ANNAPURNA ~マルハン家の食卓~

食生活の記録@インド/アンナプルナとは、サンスクリット語で「たくさんの食べ物を供する豊穣の女神」を意味します。

✈︎ 過去ブログ/2005〜2025

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    昨日は、久しぶりにRitz Carltonへ。昨年オープンした高級日本料理店IZUにて、先日拙宅でお茶会を催したRisaさんが、2日間に亘ってお点前を披露されるということで赴いた次第。こぢんまりとした店内は、しかしコージーな雰囲気で落ち着く。この2日間は、茶道の催しに合わせての特別コース料理が準備されていた。出される料理は、プレゼンテーションも濃(こま)やかに美しく、味付けも工夫されている。

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    テーブルでサーモンを炙ってくれるのだが、「火炎放射器か!」と突っ込みたくなる豪快な火力。炙っているというよりは、燃やしている。なかなかにスリリングである。ともあれ、デザートまでしっかりと堪能した。その後、Risaさんによる優雅で凛としたお点前を拝見。ゲストも自分でお薄を点てていただいた。香り豊かに、爽やかに、おいしい。

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    食後、シェフのNoelと少し話をした。4人の写真の右端、黒いユニフォームを着た男性だ。フィリピン出身だというNoelは、シェフ歴20余年。UAE(アラブ首長国連邦)で久しく日本料理のシェフをつとめていたという。ここで出される料理は、日本料理と日系ペルー料理のフュージョンを意識したもの。2018年ごろから、インドのオリエンタル料理店でも見られはじめたNIKKEI(日系)ペルー料理。その言葉通り、ペルーの日系移民が生み出した料理が源泉だ。そういえば、COVID-19前には、ハワイのポキ丼 (POKE) などを出す店もあった。

    インドには、もちろん「日本的な日本料理店」もあるが、欧米はじめ世界各地でアレンジが加えられた「グローバル・ジャパニーズフード」(今、適当に命名した)を出す店の方が多い。それらは、オリエンタル料理店の1カテゴリーとして包摂され、中国料理や韓国料理など、他のアジア諸国の料理と共に楽しまれる。

    また、高級ホテルの日本料理店も、欧米の日本料理店のトレンドを取り入れるケースが多い。ターゲットは「グローバル・ジャパニーズフード」に親しんだインド人はじめ、海外からの旅行者だ。

    その潮流の端緒は、今からちょうど20年前、ムンバイのタージマハル・パレス・ホテルにオープンしたWASABIだろう。わたしたちは、インド移住の直前、2005年8月にムンバイを訪れたのだが、そのときにこのホテルに滞在し、わたしの誕生日ディナーをWASABIで楽しんだ。この店は、当時、米国で人気のあった「料理の鉄人」の森本正治シェフがプロデュースしていたこともあり、インド富裕層やビジネス層、海外からの宿泊客からの関心を集めていた。

    我々夫婦は、フィラデルフィアにある森本氏の店と、このWASABIとで、2度、森本シェフご自身にお会いした。たまたまWASABIのオープンがわたしの誕生日と重なっていたこともあり、森本氏が渡印されていたのだ。

    ちなみに米国における「創作和食」の先駆者といえば、1993年創業のNOBUを経営する松久信幸シェフ。松久氏がロバート・デ・ニーロらと共同経営で始めたこの店は一斉を風靡し、わたしが1996年にニューヨークへ移住したときには、すでに大人気。予約をとるのもたいへんだった。森本氏はそのNOBUでの活躍が注目されて、「料理の鉄人」の「和の鉄人」に抜擢されている。夫もお気に入りの番組で、よく見ていたものだ。

    デリーにあるMEGUも、ニューヨーク起源の高級店。NOBUと同様、独創的にアレンジされた日本料理が楽しい。日本人の知らない日本料理が世界各地に存在し、それらを好む人たちが世界各地にいる。海外の日本料理店で定番化されている半世紀以上前に誕生したカリフォルニアロールなどは古典中の古典。海苔になじみのない米国人が食べやすいよう、海苔を内側巻いたのが、この寿司ロール誕生の背景だ。うなぎを巻いたドラゴンロールやアヴォカド・サーモンロールなども、そこから派生したもの。

    昨日も出された「銀鱈の西京焼き」などは、その典型だろう。米国在住時は、夫と日本料理店へ行くたびに、必ず注文していた。だめだ、書き始めるとまた止まらない。思えば2002年に出版した我がエッセイ集『街の灯(まちのひ)』(ポプラ社刊)にも、「寿司とニューヨーカー」というエッセイを記している。あれから22年。歳月は流れるなあ……。

    以下、19年前にムンバイのWASABIを訪れた時の記録など、残しておく。

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    🍣インド彷徨 MUMBAI /日本料理店WASABI@The Taj Mahal Palace Hotel (2005/08/31)
    http://www.museny.com/2005/india/04.htm

    🍣[MUMBAI] WASABIで過ごす誕生日の夜。鉄人森本氏にも再会。(2008/08/31)
    https://museindia.typepad.jp/2008/2008/08/mumbai-wasabi-5.html

    🇮🇳🇯🇵弥生3月。盛夏の南天竺(みなみてんじく)で、日本の春を祝う。インド人の友らを招き、茶懐石、茶道の経験を分かち合うひととき。

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    一月往ぬる。二月逃げる。三月去る。毎年恒例の、この時節の感傷。しかし今年は、例年になく、満たされている。半年ほど前から、「心の在り方」を努めて見つめ直したり、聖地を歩いたり、短時間でも瞑想を心がけたりしているせいかもしれない。

    去りゆく情景を留め置く。

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    わたしの初節句に両親が買ってくれた雛人形。英国統治時代、100年ほど前に作られた家具がよく似合う。生まれ故郷の熊本→福岡→下関→東京→ニューヨーク→ワシントンD.C.を経て、バンガロールに辿り着いた。先日、若者らが集ったときのこと。彼らがこの雛人形や、わたしの古いアルバムやノートを目にするたびに、「よく持ってきましたね!」と感嘆する様子を見て、改めて実感する。自分にとっては「ついこの間のこと」のような出来事が、はるか彼方。じわじわと色褪せ、朽ちてゆく。

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    藤井風の新曲『満ちていく』が衝撃的。『帰ろう』に並ぶインパクト。わたしが今、この年齢になって実感することや、ラマナ・マハリシをはじめとする宗教を超えた聖者のことばが、短い歌詞に託されているかの如く。さらにはOfficial Videoのマンハッタン! なじみの光景が映像から溢れ出て胸に迫る。インドに移住しても毎年、訪れていたニューヨーク。しかしCOVID-19パンデミックで途絶。2019年以来、5年も帰っていない。苦労して手に入れた永住権(グリーンカード)の更新も諦めた。これもまた、人生の節目。

    「変わりゆくものは仕方がないねと、手を放す、軽くなる、満ちていく」

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    友人の誕生日に招かれた午後。ムスリムの彼女は今、ラマダン(断食)につき、太陽が大地を照らす間は、飲食物を口にしない。しかしゲストには、多くの美味なる軽食でもてなしてくれた。暑い時期の、インドの飲み物のひとつ、シャルバット(Sharbat)。アラビア語。シャーベットの語源だという。これはミルクにサフランやバジルシードが入ったもの。おいしい。バジルシードには食物繊維のグルコマンナンが含まれているという。ヘルシー。

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    その翌日訪れたVEGAN MARKETにて。赤いボトルは天然のバラの花びらで作られた定番のシャルバット濃縮液。オレンジのボトルは、サフランとカルダモン入り。どちらも風味よく自然の味わい。購入した。

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    タンダイ (Thandai) もまた、ホーリーに欠かせない夏の飲み物。ミルクの中に、アーモンドやフェンネル、カルダモン、サフランなどのスパイスがブレンドされている。昨今のインドでは、昔ながらの飲み物を現代風にアレンジして飲むのが定番化している。新聞記事にもアレンジが紹介されるなど。新居完成以来2年間、やめていた新聞を、再び定期購読し始めた。やはり紙がいい。

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    異業種交流会……的な集いに招かれ、若き優秀なアントレプレナーたちと語り合い、刺激を受けた夜。昨今のバンガロールは、信じられないほど多くのおしゃれなレストランがオープンしていて、知らない店がたくさんだ。そして才媛らが異口同音に、韓国ドラマのよさを熱弁。「NETFLIXでたくさん公開されてるものね」と言えば、「Rakuten Vikiが最高よ!」とのこと。な、なんですか? この夜、初めて知りました😅 「BTSのロンドン公演に行った」とか「普段は韓国コスメを愛用している」とか「韓国でゆかりの地を巡った……」とか。ビジネスの話よりも熱がこもる。『冬のソナタ』ブームを思い出す。ここ数年の韓国ドラマブームと、それに伴う消費傾向。綴りたいこと尽きず。

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    ミューズ・クリエイションの学生メンバーにいただいた日本土産。子供のころから好物のおかき系。わたしがブログか動画で言及していたことから、敢えて選んでくれたとのこと。うれしい。おいしい。とまらない。あぶない。半年前の名古屋、NORITAKEで購入したマグカップ。お気に入り。

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    COVID-19ロックダウンを機に、劇的に急成長したインドにおける食関連のデリヴァリー事情。自宅にいながらにして、多様な食材が注文した同日に入手できる。フード・デリヴァリーサーヴィスのSWIGGYやZOMATOを利用すれば、市街の飲食店の料理はもちろん、ペイストリーや菓子類、各種嗜好品も、1時間以内で手元に届く。便利になった。

    日本料理に使用する食材にしても然り。数年前から、Maindish.inで刺身なども販売されているし、インド産のおいしい日本米も入手できる。インドの若者らが味噌や醤油を作るブランドを起業したり、日本食に役立つ椎茸や出汁のパウダーを販売したりもしている。しかも、オーガニック素材の良質なものなど。この地で入手できる食材を工夫して使えば、そこそこ滋養ある美味な料理が作れる。ゆえに外食で日本料理店を利用する機会が減っていた。

    そんな中、先日、Shangri La Hotelにてレストランのジェネラル・マネージャーから招待を受けていたので、夫と二人で上階の日本料理店、Yataiiへ赴いた。パンデミック以前は、よく訪れていた。ここに来るたびに、まずはホテルのロビーの花の前で写真を撮影していたものだ。今回も久々に、やってみる。

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    さて、2015年のホテル開業と共にオープンしたYataii。高い天井、シンプルに和を漂わせた開放的な空間、眺望のよさが魅力だ。今回、半年前から新たな日本人シェフがキッチンに立たれているということで、サンデーブランチ(ブッフェ)のお誘いを受けた次第。今、食のブログを振り返ったところ、最後に訪れたのは5年前だった。すべての記録を残しているわけではないが、ここに記しているだけでも、新年や、夫の誕生日など、結構よく利用していたと改めて思う。ちなみに最後の写真は、初めて訪れた2016年1月の記録。

    久しぶりながらも、店内の雰囲気は変わらず、迷わずいつもの、窓際のテーブルを選ぶ。ここからの景色を眺めると、インドへ来たばかりのことを思い出す。というのも、移住直後の2005年11月から2007年4月までの約1年半、この近くに暮らしていたからだ。上空写真の中央部分、緑に囲まれたブルーグレイの屋根のアパートメント・コンプレックスに住んでいた。懐かしいなあ……。

    この19年間、新旧混沌の世界のなかで、元気に暮らし続けていることに感謝する。ときにはこうして夫と二人、敢えて外食に出かけ、自宅とは異なる環境の中で食事をし、会話をすることも大切だと改めて思う。

    🍶ANNAPURNA ~マルハン家の食卓~ (食情報の専用ブログ/アジア料理店情報)
    https://museindia.typepad.jp/eat/%E5%A4%96%E9%A3%9F%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%AB%E6%96%99%E7%90%86/

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    2021年8月、COVID-19パンデミックの最中に開かれて以来、年に数回、バンガロール各地で開催されている「NAMU RECOMMENDS VEGAN MARKET」。主催者はNAMUとは、彼女がインディラナガールにHappyHealthyMeというオーガニックショップをオープンしたころに出会った。同店をしばしば利用していたが、パンデミックの直前に閉店、オンラインストアにシフトしていた。

    NAMUはまた、彼女の夫と二人でアート・ギャラリーKYNKYNYも運営している。なにかと多才でエナジェティックな女性だ。このマーケットのおかげで、我が家の食卓はより豊かになってきた。夫もこのマーケットが好きで、二人で訪れるのは3度目だ。今回も、若きスタートアップ、あるいはファミリービジネスなど、新たなヴェンダーが出店していて興味深い。商品の背景を知るには、店の人たちから話を聞くことが大切。商品の向こうにある物語を知ることで、その印象や価値が高まることもしばしばあるからだ。

    出店者は100を超え、全部を見て回るだけでもかなり時間がかかる。じっくりと記す時間的な余裕がないので、以下、過去訪問時の記録をシェアする。NAMUからのメッセージもある以下の動画を見ていただければ、マーケットの息吹が伝わるかと思う。

    🍄1枚目の写真、右端はNamu、中央は、我が家が重宝しているマッシュルームのエキスパート”Green Apron”の創業者であるNamrataだ。彼女とのエピソードは、以下の記録にも残している。彼女が作る干し椎茸は味噌汁の出汁に好適で、Umamiというパウダーもまた、各種マッシュルームのブレンドで天然の旨味が生きている。4P’Sでも、彼女のマッシュルームを利用しているはずだ。お試しあれ!

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    🥥2枚目の写真は、我が家御用達のココナッツオイルのブランドTENGIN。企業勤務を辞めて実家のココナッツ農家を再建したMadhuとも、すっかり顔馴染みとなった。彼の事業はつい先日、ここカルナータカ州が支援するスタートアップのプログラム(Elevate 2023 Startup Karnataka)に選ばれ、ココナッツ廃棄物の再利用プロジェクトに25Lakh(250万ルピー/約450万円)の支援を受けられるようになったとのこと。すばらしい。3枚目の写真は、新製品のココナッツ・ジャガリ。天然の砂糖の旨味がたまらない。このまま食べても風味のよいお菓子。即購入。

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    🧘‍♀️4枚目の写真は、マイソール在住の友人、Shruthi。彼女が経営するヨガ関連商品のブランドSAYOGAについては、これまでも何度か紹介してきた。このグレイのヨガマットは、本当におすすめ。わたしは新居用、旧居用、夫用と3枚購入し、愛用している。天然素材で肌に優しく、滑り止めの塩梅もよい。

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    🎨5枚目の写真は、キッズエリアにスペースを開いていた知人のNatasha。彼女は主に子供のためのパーティやイヴェント、パフォーマンスのサーヴィスを提供している。子供たちの誕生日会はじめ、パーティが多いソーシャルなインドでは、このようなサーヴィスも非常に人気なのだ。

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    ☕️6枚目の写真は、2018年創業のMAVERICK & FARMER COFFEEのAshish。彼は、バンガロールにおけるアルチザンコーヒーの黎明期だった2013年に、The Flying Squirrel coffeeを創業した人物。そもそも南インドはコーヒーの産地で、紅茶よりも伝統的なサウスインディアンコーヒーが愛飲されてきた。そこに、アルチザンコーヒー(コーヒー業界の第三波であるサードウェーヴ)がブームとなり、ここ10年で、グローバルに通用する洗練されたコーヒーが楽しめる店が急増している。Ulsoor Laker近くにカフェがあるのは知っていたが、訪れたことはない。今度立ち寄ってみようと思う。

    ……だめだ、いちいち、書いておきたいことが多すぎる。これから外出せねばならないので、この辺にしておこう。

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    【過去の関連ブログ】

    🌱グルメ&オーガニック、サステナブルなローカル・ブランドが一堂に。【必見動画】(2022年2月)

    🌱ヴィーガン食品のおいしさに開眼! 愉しきマーケット(2021年8月)
    https://museindia-fuoes.wordpress.com/2021/08/10/vegan/

    🌱ヴィーガンでなくても十分に楽しめる「Namu Recommends Vegan Market」(2022年12月)
    https://museindia-fuoes.wordpress.com/2022/12/18/namu-1/

    🌱I went to the NAMU RECOMMENDS VEGAN MARKET today.(2023年8月)
    https://museindia.typepad.jp/2023/2023/08/namu-1.html

    🍄自宅でピンク・オイスターマッシュルームを栽培! 数日で胃袋に(昨日と同じ服😅)
    https://museindia.typepad.jp/2023/2023/11/meh.html

    🍅HappyHealthyMe 新しいタイプのオーガニック専門店がオープン!(2017年1月)
    https://museindia-fuoes.wordpress.com/2017/01/05/organicshop/

    🌾オーガニック店が主催する雑穀料理のワークショップへ
    https://museindia-fuoes.wordpress.com/2017/05/13/millet/

    🎨[KYNKYNY] 我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか(2022年9月)
    https://museindia.typepad.jp/2022/2022/09/where.html

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    🌸In anticipation of the arrival of spring in Japan, my friend Risa and I hosted a tea party yesterday to celebrate “Sakura” and “Hinamatsuri (Girl’s festival)” . I invited friends interested in Japanese culture.

    In keeping with the traditions of the tea ceremony, we began by serving “Cha-Kaiseki,” a light meal served before tea. Risa’s dishes are beautiful to look at, elegant and delicately seasoned. Everyone enjoyed them while chatting with each other.

    After the meal, Japanese sweets were served. I talked about the history and culture of tea in Japan. Risa performed a tea ceremony, involving the guests in making tea.

    It was a beautiful and fulfilling time.

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    🇯🇵日本の春の到来に先駆けて、昨日、「桜」と「ひなまつり」を祝うお茶会を開いた。ゲストは日本の伝統文化や食事に関心を持つ友人たち。伝統的なお茶会のスタイルに則って、まずは「茶懐石(お茶の前の軽食)」を提供。Risaさんが作る料理は、見た目も美しく、上品で繊細な味付け。みなで語り合いながらゆっくりと味わう料理は、ひときわ満足度が高い。

    食事のあとは、和菓子を提供。その間に、わたしは日本のお茶の歴史や文化の話をする。その後、Risaさんによるお点前の披露のあと、参加者にも体験してもらった。

    美しく、満たされた時間だった。

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    🌸季節のメリハリに浅いバンガロール。しかし、樹の花が街路を彩るこの3月、4月、5月にかけての盛夏は、ぐっと気温があがり、空気が乾き、季節の節目を感じさせる。そのせいなのか、この時期になると、見慣れた街の情景にさえも、ふとした拍子に一抹の「懐かしさ」が込み上げる。

    2006年に初めて迎えた盛夏のことを、毎年、鮮やかに思い出すのだ。あのころに比べると、街路を彩る日本風の「ピンク・テコマ(ピンク・トランペット)」が増えた気がする。当時は薄紫のジャカランダ、イエロー・トランペットの方が多かったはずだ。この街を彩る緑も変化を続けている。2年前、バンガロールの「樹の花」を巡る動画を作っているので、詳しくはそちらをご覧いただければと思う。

    🌸昨日の午前中は、ほぼ毎週火曜日に開催される「女性の勉強会」へ赴いた。バンガロールは季節が緩やかだが、インド全土を見ればそうではない。昨日の勉強会では、インドには「6つの季節がある」ということを学んだ。季節ごとの伝統行事、風物詩……。尽きないインド世界。

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    🧱勉強会のあとは、夫とともにホワイトフィールドへ。新居のデヴェロッパーであるTotal Environmentのオフィスへミーティングに赴いた。しかしその前にランチをと、オフィス至近の同社プロパティのレストラン、WINDMILLS CRAFTWORKSへ立ち寄る。バンガロール国際空港ターミナル1の前に広がるオープンエアの飲食エリアにも、このブリュワリー&レストランがある。さすがにビールは飲まなかったが、サラダやパスタ、鶏のKARAAGE、そしてモクテルなどを楽しんだ。

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    🍺ところでバンガロールは英国統治時代からアルコールに親しんできた土地だ。インド産ビールの代名詞であるキングフィッシャービールを製造するUnited Breweries(1857年創業)の拠点はバンガロール。現在、UBシティ(複合商業施設)のある場所は、かつてビール工場があった。ちなみに現CEOのRishiは、家族揃って日本料理が大好きで、それはもう度を超えている領域。以前も記したが、わたしのインド友人らの中には、自宅に日本料理のシェフを雇い、昼夜、寿司だの刺身だのを食べている人もいる。Rishiの家族はとんこつラーメンが大好きで、特に「一蘭」の大ファンで、香港へ行くたびに大量買いするらしい。……話が逸れた。

    🍻今やバンガロールには、70を超えるクラフトビールのブリュワリーが林立しているが、黎明期は2011年。UBシティの向かいにあるBIER CLUB、インディラナガールのTOIT、ホワイトフィールドのWINDMILLS CRAFTWORKS、そして市街中心部のガルーダモール向かいにあるARBOR BREWING COMPANYの4店が先駆けであった。日本航空機内誌『SKYWARD』のバンガロール特集(2020年2月号)に紹介すべく、ARBOR BREWING COMPANYを取材した際に創業時の苦労話などを聞いた。ついこの間のことのように思えるあの取材から、早4年半。

    【関連情報】

    🖋知れば楽しい バンガロールは、こんな都市(バンガロール・ガイドブック)
    http://www.museindia.info/museindia/bangalore-background.html

    🌸Garden City Bangalore/ 新年のバンガロールを彩る鮮やかなピンクの花。カボン・パークへお花見に

    🏡HOME 家を創る@深海ライブラリ(保存版ブログ)
    https://museindia.typepad.jp/library/home%E5%AE%B6%E3%82%92%E5%89%B5%E3%82%8B/

    ✈︎JAL機内誌『SKYWARD』バンガロール(ベンガルール)特集
    https://museindia.typepad.jp/library/2020/02/sky.html

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    金曜日。またしてもMAP/ Museum of Art & Photographyへ。特別展示会「The Kanchana Chitra Ramayana of Banaras」。黄金の『ラーマーヤナ』展が3月10日で終了することから、ミューズ・クリエイションのアクティヴティ企画でツアーを実施したのだった。ミュージアムでは、1日に一度、キュレーターによるガイドも催行されているが、時間的にタイミングが悪いこと、また絵画を取り巻くインド世界については、日本語で説明しながら巡った方が理解が深まるだろうと思われ、わたしがガイドとなった。

    開催の前日、購入していた画集をざっとめくりながら予習をする。オリジナルの絵画は、あまりに精緻すぎて、非常に見づらいのだが、画集は拡大写真も載っているので非常に便利。重厚なこの本を持参して、館内を巡りつつ、説明する。

    まずは、他の常設展や特別展をざっと巡った後、特別展示会へ。わたしは3度目であるが、予習したあとだと、見るべきポイントが浮かび上がってきて面白い。とはいえ、細密にもほどがあるほど細密かつ、1枚の絵画に描かれている情報量が途轍もなく多いので、本気でじっくり眺めていくと、あっという間に時間が流れる。バンガロール在住の方は、10日までに足を運ばれることをお勧めする。
    それはそうと、訪問後の昨日、非常に便利なアプリケーションのことを教わった。最後の写真がそれだ。

    Bloomberg Connects
    https://www.bloombergconnects.org/

    この無料アプリケーションをダウンロードすると、米国、英国を中心とした350を超える美術館、ギャラリー、庭園、文化スペースのコンテンツにアクセスできる。インドでは今のところ唯一、このMAP/ Museum of Art & Photographyが登録されている。ミュージアムの概要だけでなく、展示物の詳細が一作品ずつ、検索できるのだ。しかも日本語でも読むことができる。尤も、自動翻訳装置を使っての日本語なので、不自然な点は多々あるが、要点をつかむのには非常に便利。特別展示が終わったら、アプリから情報は削除されると思われるので、関心のある方は今のうちにアクセスを。

    それにしても。

    世界は便利になったなあと、しみじみ思う。知ろうと思えば、無尽蔵の情報へアクセスできる世界。ありがたく思うと同時に、恐ろしくもある。自分の興味関心を広げすぎてはいけない。集中力に欠いてしまう。揺るぎない確かな軸。ぶれない焦点。取捨選択する確かな審美眼……。どうでもいいような情報さえも、ついつい目で追ってしまう日々。スマートフォンとの関わり方を、改めて見直さねばと思う日々。

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    ミュージアムを巡ったあとは、屋上でランチ。バンガロール出自のチョコレートブランド、SMOOR (Bliss Chocolate)のカフェレストランだ。バンガロールの中心に広がるカボン・パークやUBシティを望む眺めのいい場所。一人でゆっくりミュージアムを見学し、カフェでくつろぐというのも、とてもいい。今後はもっと利用しようと思った。

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    この日は敢えてのサリー。このミュージアムには、テキスタイルの歴史を伝える展示も少なからずあることから、自分自身も展示物に溶け込んでみた次第。これは、インド西部グジャラート州やラジャスタン州が代表的な産地の「Ajrak アジュラック」と呼ばれる技法。数千年前、インダス文明のころに生まれたインドで最も古いテキスタイル、ハンドブロック・プリントの「更紗」だ。このサリーは10年以上前に、A HUNDRED HANDSのバザールで購入したもの。絹の生糸を原料とした「Raw Silk」であることから、表面が少しゴツゴツして見えるが、軽くて肌触りもやさしく、とても着心地がいい。

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    🎨圧倒的な、細密画の緻密さ! 黄金の『ラーマーヤナ』。そしてまた、ハンピ旅情(2024/2)
    https://museindia.typepad.jp/2023/2024/02/map.html

    🎨出会いのころを思い出し、既知の人々と再会。McKinsey のアラムナイ@MAPミュージアム(2024)
    https://museindia.typepad.jp/2023/2024/01/map.html

    🎨MAP/ Museum of Art & Photography バンガロールに芸術の拠点が誕生。(2022)
    https://museindia.typepad.jp/2022/2022/12/map.html

    🛕アヨーディヤーのヒンドゥー教寺院「ラーマ寺院」再建オープンを巡って(2024)
    https://museindia.typepad.jp/2023/2024/01/hindu.html

    🐒ハンピ/地球創生から現代まで。複数の次元を時間旅行(旅する前に読んでほしい!)
    https://museindia.typepad.jp/2021/hampi-journey/

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    予想はしていたが、あまりにも濃い1日。書きたいことが山とあるが、備忘録としてせめて写真だけでも残しておこう。

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    ◉インド。ロイヤルファミリーの歴史と点在する宮殿ホテル(2月2日①)

    インドのホスピタリティビジネスを代表する高級ホテルのグループ。タージ (Taj Hotels, Resorts & Palaes)、オベロイ (Oberoi Hotels & Resorts)、ITC (ITC Hotels) 、リーラ (Leela Palaces Hotels & Resorts) などが挙げられるが、なかでもタージやオベロイは、特筆すべき存在感だ。

    思い返せば、新婚旅行でウダイプルのTaj Lake Palace Hotelに宿泊したのを皮切りに、過去20年間、各地の個性豊かに優雅なリゾートやパレスに滞在してきた。これらインドのホテルグループの歴史的な背景や、ホスピタリティ・ビジネスの実態、実際に宿泊したときの体験談など、いつかまとめて記しておきたいと思う。

    先日、若者らを率いてバンガロールのタージ・ウエストエンドを訪れたときに実感したのだが、日本の高級ホテルが海外からの旅行者(インバウンド)に対応する際、インドのホテルにおけるホスピタリティの在り方を知ることも、少なからず有意義だとも思う。

    そもそもインドに、このようなホテルが存在することさえ知らない人も少なくない。バックパッカー、安宿のイメージは強いが、優雅なインドの側面はあまり伝わっていない。日本の高級外資系ホテルや高級旅館に比べれば、比較的リーズナブルに、豊かな時間を過ごせる場所が多々あることも、知って欲しいと思う。

    さて、今回滞在しているOberoi Rajvillas。昨年25周年を迎えた、インドにおけるパレス・リゾートホテルとしては最も古い存在だ。ロイヤルファミリー(マハラジャ、あるいはハイデラバードのニザム)の末裔が受け継ぐ宮殿は、インド各地に存在する。

    ホテルグループと、ロイヤルファミリーの共同プロジェクトにより、ホテルに改築されたパレス・リゾートはインド各地にあるが、ここジャイプルのラジヴィラスはその先駆けだという。

    広大な敷地には無数の鳥、200を超える孔雀たちも暮らしている。

    昨日は、ホテルの敷地内の散歩から1日を始めた。冷んやりとした空気も心地よく、孔雀らはフレンドリーに美しく優雅で、まさに楽園だ。リゾートの中心には、300年近い歴史を持つ小さなシヴァ寺院がたたずむ。散歩の終わりに手を合わせ、朝食を取るべくダイニングルームへ。

    インドの高級ホテルの、豊かに愉しき朝食(食べ過ぎないよう自制心が必要)についても、いつか改めて、触れたい。

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    インドの友らと行く年を見送り、来る年を迎えた。そして2日の昨日は、正月気分が皆無のバンガロールで過ごすミューズ・クリエイションの関係者を誘ってのBBQ新年会を開催した。

    多くの在留邦人が日本へ一時帰国をする年末年始。その一方で、仕事の現場を離れられず、単身でバンガロールに残る駐在員や学生たちも少なくない。今回は「比較的寂しげな正月を迎えるかも……」という人たちに声をかけての、BBQ新年会だった。

    しかし、特に寂しくはなさそうなご家族連れや父娘の参加もあり、とても賑やかな午後となった。

    ちなみにインド社会では、太陰太陽暦のヒンドゥー暦に基づき、毎年変動するところの10月&11月あたりのDiwali(ディワリ)が本気の正月で、太陽暦による正月は特段、祝わない。ゆえにインド社会に合わせ、元旦から勤務の日系企業も多数。参加されていた人も、途中でオンラインミーティングをされていた。

    さて、前回のミューズ・クリエイション企画は家族連れによる参加者40名ほどの大規模なものであったが、今回は十数名と小人数につき、料理も、豚スペアリブ、丸鶏グリル、野菜などに絞り込む。なんとなく炊いていた日本米が大人気(インド産の日本米である谷藤米)であった。

    谷藤米は、やや多めの水(米2カップに対し水3カップ程度)で、あらかじめ1時間ほど浸したのちに炊くとおいしい。わたしは四半世紀以上、電気釜を使わず鍋で炊いているので、火加減は適当だが、おいしく炊ける。なにより曲げわっぱのお櫃が、米の旨味を引き立てる。

    皆が持ち寄ってくれたおつまみやスナックなども食べつつ、飲みつつ、語りつつ……。ところで、巨大なチョコレートチップ・クッキーは、我が友人の娘(16歳)が数年前に起業したベーカリーで販売されているもの。利益の半分を慈善団体に寄付するというコンセプトもさることながら、これが非常においしいのだ!

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    🍪このクッキーの背景については、後日、改めて、紹介する。

    毎度、時の流れを忘れさせる「龍宮城」な、坂田マルハン宅。人々は、帰らない。たしかランチから始めたはずなのに、日が暮れても語り合い続ける。途中から坂田のセミナーモードも稼働。さらには参加者各位のお仕事インタヴューを始めたものだから、楽しくて話は尽きず。

    昨日は、スーパーコンピュータ(スパコン)について、少しばかり勉強させてもらった。まだコンピュータが普及していなかった我が大学時代(1980年代)、「日米スパコン貿易摩擦」なる言葉を耳にしたのが最初だったか。当時の「スーパー」と今の「スーパー」とでは、その超絶具合がとてつもなく違うということも、漠然とながら推察できた。

    テクノロジーの進化のすさまじさ。

    ……などと浸っている場合でもなく、翌日の今日は、慈善団体訪問実施につき。

    「もう、そろそろ帰って」

    と発令したのが夜の9時。みな、残り物を持ち帰るなどし、元気に帰っていった。

    今年もまた、千客万来の家、バンガロールのパワースポット化😂に磨きがかかりそうだ。

    🍪MACHA’S BAKERY
    https://www.machasbakery.com/

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    このところ、食の記録がおざなりになりがちだ。一日三食しっかりと食べてはいるが、若いころに比べれば、食に対する情熱や欲求が落ち着き、アルコール摂取量も激減した。かつては毎晩のように飲んでいたワインも、ここ1、2年はパーティなどのときを除いて、飲まなくなった。一方で、日本酒がおいしく感じ、数日に一度、口にする。今のところ一番気に入っているアルコール飲料だ。🍶 日本からのお土産歓迎だ😸

    年齢を重ねるとともに、わたしの体調も嗜好も、少しずつ変化してきた。

    ◉20代/東京での過酷な生活環境、荒れた食生活&喫煙
    ◉30代前半/NYでの外食中心、食べ過ぎな日々と増量
    ◉30代後半/結婚後のワシントンDC。健康的な家庭料理を作り始めるも体重は減らず、インド移住直前に減量
    ◉40代〜/アーユルヴェーダなどの影響を受けて健康志向に。食品添加物、加工食品の摂取が激減
    ◉50代〜/年々、シンプルに健康的な食生活に移行するも増量傾向。2年前に一念発起して数kg落とす

    20代のころの食生活を、今のわたしが2、3日でも再現したら、体調不良でダウンするだろう。「24時間働けますかっ?! (by 時任三郎)」な「リゲイン」飲みつつタバコ吸いつつコンビニ弁当を食べて超睡眠不足。激務の日々を過ごしていたあのころ。若いから誤魔化せていたが、すさまじかった。

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    さて、普段は、食べたい食材を買い、適当に料理をするのが常だが、たまに「月光ライブラリ」に並ぶ料理の本を引っ張り出して、パラパラとめくってアイデアを得る。このところ、料理に関して新たな知識を加えていなかったと思い出し、土井善晴氏の『名もないおかずの手帖』をパラパラとめくる。

    2017年5月、ミューズ・クリエイションのメンバーに「ごはんと味噌汁とおかず。一汁一菜でいいのよ……」と、語っていたとき、ひとりのメンバーから『一汁一菜でよいという提案』という土井善晴氏の書籍があると教わり、早速、レシピ本も含めて3冊、購入したのだった。

    『一汁一菜でよいという提案』は、「料理のレシピの本」ではない。日本に生まれ、日本の気候風土に育まれた人間にとって、どのような食生活がふさわしいのか……ということを、丁寧に教えてくれる。購入当時も記したが、この本は老若男女問わず、ぜひ読んでほしいと強く思う。読めば、多分、食生活に対する考え方が変わる。いや、目覚めるだろう。

    さて話を『名もないおかずの手帖』にもどす。

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    一昨日のこと。この本をパラパラとめくっていたとき、「高野豆腐のオランダ煮」が目に飛び込んできた。以前は目に止まらなかったのだが、今回は妙にそそられる。ちなみに我が夫は昔から高野豆腐が好きで「Hairy Tohu (毛深い/ふさふさした豆腐)」などと食欲をそそらない呼称をつけ、喜んで食べている。ちなみに昨今のインドでは、日本米や味噌なども十分に満足できるものが身近に入手できるようになったので、一時帰国時に購入する日本食材は激減した。

    ちなみに、過去にも幾度となく記してきたが、わたしはグルタミン酸ナトリウム (MSG)、すなわち「アミノ酸等」と表記されている調味料(味の素)が苦手なので、極力避けている。苦手というより、摂取しすぎるとアレルギー反応が出る。しかし、日本滞在中に、味の素を避けるのは極めて困難なので、免疫をつける意味でも100%排除しているわけではない。が、インドへ持ち帰るものには、敢えて選ばない。ゆえに、加工食品は自ずと消去される。

    となると、乾物などがメインとなる。日本では、良質の昆布や海苔、湯葉、高野豆腐、鰹節、天然出汁の素などをまとめ買いしている。高野豆腐は常にある。というわけで、この「オランダ煮」を作ってみたところ……おいしい! 水に戻した高野豆腐を軽く押さえて水気を切り、小麦粉をまぶしたものを揚げて、だし汁で煮つけるだけ。これがもう、本当においしすぎた。高野豆腐とは思えないクリーミーな歯応えで、揚げ出し豆腐よりもむしろ、味わい深い。

    せっかく油を使うのだからと、ナスやオクラも揚げた。普段、オクラが好きではない夫も、これはおいしいとモリモリ食べる。ご飯が進みすぎて困る。たくさん作ったが、2日間で食べ尽くした。ところで、その数日前のACT MUZの際、学生たちとランチを食べたのだが、そのときに「トマトの卵炒め」を作った。シンプルながらも好評だったそのレシピもまた、『名もないおかずの手帖』にあったもの。極めて簡単ながら、そこには確かな「コツ」が記されている。ここにレシピをシェアするのは憚られるので、この本、購入されたし。

    食に関してもまた、書きたいことは尽きぬ。このところ、「取りこぼされた記録」の中に、多くの食生活にまつわる写真や記録が多々ある。そろそろ『インドでの食生活と健康管理』のセミナーも実施したいところだ。以下の食専用ブログに、インド(バンガロール)での食生活に役立つ記録を残しているので、参考までに。

    🍠最後の写真は先ほどふかしたサツマイモ。若者らが、バンガロールではおいしいサツマイモが入手できないと言っていたが、「そこそこに、おいしい」ものなら手に入る。旨味や甘みが足りない時は、軽く潰してバターと塩を加えたり、あるいはジャガリ(天然の糖)を軽くふりかけて食べるのもおいしい。軽く潰したものをバターで焼くのも香ばしくておいしい。

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    ◉ANNAPURNA ~マルハン家の食卓~ 
    アンナプルナとは、サンスクリット語で「たくさんの食べ物を供する豊穣の女神」を意味します。
    https://museindia.typepad.jp/eat/

    🇯🇵真に健康的な日本料理を、日常の食卓に。Truly healthy Japanese cuisine for daily meal, again.
    https://museindia-fuoes.wordpress.com/2017/04/29/health/