。いろいろな市の状況を比較したところ、以前の九州一周旅で、天草滞在が心に残っていたのに加え、天草への寄付の集まりが少なかったため、天草市に寄付をしたのだった。

○そんな次第で、俄然、天草の魚介類に親近感が沸いたことから、刺身用のアトランティック・サーモンに加え、天草産、刺身用のカンパチを奮発して購入したのだった。普段は「フードマイレージが低いものを」とか「地産地消」などと言ってはいるが、日本食材と刺身は別だ。

○「刺身のさばき方」の動画を見て刺身の切り方を学習し(皮を剥ぐのが難しかった!)、それらしく、作った。もうね、夫は大感激。ブリもハマチもカンパチも、どの成長過程も好きな我々夫婦。味覚に集中すべく、無言で目を閉じて咀嚼し、風味を堪能する大袈裟なバカップル。

○この日はカンパチが主役につき、サーモンは端の方など切り口がきれいでないところをかき集めて醤油と酒でマリネして出す。むしろこういう食べ方もおいしかったりする。刺身は何食分かに切り分けて厳重に(!)冷凍。手軽に贅沢な夕食が実現できる。

○そして翌日は、夫婦揃って大好物の「カマ」の塩焼きをオーヴントースターで作る。さっとしょうゆをかけて食べる。これまた、夫が大喜び。大根おろしを添えればよかったが、もう、これだけでも十分旨い。

🐟来月のFM熊本の話題は「デカン高原で味わう熊本の魚介類」をテーマに語ろうと思う。

ちなみにこのアヴォカドはGourmetGarden.inのもの。これまた、コンディションよく美味であった。

117953244_10220885226137580_2605485816968211533_n

117953244_10220885226137580_2605485816968211533_n