ANNAPURNA ~マルハン家の食卓~

食生活の記録@インド/アンナプルナとは、サンスクリット語で「たくさんの食べ物を供する豊穣の女神」を意味します。

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    ヴァラエティ豊かなマッシュルームをはじめ、滋養と滋味に溢れたオリジナルの各種調味料などを販売しているグリーン・エプロン。わたしが創業者のNamrataと初めて出会ったのは、2018年、OWC(Overseas Women’s Club)が主催するクリスマスバザールにおいて、だった。かつてミューズ・クリエイションは毎年、このクリスマスバザールに出店、ステージではパフォーマンスを披露するなど、会場を盛り上げてきたものだ。

    人々で混雑する会場で、しかし、椎茸やマイタケ、オイスターマッシュルームなど、さまざまなマッシュルームを栽培し、販売しているのだというNamrataの話は非常に興味深く、印象に残った。

    その後、パンデミックのあとに開かれたNAMUのVegan Marketや、先日のA HUNDRED HANDSのバザールでも顔を合わせて、言葉を交わした。日曜日に訪れた際、ピンク・オイスターマッシュルームのキットを購入した。栽培に必要な条件は、ビニル袋の中ですでに完璧に整えられている。わたしは帰宅して、ビニル袋の数カ所にハサミの先で切れ目を入れ、日陰に置き、1日に数回、霧吹きで表面を潤せばいい。

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    火曜日に穴を開けて、水、木、金……とわずか4、5日でグングンと成長。特に金曜日の成長っぷりは著しく、台所に行くたびに、「わっ!」と目を見張った。そして、愛着すら湧いた。夫が「なんだか、食べるのが憚られるね」と言うくらいに。

    土曜日、そして日曜日、炒め物などにして食した。しっかりと歯応えがあり、風味のよいオイスターマッシュルーム。しっかり咀嚼しながら、しみじみと味わった。とても、おいしかった。

    自分で野菜を育てるのには、時間も労力も要するから、簡単にはいかない。しかし、このマッシュルーム栽培は、短期間ながらも、「食べ物を慈しむ」気持ちが育まれて、とてもいいものだと思った。子どもの食育の一環にもなるのではないだろうか。

    この記録を残そうと、グリーン・エプロンのサイトを開き、わたしがどんなサイトでも必ずチェックする”ABOUT US”のページを開いた。どんな企業であれ、団体であれ、どういう人がどんな思いで手がけているのか。それを知ることは最も大切なことだと思うからだ。

    創業の背景を描いたNamrataの文章に、感銘を受けた。彼女の眺めた情景が思い浮かぶ、情趣に満ちた文章だ。どうしても紹介したくなったので、急ぎ日本語訳した。ぜひ目を通していただければと思う。

    🌱GREEN APRON ~From Earth to Plate~
    https://greenapron.in/

    🍄以下、Green Apronの創始者であるNamrataの文章を日本語訳して転載する(一部省略)

    わたしは、食生活を慈しみ、重視するインドの家庭で育った。この家庭環境が、わたしの「滋養ある食べ物への愛情」を育んだ。我が家では、昔ながらのバター攪拌機を使ってバターを作った。バターだけではなく、あらゆる野菜由来のものを、家庭で作った。スパイスや穀物は、伝統的な砥石で挽かれた。ピクルスをはじめ、多彩な家庭料理が作られる様子を眺めながら、わたしは育った。

    4世代が一緒に暮らすジョイント・ファミリー(共同家族)の中で、わたしは新鮮で健康的な食べ物を食べる喜びを経験してきた。大家族の胃袋を満たすため、我が家の大きな台所には、いつもたくさんの料理があった。夏になると、テラスに白いシーツが敷き詰めらた。丁寧に手作りされたパパドを天日干しにするためだ。パパドとは、料理の前に食する、薄くて香ばしいスナックのような食べ物のことである。

    わたしは祖父が、果物屋や卸売市場から、果物を自ら手に取り吟味しながら買うのを見てきた。果物が大好きな祖父は、食事と一緒に果物を食べた。曾祖母は余った果物や野菜の皮を使って、栄養価の高い健康的な料理を作った。無駄なものは何もなかった。我が家を取り巻くすべての人のために、食べ物が用意されていた。テラスに集まる鳥も含め、訪問者が空腹になることはなかった。

    バター攪拌機、マサラ挽き器、麺棒、果物かご……目がほとんど見えなかった曾祖母の、しかし強い意志で調理される料理。白いシーツの上に干されたパパド……。これらは、わたしの原風景だ。

    やがてわたしは家を出て、生物科学と法律を学んだ。卒業後はインドでも有数の法律事務所で働き、さまざまな立場の人々と関わってきた。この期間、わたしは人々が食べ物に対して持つ個人的な経験についても知ることとなった。

    やがてわたしは愛すべき子どもの母親になった。わたしは、子どもに食事を与えるに際し、自分が幼少時に得てきた体験と、現代の食の知識を結びつけていることに気がついた。子どもに栄養価の高い食事を提供するために、自分の知識を活用した。この経験が、グリーン・エプロン創業の契機だ。グリーン・エプロンは、準備期間を経て、2018年4月から消費者へのアプローチを開始した。

    グリーン・エプロンは、多様な背景、文化、年齢層から集まった勤勉な人々で構成された恵まれたチームだ。この仕事を愛するわたしたちは、母なる自然が育んだ最高の食材を、多くの人に届けたいと願っている。
    愛をこめて。

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    土曜の夕暮れ時。TAJ WEST ENDと並んで、個人的に思い入れのあるホテル、OBEROIの緑に満ち溢れた庭へ赴いた。ジャーナリストの友人、SHOBA の新しい書籍の出版記念パーティが開催されたのだ。バンガロールに移住したばかりのころ、わたしは彼女と、とある勉強会で出会った。夫同士はまた、ビジネスでの関わりがあった。

    チェンナイ生まれのSHOBAは、ニューヨークやシンガポール在住を経て、わたしたちと同じ2005年に、バンガロールへ移住した。彼女はこれまで、4冊の本を上梓し、経済紙のMintなどにコラムを寄稿してきた。2009年、家族で訪れた京都で舞妓を取材し、自ら舞妓姿に挑戦したエピソードは、今でも彼女のブログ(下記にURLあり)で読むことができる。

    彼女たちと同様、ニューヨークに暮らし、同じ年にバンガロールへ移り住んだわたしにとって、彼女の視点によるこの本は、コンテンツ(目次)を読むだけで、強い共感と懐かしさを感じさせる。

    🇮🇳

    オベロイホテルによって主催された『NAMMA BANGALORE : The Soul of a Metropolis』出版記念の催し。会場は、デカン高原の心地よい風がそよぐ緑に満ち溢れたガーデン。パネルディスカッションの登壇者には、知人のファッション・キュレーターやサイエンティストも名を連ねている。会場に足を運べば、共通の友人らが何人もいて、会話が弾む。

    登壇者による同書の説明や印象を聞きながら、わたしは紛れもなく、バンガローリアンなのだなということを、しみじみと感じ入る。旅行者として、初めて訪れて以来、ちょうど20年。2003年12月、初めて訪れたバンガロールの印象と、現在の街の様子の、激変したところ、変わらないところ……。脳裏で記憶が巡り巡る。

    バンガロールの食、文化、芸術、ライフスタイル、自然、人々……。カテゴリー別にまとめられたこの本は、バンガロールを知る上で役立つ「情趣を伴ったガイドブック」のようでもある。

    SHOBAと我が家の住まい(旧居)が比較的近いこともあり、わたしのThom’s Bakeryはじめ、老舗の飲食店や商店への愛着に触れた描写にさえ、共感を覚える。サウスインディアン・コーヒーやビール、ワインなどへの思い、伝統的な建築物への視点など、さっとページをめくるだけでも、随所に、自分の印象と重なる部分がある。同じ街に住み続けていてなお、沸き上がるノスタルジア。感傷的な心持ちにさせられる。

    もう、18年も経ったのだ……。

    そう、インドでの暮らしは、普段はもう喧騒にまみれて怒涛。感傷に浸るには余りにリアルな日常で、事実は小説より奇なり。さらには四季の変化に緩やかなバンガロールでは、季節の変わり目の移ろい、センチメンタルな心の動きを自らの内に見いだしにくい。ホテルのロビーに飾られたクリスマスツリーを見て「そうだそうだ、師走なのだ」と再認識するくらいだから。

    しかし、この日の夕暮れは、鬱蒼の緑の中で、登壇者の語りを聞きながら、バンガローリアンである自分をしみじみと振り返り、浸ったのだった。

    その後、ホテルの一隅で提供されたドサやワダ、カスタードプリンなど、「インドならでは」の軽食やスイーツが楽しくおいしく、ゲストらとの交流も楽しく、いい時間を過ごしたのだった。

    そしてこの日は、我が家にしては珍しく、パーティのハシゴである。師走といえば催しに溢れており、友人らは一晩に2、3のイヴェントを掛け持ちすることも少なくない。わたしはこう見えて(!)連日のパーティは苦手だし、深夜の帰宅にならぬよう早めに退散するし、ましてや一晩に2イヴェントは避けているのだが、この日はどちらも、大切な催しだったので、出かけることにしたのだ。(つづくのだ)

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    ◉NAMMA BANGALORE : The Soul of a Metropolis
    https://www.amazon.in/NAMMA-BANGALORE-Metropolis-SHOBA-NARAYAN/dp/9357024662

    ◉SHOBA NARAYAN
    https://shobanarayan.com/

    ◉My Life as a Geisha
    https://shobanarayan.com/my-life-as-a-geisha-condenast-traveler-october-2009/

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    数カ月前から徐々に再始動しているミューズ・クリエイションの活動。WhatsApp(日本でいうLINEのような存在)のコミュニティ/グループ機能を活用しつつ、情報発信や諸活動を再開している。今後のミューズ・クリエイションの方針については、すでに団体案内(企画書)を作成、関係者にシェアしている。

    昨今の、わたしの念頭にあるのは、未来。次世代への継承。若者向けセミナーは10年前から開始し、地道に自分の経験に基づく知見をシェアしてきた。しかし情報は蓄積し、沈澱し、浮かび上がる機会が少ない。模索は続いている。そんな中、10月よりミューズ・クリエイションにインターン生を迎えたことを契機に「いかに残すか」に取り組み始めている。

    Muse Creation(NGO)と、OKaeri Ventures(フィランソロピー/ビジネス)の両立も、今なら実現できるような気がしている。

    さて、WhatsAppのコミュニティに参加してくれている在留邦人及び日本に関心のあるインド人は、現在57名。全員が一気に顔合わせをするのは難しいので、先日のBBQ大会や、小さめの会合などを企画し、今後は従来のミューズ・クリエイションの活動を更に飛躍させる形を実現するつもりだ。

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    昨夜は、久しぶりにコックスタウン(バンガロール市街)の旧居にて、夫含め10名が集って宴を楽しんだ。昨年5月に新居へ移ったものの、まだ周囲のヴィラは工事中ということもあり、現在はウィークエンドハウス状態。とはいえ、ビジネスセミナーや会合、ゲストの宿泊の際などには新居にいることから、今のところは完全に二拠点生活を送っている。少々の不便はあるが、慣れた。車で片道45分から1時間なので、何かあればすぐに往来できる。

    ただ、大人数を招く機能を新居に移していたこともあり、パンデミックに入って以降、この4年近く、旧居のホール(リヴィングルーム)は、活気がなかった。昨日の朝、がらんとしていた空間に少し手を入れ、ゲストを迎える準備をした。

    10月の一時帰国以降、向こう1年間、金曜日はインターン学生への指導のために時間を取ることしており(この件については後日別途記したい)、ゆえに昨日も5時ごろまではそのための時間。

    その後、手早く作れる料理ながらも人気メニューの丸鶏のグリルや、サラダなどを準備。アペタイザーは、友人のSunetraが始めたケータリングのMy Table Storiesからいくつかの料理を注文した。以前も紹介したことのあるGOURMET CHEESE BOMBSに始まり、インドのストリートスナックでお馴染みのパニ・プリ(ゴルガッパ)、メキシカンタコスなど。いずれも、ワイワイと楽しみながら作り食べられるのがいい。

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    それと、最近人気のピザ店「Nomad Pizza」の「Traveller Series(出前部門)」からピザを注文。命名がいい。なにしろNomad(遊牧民/放浪者)という言葉に惹かれ、ゴビ砂漠に憧れ、北京からウランバートルまで36時間の無謀列車旅(1992年)を決行したくらいだから。

    食に関するビジネスが目まぐるしく変化/進化しているバンガロール。オーガニック食品事情も栄枯盛衰著しく。今回、初めて利用してみたサイトが、かなりよかった。Buy Direct From Local Farmersをコンセプトに、さまざまなオーガニック食品のブランド、業者が束ねられている。

    デリーではこの季節、街に出回る「食用ほおづき」を注文したところ、新鮮なものが届いた。サラダにトッピングしたら、みな初めて食べるということで、おいしいと喜ばれた。ちなみに最後の写真が、配達されてきたバッグ。見た目、決して美しいとはいえぬが、ノープロブレム。業者によって、パッケージなどは異なるが、ともあれ、試す価値はあるかと(バンガロール、ハイデラバード、チェンナイ)。

    🪔

    昨夜は、皆が帰宅した後、片付けを済ませて就寝。宴のあとの片付けは、楽しい時間を反芻するひとときでもあり、嫌いではない。身体は疲れていても、心が整理されるので、好きな時間だともいえる。

    そして今朝。目覚めて、すっきりと片付いたリヴィングルームを見た時、ハッとするほど「気」のよさを感じた。家が喜んでいるのが、如実に伝わるのだ。ここ数年、新居にばかり気遣っていて、旧居のメンテナンスを後回しにしてきた。空き家は老朽化が早いというが、家のそのもの、空間もまた、住む人の心遣いを欲しているのかもしれない。ここ数年の放置を反省した。2007年に構築して以来、気づけば16年余り。随所に不調が見られる旧居。来年は、きちんと時間をとって、リノヴェーションをしよう。

    🌱FARMIZAN
    https://shop.farmizen.com/Bangalore

    🌮My Table Stories
    https://www.instagram.com/my.table.stories/

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    日曜日。JAYAの個展を訪れ、美味ランチをたっぷりと味わい、ほろ酔い加減で眠たい午後。そのまま帰宅したいところだったが、A HUNDRED HANDSの最終日。1度目はゆっくりと眺める時間の余裕がなかったので、再度、訪問したのだった。

    数多くの出店者が一堂に会する中。何度も顔を合わせてすでに親しい人たちがいる一方で、初めて言葉を交わす人たちもいる。このような場での買い物は、インド各地から訪れる売り手の人たちとの交流もまた、糧となり宝となる。商品の背景を知れば、同じ商品が際立ち異なって見える。それは広大無辺のインド世界と同じ。

    もう、何度となく紹介してきたお気に入りのココナッツ店。企業勤務していた彼は、数年前に家業を継いでココナッツオイルをはじめとする各種ココナッツ製品(試行錯誤で開発)を販売している。このココナッツオイルは、化粧落としからボディマッサージ、ヘッドマッサージ……もちろん料理にと、ありとあらゆる場面で役に立つ。今回、初めて彼のお父様にお会いした。

    わたしはほぼファウンデーションを使わないので、化粧落としを使わず、身体を洗う石鹸でざざっと顔も洗う。ゆえに石鹸は極力「使い心地のよい天然素材のもの」を選ぶ。このようなバザールでまとめ買いするのが常だ。今回は、かわいらしいモチーフが練り込まれた石鹸を購入。絵柄のあるものは着色料が使われているが、肌に負担のかからないものだとのこと。香りを演出するオイルはもちろん天然。あれこれと「嗅ぎ比べ」しつつ選ぶも楽し。

    天然木の廃材で作られた小さな家具は、すでに新居に2つ購入している。今回、また一つ、目が釘付けになった椅子を購入。チーク (Teak)、ニーム(Neem)、インド菩提樹(ピーパル Peepal)と、3つの木が揃った。

    その他、魅力的な出店者は数多あり書ききれず。ひとまずは、ごく一部の写真を残して今年のバザール体験を締めくくりたい。

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    10月初旬に日本へ一時帰国して以来、濃密な日々を過ごしてきたが、土曜の夜、妹夫婦を見送ってひと段落。わずか5泊6日、実質4日間の滞在ながらも稀有な時間を過ごせたのではないかと思う。「ご家族がいらしているの? ぜひお連れして」という感じで、無条件に歓迎してくれるインドの友ら。

    わたしにとってはすでに「当たり前のこと」となっているインドの社交の姿は、しかし一般的な日本人にすれば、慣れない習慣なのだということにも気付かされる。

    ともあれ、わたしは今、この社会に暮らせていることを、本当にありがたく思う。

    日曜の午後は、アーティストの友人JAYAの個展だった。会場は、数年前、市街北部にオープンしたThe Leela Bhartiya City Bengaluru。隣接するモールには訪れたことがあるが、ホテルは初めてだ。

    彼女も妹夫婦を招いてくれていたのだが、帰国の翌日だったので、夫と二人で訪れた。これまで何度となく紹介してきたが、わたしたちの新居には、彼女の作品が4枚ある。いずれの絵画も、購入したときに思い描いていた以上に、新居の空間になじみ、わたしの心を和ませてくれている。

    実はまだ、絵を飾られる「壁」の余白は各部屋にある。暮らしながら、調えていこうと思っていた空白。先日のA HUNDRED HANDSでは、チベットの絵画を1枚購入した。そして日曜日も、以前から気になっていたJAYAの絵を2セット、購入したのだった。

    夫もわたしも、以前から欲しいと言っていた絵。好みが一致し、ほぼ迷うことなく選んだ。

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    会場には、親しい友人や、久しく会っていなかった友人知人らにも会うことができ、話が弾む。ところで1枚目の写真は、友人のYashoとLakshmi。絵画の前に立つ2人の姿に目が釘付けになり、ポーズを取ってもらった。絵画とファッションが溶け込んでいる。本当にすてき。

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    その後、展示会場に隣接するダイニングで、サンデーブランチ。このブランチがまた、非常においしかった! かつて、ITCホテルの名インド料理店で女性初のシェフを務めていたYashoと、昨今のインドの外食産業の急伸についても語り合う。彼女の食に関する知識もまた、広く深く、ちょっとした会話からも学ばされることが多い。

    先日のTAJ WEST END にせよ、このホテルにせよ、ブッフェのクオリティがここまで上がるとは……と、感嘆することしきり。インドの食や食文化についても記したいことは多々あれど、追いつかぬ。

    さて、これから「女性の勉強会グループ」のディワリ・ランチに出かける。本当は着物で参上したかったが、まだ着付けを習得できておらず、サリーにて赴く。近々、Youtubeを見ながら着付けの特訓をせねば!👘

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    🎨JAYA JAVERI インドの自然や情景、歴史を刻む建築物……。やさしく慈しむように描く画家、ジャヤ・ジャヴェリの世界。

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    バンガロール北部、空港へ向かう途中の田園地帯にあるFarmlore。2020年に開業したこの店には、昨年8月の我が誕生日と、大晦日の2回訪れた。長閑な環境の中で、「食のエンターテインメント」を心ゆくまで楽しめる、とてもすてきな場所だ。

    先週の土曜日、デリーから出張中の男性2名とランチを共にすべく、久しぶりに訪れた。

    Kyodo News(共同通信)のジャーナリスト、高司氏とAshish。高司氏は、半年前にデリー宅で『京友禅サリー展示会』を開催した際、取材に来てくださった。その後、オンラインで追加取材を受け、記事にしていただいた。高司氏が配信した記事は、いくつかのメディアに取り上げられたようで、そのうちの一つも送っていただいていた。

    Ashishは、2008年から同社に勤務されているということで、もちろん訪日の経験もあり。こうなるともう、話が盛り上がらないはずもなく……! 料理を楽しみつつ、会話も尽きず。12時30分の開店を待たず、一番最初に店に到着していたにも関わらず、「まかない」が準備され始めた3時過ぎまで、贅沢なランチタイムを過ごしたのだった。

    実は高司氏。デリーでお会いした際は、こちらが取材をお受けする側だったので、京友禅サリーについてご説明したのだが、わたしもいつもの習慣で、彼のバックグラウンドなどもお尋ねした。すると、ご出身が福岡だという。福岡のどちらですかと尋ねると、東区だという。え? 東区のどちらですかと尋ねると……多々良だという。

    多々良……! 名島の実家から徒歩圏内の隣町である。実はその日、やはり偶然にも、福岡市出身の駐在員ご夫妻が来訪されて会話が盛り上がり、結局、みなさんとデリー宅でワインを開け、スナックを食べ、最後には夕飯も一緒に楽しんだのだった。思い返すに、かなりユニークな夜だった。

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    さて、肝心のFarmlore。概要だけ、簡単に記しておく。過去の記録に詳細を残しているので、関心のある方には、ぜひ下記のリンクにも目を通していただきたい。

    バンガロール出身のオーナー、そしてチェンナイ出身の若き3人のシェフがキッチンを仕切る。ヘッドシェフは、コペンハーゲンの名店Noma(ノーマ)でインターンの経験がある女性、Mythrayie。男性シェフらはそれぞれ、スウェーデンやマレーシアのレストランで働いた経験もある。

    Farmloreでは、「地産地消」「伝統的な食文化への敬意」「大地との繋がり」をコンセプトに、創造性を駆使した実験的な料理を提供している。自然農法に基づいた食材選びに始まり、環境に配慮したキッチンや店舗の構成。発電はソーラーパネルによって自給自足され、併設の水耕栽培ファームで育まれた新鮮な野菜が用いられる。

    店は完全予約/前払い制。グループは6人まで。子どもは12歳以上。料理は「シェフにお任せ」で、平日ランチは5コース、ディナーは10コース。ノンヴェジタリアンも、さまざまな食材が用いられるので、あらかじめ食べられない食材は申し出ておく必要がある。

    中でも鍵となるのは、マンゴー。このファームはマンゴーの森の只中にあり、その恩恵を受けていることをつぶさに感じられる。釜の燃料も、燻製に使う木も、数種類のマンゴーだ。

    料理を供するたびに、シェフやスタッフが、丁寧に食材などを説明してくれる。この店もそうだし、ムンバイの名店、Masqueもそうだが、この実験的なキッチンは、かつてスペインのカタルーニャ地方にあった世界的に有名な前衛的レストラン、「エル・ブリ(エル・ブジ)」の流れを継承している。

    わたしたち夫婦は、2016年にバルセロナを旅した際、エル・ブリで腕を振るっていたシェフらが創業した「Dis Fru Tar(ディスフルタール)」で食事を楽しんだ。

    そのときの様子なども、過去の記録にリンクを残しているので、関心のある方がご覧いただければと思う。書きたいことは尽きぬが、毎回、長くなりすぎるので、この辺にしておく。

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    🍴……と思ったが、やはり料理の写真を見るに、料理について触れずにはいられない。今回、感動した味覚の一つは、ケララから独自のルートで直送される牡蠣。わたしの好きな「海苔のような風味」がある牡蠣で、謎めいたソースとの相性が抜群。その他、ダックや白身魚、ロブスターなども出されたが、トビコのソースがかかったロブスターが、殊のほか、おいしかった。

    🐜店を出て、農道を歩いている時、赤い蟻を見つけたAshishが、「トッピングの蟻って、これかな?」という。「え? なに? 蟻?!」……何言ってんの? 的な反応をする高司氏とわたしに、Ashishは、写真を拡大して見せる。

    カラメルのようなトッピングだと思っていたが……蟻だった!! (2枚目の写真の左奥、クリームの上)

    その後、Ashishは、シェフにWhatsAppで蟻を使う理由を尋ねたところ、カルナータカ州のクールグ(コーヒー豆の産地でもある)では、赤い蟻をチャトゥネにして食べる文化があるという。亜鉛を含んでいるほか、マンゴーの木から得た柑橘の酸味もあるという。
    まったく気づかずに、ハフッと食べてしまったよ😅

    🍷従来、アルコールは持参だったが、今回はワイン提供のライセンスを取得されたとのことで、店で注文できるようになっていた。ゆえに、持ち込みはできない。念のため。

    🍚ところで、最後のオープンキッチンの写真は「まかない」の図。非常に、おいしそう。前回も記したが、おいしい「まかない」を出す店は、いい店だ。若い頃、複数の飲食店でアルバイトをした経験のある者として、力説する。

    🥭大晦日はFarmloreで、至福の10コースランチを楽しむ。2022/12/31 
    https://museindia-fuoes.wordpress.com/2022/12/31/farmlore-2/

    🥭Double Happinessな2022年8月31日①我が誕生日 2022/08/31 
    https://museindia-fuoes.wordpress.com/2022/08/31/farmlore-4/

    🇪🇸[Barcelona 10] 五感と五味を刺激せよ! 未知の味覚世界へ。2016/10/08
    https://museindia.typepad.jp/_2016/2016/10/barcelona10.html

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    熊本1年。

    福岡17年。

    下関4年。

    東京8年。

    ニューヨーク5年。

    ワシントンD.C4年。

    カリフォルニア数カ月。

    バンガロール18年目。
    (ムンバイと二都市生活2年)

    ついには、バンガロールが、我が人生最長居住地となった今年。

    2003年。米国在住時に、初めて旅行で訪れたときから20年。そりゃ、目に映る光景が変化して、当たり前なのだ。しかし、脳裏に浮かぶ20年前の情景は、色褪せず、今なお鮮明。久しぶりにブリゲイド・ロードを訪れれば、新しい店が次々とオープンしており。ここにあったスーパーマーケット、Nilgirisはどこへ行った? ミルククーポンが懐かしいよ。
    https://museindia.typepad.jp/blog/2005/12/post_26fb.html

    友人とのランチで訪れたFoo Asian Tapas。店の雰囲気もすてきだし、料理も非常に美味。ここはまた、訪れたい。
    https://fooasiantapas.com/

    この街の変化には、いや、この国の変化には、圧倒されるばかり。その一方で旧態依然。「振れ幅」は益々大きくなって、くらくらする。

    自分の立ち位置。自分の軸。しっかり据えることが益々、たいせつ。

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    わたしは、コーヒーが大好きだ。南インドはおいしいコーヒーが手軽に入手できるから、幸せ。南インドはコーヒーの産地で、バンガロールには「コーヒー省」もある。チャイよりもむしろ、ミルクや砂糖たっぷりのサウスインディアン・コーヒーがよく飲まれるのだ。

    従来はブラックコーヒーを出す店は極めて少なかった。しかし過去10年の間にも、良質なコーヒー豆を提供するアルチザン・コーヒーのブランドが次々に誕生している。南インドのコーヒー事情については、毎度おなじみ、ブログや動画で山ほどの情報をまとめているので、関心のある方は、『深海ライブラリ』ブログの記事をどうぞ。動画作り初心者だったころ、編集の仕方を勉強する前にYoutubeにアップロードしたコーヒー動画も、だいぶ面白い。

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    ☕️紅茶よりも長い歴史。南インドのコーヒーを巡る物語と最新情報
    https://museindia.typepad.jp/library/2021/05/coffee.html

    ☕️さて、本題。朝食のあとの1杯のコーヒーは、本当にたいせつ。チョコレートやビスケットなど、おやつを食べながら飲むコーヒーは最高だ。

    さて、今朝のこと。コーヒーを淹れようと豆を探すが見つからない。……しまった! 切れている! 新居と旧居を往復する暮らしは、記憶が混乱する。洋服も食べ物も、どちらもダブルで最低限を用意しているが、コーヒー豆のストックは新居にしかなかった。
    が、大丈夫!

    昨今のインドはね〜。本当に便利になってしまったものよ。Swiggy.comというフード・デリヴァリーにアクセスし、お気に入りのコーヒー豆を注文。ちょうど朝食を食べ終えるころに到着……。こんなに利便性が高くなっていいものだろうか、と思うくらいに。

    ちなみにホカホカのクロワッサンやら、美味ケーキなども、食べたくなればすぐ注文……できるところが危険。ところで、わたしが好きな豆は、ARAKU COFFEE のMicro Climate。BLUE TOKAI や THIRD WAVE COFFEEのMonsoon Malabar。他にもおいしいのはあるけれど、これらが定番だ。

    📷1枚目以外は、過去の写真。コーヒーのある情景。ミューズ・クリエイションの活動、STUDIO MUSEを毎週開催し、オープンハウスにしていたころは、本当によくお菓子を焼いていた。その残りなどがあるときは、翌朝、コーヒーと共に楽しんだものだ。懐かしい。

    https://www.arakucoffee.in/
    https://bluetokaicoffee.com/
    https://www.thirdwavecoffeeroasters.com/

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    ヒンドゥー教の新年であり光のお祭りでもあるディワリは、一年で最も盛大な祝祭だ。今年は11月中旬がディワリだが、すでにディワリ関連のイヴェントやパーティはあちこちで開催されている。友人ら、あるいはコミュニティやグループが企画のパーティの招待状が舞い込んでくる。

    さらには今、結婚式のシーズン。我が家はわたしが日本人だし、夫の家族&親戚は非常に小さいので、身近に結婚式を挙げる人はいない。しかし、基本的に大家族主義で親族の結束が強いインドのソサエティは、結婚式に参列するだけでもたいへんだ。

    インドの結婚式は1日で終わらない。数日間のプログラムが用意されていることもあり……。パンデミックを終えて、静寂を打ち破るが如く、去年、そして今年と、イヴェントごとの賑わいと華やかさは、以前にも増してパワーアップしている気がする。

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    さて、妹夫婦の滞在は5泊6日。無理のない程度に、街を巡るなどしている。一昨日は市街東部のインディラナガールへ赴き、行きつけのカフェレストランARAKU COFFEEでランチをとった。

    インディラナガールは、かつて「町外れの住宅地」だった。1980年代、義父ロメイシュが仕事でバンガロールに赴任していたころ、インディラナガールに住んでいた。普段はデリーで祖父と暮らしていた夫と義姉は、学校が休みの時、ここに滞在していたらしいが、当時は閑散とした森のような場所だったという。

    わたしが移住した2005年ごろには、エリアの南北に横たわる100フィート・ロードこそ、飲食店やブティックが立ち賑わっていたものの、さほどの喧騒はなかった。しかしながら、過去十数年の栄枯盛衰たるや著しく。

    中でも100フィート・ロードに交差し東西に横たわる12th Mainという通りの変貌ぶりには目を見張る。昔は、ここにあるKerala Ayurvedaのクリニックに通うため、毎週のように訪れていたが、このごろは、Urban Companyというサーヴィスの一つで自宅でサロン(スパ)のフルサーヴィスが受けられるようになったことから、あまり訪れなくなった。すると、来るたびに新しい店舗が誕生しているのに気づく。

    クライアントの視察旅行などの際には、必ずご案内する通りのひとつなのだが、店が進化する一方、舗道の整備ができなさすぎており、足元が危険。極めてスリリングな探訪となるため、「歩きやすい靴で」とお願いしている。

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    ARAKU COFFEEでは、お気に入りのコールド・コーヒーや各種料理を注文。高品質な食材の料理は、いつも本当においしい。わたしのお気に入りはフライドチキンのサンドイッチ(バーガー)。KFCのジンガーバーガーのヘルシー&高級ヴァージョンといったところか。おすすめだ。

    食後、足元の悪い中、Fabindia, Nicobar, Theobroma, Jaypore, そして数カ月前にオープンしたThe Shopなどに立ち寄る。そしていつものごとく、最後はOrganic のスーパーマーケットへ。

    インディラナガールの12th MainとCMHロードを歩き、そこに面する店舗をじっくりと視察するだけで、バンガロールのトレンドとインド・ライフスタイルの断片をディープに知ることができる。もちろん、説明なしサラッと表面を見ただけではわからないことばかりにつき、コーディネーター(わたし😼)が必要だ。

    OKaeri Ventutersでは、バンガロール視察も早晩、本格的に開始しようと思う。

    🍔

    昨日は、わたしはUBシティにて、YPOフォーラムの月例ミーティングのあと、友人らとランチ。1枚目の炎が上がっている写真は、UBシティにあるトルコ料理レストランÖz by Kebapçi。ここのノン・ヴェジ料理、特に肉類は非常においしいのだ。

    ランチのあと、妹夫婦と合流。キングフィッシャータワーに暮らすチベット系インド人の友人Dekyiがいつものごとく、家に招いてくれた。KENZO(犬)も元気に出迎えてくれてかわいい。

    こうして瞬く間に月日は流れる。

    さて、今日はこれから、楽しみにしていたハンディクラフトのバザール、A HUNDRED HANDSへ出かける。バンガロールにお住まいの方、お勧めですよ!!

    https://www.instagram.com/ahundredhands/