ANNAPURNA ~マルハン家の食卓~

食生活の記録@インド/アンナプルナとは、サンスクリット語で「たくさんの食べ物を供する豊穣の女神」を意味します。

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予定通りに物事が進むことが、ほとんどないインド世界。予定とは、実現可能かどうかよりも、「希望」や「予測」を言語化したに過ぎず。それを実現させようと躍起になる自分が、滑稽にさえ思える。大海の上で一人、無闇矢鱈にあくせくと、小舟を漕いでいるかのよう。

世界が違う。次元も違う。

無論、オンラインのアプリやEコマースの普及により、「実質的な時間のルール」も育まれている昨今。昔に比べれば、遥かに「予測可能」な時間軸が生まれた。それでもなお、迷宮に紛れ込むことの多い日々。

インド人の夫と出会って26年。インドに暮らして17年。頭ではわかっていても、経験値が備わっていても、30歳まで島国日本で培われた「初期設定」は強固。未だ折に触れ、考え方の「軌道修正」という苦行を強いられる。

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先日、左奥歯の神経治療をして、新しいクラウンを装着した。その過程で、右側を主に使っていたら、右側上下の親知らずに違和感を覚え始めた。左側の親知らずは、上下とも、20代のころに日本で抜いた。しかし、右側は特に問題がなかったので、そのままにしていたのだ。

ただ、疲れが溜まった時などに痛みを感じたり、知覚過敏になっている気もしていた。月末には日本旅だし、万全を期しておこうと、昨日の朝、再び歯科医へ赴いた。すると例のドクターが、「今日の午後、抜歯の専門医が来るので、抜きませんか?」と提案する。

先日も記した通り、彼が提携している専門医は、みな極めて優秀で腕がいい。折りしも、午後の予定がドタキャンになった矢先。思い切って上下2本とも、抜いてもらうことにした。

午後までの数時間、近所のショッピングモール (1MG)で買い物をする。さらには、夕飯は食べられないだろうからと、眺めのいい最上階のレストランで、がっつりチキンバーガーでランチ。思った以上においしくて、うれしい。

専門医の女医さんは、口調も扱いも、とても丁寧でやさしく、緊張をほぐしてくれる。麻酔を打ったあと、それぞれ、ほんの数分で、負担も軽く抜いてくれた。帰宅して、抜歯後には定番の「アイスクリーム」を食べ、仮眠をとる。

麻酔が切れたころに、少し痛みを感じたものの、夕飯にヨーグルトを食べ、痛みや炎症を抑える薬を飲んだら落ち着いた。出血も少なく、顔もほんの少し腫れた程度。数日は無理のないよう、食べ物にも気をつけて過ごす必要があるだろう。

口内の左右のバランスが取れて、噛み合わせがよくなった気がする。少し小顔になるかもしれない😁

当初の予定がドタキャンになったからこそ、タイミングよく抜くことにした昨日もまた、幸運だった。

いろいろな歯車が、当初の在り方からは、ずれながらも、しかし自然と噛み合って、結局は動いている。

動き出せば、ずれていたことなど、わからない。そんな毎日。インドの毎日。