ANNAPURNA ~マルハン家の食卓~

食生活の記録@インド/アンナプルナとは、サンスクリット語で「たくさんの食べ物を供する豊穣の女神」を意味します。

  • 96091121_10219966205082628_1999475986898354176_n

    ロックダウン46日目。軟禁生活48日目。

    週末は、昼間からアルコールを飲んでもいいことになっている。自分ルール。

    ビールは、近所の酒屋が品切れ状態ということもあり、まだ入手できていないが、スパークリングワインは、2本買えた。

    よく冷やした、それを開ける。アルコール摂取が減っているせいか、あっという間に酔いが回る。

    97068473_10219966204722619_5342005074937774080_n

    97068473_10219966204722619_5342005074937774080_n

    昨日のランチは、BRIK OVENで石釜焼きのピザを頼んだ。同店が、このロックダウンを機にサワー・ドウのパンを作り、販売し始めたことをFacebook告知で知り、購入した。

    小ぶりのそれは、ダリの描く静物画のような、魅惑的な姿。

    写真を撮りながら、スペインに行きたくて、たまらなくなる。

    飛べないと思うと、飛びたくて、仕方なくなる。

    1日のうちに何度となく、こみ上げてくる旅情を、抑えて、抑えて、抑えて……。本棚を眺めても、辛くなることの多く……。

    「贅沢な悩み」という言葉を使うのは、できるだけ避けている。悩みに贅沢も相応もない。

    人それぞれに、その人なりの、悩みはある。他人には理解できない世界がある。

    しかし、今の自分をして、自分を諭す。

    贅沢な悩みに苛まれるなかれ。

    96167168_10219966206882673_2078351214453456896_n

    96167168_10219966206882673_2078351214453456896_n

    5月。インドに移住してからも、過去15年間に亘って、毎年この時期には、ニューヨークを訪れていた。もう、米国永住権(グリーンカード)は諦めることになるのだろうか。永住権を維持するかしないかの背景には、諸々、考えねばならないこと、処理せねばならないことはたくさんあり、感傷的なテーマではない。

    夫はニューヨーク本社の会社に籍を置いていて、米国に税金も払い続けている。しかしながら、実践的なことは夫に託し、妻はただただ、感傷的だ。

    そんな昨日。知人から、うれしいメッセージが届いた。3月末に就航するはずだった日本航空の成田=ベンガルール(バンガロール)直行便を記念して、機内誌『SKYWARD』の取材コーティネーショント執筆に関わったことはすでに記した。

    それとは別に、JALのエグゼクティヴ会員向け情報誌「AGORA」5月号にも、1ページのコラムを寄稿していたのだった。南インドのコーヒー文化を紹介したその記事を「嬉しく拝読しました!」とのメッセージをいただいた。そうだ。5月だった。自分でもすっかり忘れていたので、殊更にうれしかった。

    その方は、常日頃から世界各地を飛び回っていらっしゃるピアニスト。一度しかお目にかかったことがないが、エナジェティックで情熱的で、フレキシブルな姿に感銘を受けた。

    「旅=乗り物に乗ること」が好きで、子どものころ、特別なピアノのレッスンを受けるべく他都市へ行く際、ピアノを弾くことよりも「新幹線に乗れる」ことがうれしかったというお話を聞いたのが、心に残っている。

    わたしの比ではない、旅がライフの源である友人知人らは多い。

    今しばらくは、翼を閉じて。

    次の飛翔へ向けて、手入れを。準備を。

    96585166_10219966205322634_1350804155605712896_n

    96585166_10219966205322634_1350804155605712896_n

    96585166_10219966205322634_1350804155605712896_n

    96585166_10219966205322634_1350804155605712896_n

    96585166_10219966205322634_1350804155605712896_n

    にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ

  • 96335950_10219915676179437_7705364456523431936_n

    96335950_10219915676179437_7705364456523431936_n

    96335950_10219915676179437_7705364456523431936_n

    96335950_10219915676179437_7705364456523431936_n

    ロックダウン41日目。軟禁生活45日目。昨日から、ロックダウンは第3フェーズに入り、近所の工事現場に槌音が戻った。ドライヴァーのアンソニーを呼び、外出をする。今、絶対に何かを買わねば、というのはないのだが、ちょっと外に出たかった。

    本当なら、いきつけのThom’s Bakery へ行き、酒屋でビールを調達したいところだが、込み合っているに違いなく、反対方向の高級スーパーマーケットNature’s Basketへ。隣接するオーガニック専門店も目当てだったが、あいにく閉まっていた。

    道中、少なくとも5、6軒のリカーショップを通過したが、いずれも長蛇の列。メディアでは各地の「長蛇」が映し出され、ソーシャル・ディスタンスがなきものとなっているところも見受けられたが、わたしが目にしたところはすべて、人々は1メートル程度の間隔で並んでいた。ゆえに、列はより、長く、延々と続く。

    Nature’s Basketでは、やはり入り口で並び、手を消毒して店内へ。オンラインでは買えなかった食材をいくつか購入。しかし生鮮食品はオンラインで購入する方が鮮度も高くいい気がする。アルフォンソ・マンゴーやシンドゥーラ・マンゴーもいくつか買い求める。

    そのあと、近所のNamdhari’sへ。ここはスィク教徒が経営する生鮮食料品店のチェーン店で、完全にヴェジタリアン向け食品だけを扱うが、なにかと便利。移住当初から行きつけの店だ。

    あたかも病み上がりのあとの外出……のような、気だるさ。疲れる。マスクをしていると暑くて息苦しい。疲労度が増す。ずっとマスクをして働き続けねばならない世界中の人たちに思いを馳せる。

    こうして外に出れば、やがて「以前の世界に戻る」ような「錯覚」に陥る。

    しかし、それは錯覚なのだということを、肝に銘じて生きねばならない。

    去年までのライフが、去年までの価値観が、再び戻ると思うのは、もはや錯覚の領域だ。

    飛行機が飛ばない空が意味すること。

    車が少ない道路が意味すること。

    扉を閉ざし続ける店が意味すること。

    校門が開かない学校が意味すること……。

    4月のインドでは、新車の販売台数が、「ゼロ」だった。ロックダウン下、当たり前といえば当たり前の結果かもしれないが、このゼロという数字の、途轍もない重み。

    これからの時代。物理的な条件もさることながら、物事の見方、考え方……精神力が試される時代が来る。常識は、変容を続けるだろう。受け身では、生き延びていくのが困難になるだろう。

    この、オンラインさえ、ネットさえ、永遠のものではないということを、強く覚悟すべきだろう。

    ネット上にぶちまけられているネガティヴな言葉、悪意に満ちた言葉、錯乱する情報に翻弄されている場合ではない。

    あえて自ら、文明社会の「ある程度」に見切りをつける生き方も選べる。

    環境になるたけ負荷をかけず、自給自足を目指しながら、田舎で生きる。森で生きる。山で生きる。海辺で生きる……。

    若い人たちには、複数のケースを想定して、強く生き延びる道を、もう早いうちに、模索して欲しいと切望する。

    96002812_10219915677379467_2093431785227550720_n

    96002812_10219915677379467_2093431785227550720_n

    にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ

  • Cover043.001

    レフ板とか照明とかリモコンとか。まごわやさしい。

    ロックダウン36日目。軟禁生活40日目。ロックダウン中の試みとして、発作的に始めた動画作り。StayatHomeのライフの中、動画作りをしている人は爆発的に増えていることだろうと思いつつ。

    最初は編集などせず流しっぱなしで……と思っていたが、作り始めると、そうはいかないことがわかった。

    字幕は入れた方がよい。無駄なしゃべりは削った方がいい。バックグラウンドミュージックも入れるべきか……などと、あれこれ改善すべきところが気になってくる。

    最初のうちは、小さな画面だし、見た目はまあ、普通だったらいいんじゃないかと思っていたが、早々に容姿を指摘され、確かにきちんとすべきだと思い直す。

    昨年10月の一時帰国時に切って以来の、伸び放題の髪。下ろせば暑く、束ねれば夫から「髪、下ろした方がいい」としつこく言われる。

    髪留めもなく、オンラインで注文していたバレッタは届かず、ゴムで縛って、ミューズ・クリエイションのメンバーの作品の在庫を探し、「畳縁」で作られた髪飾りで留める。カラフルな畳縁はまだあるから、今後、いくつか自作しようかと思う。

    家の照明は当然「上から」だから、なんだか法令線が気になる。女優がレフ板を愛する気持ちがよくわかる。調べてみたら、アルミホイルで作れるとあったので試したが、うまくいかない。撮影用の丸い輪みたいなライトが欲しいが、「生活必需品」ではないから、当面は注文できない。

    iPhoneで撮影しているが、途中で止めたり再開したりを、リモコンでできればいいのにとも思う。まだしばらくは試行錯誤。

    今日は13本目、アップロードしています。

    まごわやさしい。おばあさん視点で、日本の食を語ってます。

    【必読】 真に健康的な日本料理を、日常の食卓に。(2017/04/30)
    Truly healthy Japanese cuisine for daily meal, again.
    ➡︎https://museindia.typepad.jp/2017/2017/04/japanesecuisine.html

    にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
    にほんブログ村

  • 95583728_10219852531440858_4958522662147063808_n
    ロックダウン35日目。軟禁生活39日目。

    宙ぶらりんの日常は、瞬く間に過ぎてゆく。三食の準備をし、一日置きに洗濯をする。家中に掃除機をかけ、モップで水拭きをする。これはもう、完全にエクササイズの領域だ。

    あちこちの棚や台の上を拭き、バスルームの掃除をする。トイレに至っては、5カ所もある。まんべんなく使うこともないのだが、ついつい「最寄り」のトイレを使用するので、まんべんなく掃除をすることになる。

    そして庭の手入れ、バルコニーの掃除、久しぶりの窓磨き……普段はメイドやガーデナーがやっていることを、自分たちでする日々。インド移住以前は自分でやっていたことだが、ここ15年は人に任せていた掃除を、自分でやることで、気持ちが調っている。

    ロックダウンに入ったから、時間に余裕ができたのは夫の方で、毎朝、エクササイズのあとにゆっくりと瞑想をしている。わたしが夕飯の準備をしているときには、オンラインで、アーユルヴェーダグラムのヨガ師匠が実施している呼吸法のクラスを受けている。

    ゆっくり読書をしたり、絵を描いたり……ということをする集中力と精神的余裕がないのが残念なところだが、今は自分のやりたいことを、やりたいように、やってみようと思う。

    ところで昨日の夕食は、インドの食卓とは思えぬ「和」であった。通常は業務用で日本食材を販売している会社が、ロックダウンを機に、一般の消費者への販売も始めたとのことで、恩恵を受けている。

    味噌汁に糠漬けのにんじん&キュウリ。付け合わせがサラダばかりだが、昨日、GourmetGarden.inで注文していた各種生野菜が届いたばかりなので、鮮度が高いうちに消費すべく。味噌汁の豆腐はないが、高野豆腐で十分においしい。

    日本料理が好きな夫にとってもまた、シンプルに至福な夕食である。

    さて、次の動画撮影、台所から離れようと思ったが、食の話題が尽きず、やはり今日も、食をテーマに語ることになりそうだ。特にこのご時世。伝えておきたい食の話は尽きず。

    そろそろ準備をするとしよう。

    にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
    にほんブログ村

  • 94268390_10219833224198189_7537955062346153984_n

    94268390_10219833224198189_7537955062346153984_n

    94268390_10219833224198189_7537955062346153984_n

    94268390_10219833224198189_7537955062346153984_n

    94268390_10219833224198189_7537955062346153984_n
    少しずつ、緩和の兆しが見えるバンガロール。

    ロックダウン33日目。軟禁生活37日目。

    静寂に慣れると、静寂を小さく切り裂く車の音に、敏感になる。遠くから聞こえるエンジンの唸りが、増え始めている。喜ぶべきことなのに、手放しで喜べない、複雑な心境。

    Urban Company (旧Urban Clap)がサーヴィスを再開した。週に一度、来てもらっていたマッサージ。心底、来て欲しいが、ロックダウン下。アパートメント・コミュニティのルールもあるし、これは諦めるしかないだろう。

    ガーデナーを派遣してくれている会社からも、派遣再開の知らせがきたが、今のところは保留。一昨日、自分で「芝刈り」をしたし(楽しい)、朝の水撒きは夫が率先してやっている。

    保留になっていたAmazon.inの配達も、再開された。ロックダウン直前に注文していた大量の猫餌が一気に届いた。その後、夫がDunzo経由でペットショップに注文した猫餌と合わせると、今年いっぱい、もちそうな勢い。

    BigBasket.comも、ここ1週間は概ね問題なく注文できている。とはいえ、注文頻度は極力落としたい。以前、フリーレンジ(放し飼い)の卵を注文したら、品切れで来なかった。卵もまた、良質のものを食したい。6個入り3パック欲しいところを、半分のブランドが欠品だろうと見込んで6パック注文したら、全部来て、軽く動揺する。

    ちなみに「Fresho」とは、BigBasketの自社ブランド。直接契約した農家からの野菜や果物ほか、穀物、加工食品、日用消費財など、さまざまな商品の選択肢がある。廉価な割にクオリティも悪くないのでお勧めだ。

    ところでこのチョコレートもまたBigBasket.comで購入したもの。これはむしろ、自社ブランドにしないほうがよかったのではと思わされるLindbergという名のプレミアムチョコレート。製造元は、バンガロールに住んでいる人ならご存知の方も多いだろう、Bliss Chocolates (SMOOR Chocolates)だ。

    以前も記したが、同社CEOのトークイヴェントに参加した際、彼と話をしていて初めて、Freshoの背景を知り、尚且つ、帰り際に贈答品詰め合わせのバスケットをいただいて、そのとき初めてLindbergのチョコレートがBliss Chocolates製だと知ったのだった。ベルギー産のチョコレートが用いられているという高級感がアピールされておらず、もったいなく思う。

    自宅のチョコレートがすべてなくなったので注文したところ、暑い最中だったにもかかわらず、溶けもせず、きちんと届いた。たくさん食べるわけではないのだが、チョコレートは、常備しておきたい甘味である。

    なお、BigBasket.comは、種類が少ないが、アルフォンソやバンガナパリなどのマンゴーも販売している。お気に入りのマリカやシンドゥーラは品切れで残念。日々、チェックせねば。

    94769702_10219787291529901_1720382041272352768_n

    94769702_10219787291529901_1720382041272352768_n

    94769702_10219787291529901_1720382041272352768_n

    94769702_10219787291529901_1720382041272352768_n

    94769702_10219787291529901_1720382041272352768_n

    にほんブログ村 海外生活ブログ インド情報へ
    にほんブログ村

  • 93936789_10219766738576090_8045349570844033024_n

    93936789_10219766738576090_8045349570844033024_n

    93936789_10219766738576090_8045349570844033024_n

    93936789_10219766738576090_8045349570844033024_n

    93936789_10219766738576090_8045349570844033024_n
    家のことをするだけで、あっというまに過ぎる1日。

    ロックダウン27日目。軟禁生活31日目。1日が、あっという間に過ぎていく。しょっちゅう、台所仕事をしている気がする。二人家族でこれだから、大家族だと、どんなにかたいへんだろうかと思う。

    洗濯物にしても然り。インド移住前、米国在住時にはもちろん、自分で家事をしていたが、ここ十数年はメイドに任せていた部分も多々あり、家事労働のたいへんさを再確認する。

    そんな中、先だってから我が家にやってくるようになった野良猫の来訪頻度が増え、困っている。最初はお腹が空いているのだろうと思い、2階の窓から屋根のうえに餌をおいておくことにした。しかし、食事をすませたあとも、去る気配はなく、ときどき庭に降りてくる。

    すると、ハンターなJACKが威嚇をする。臆病なROCKYが遠巻きに眺め、ときどき、遠くから唸る。NORA姉さんは、大いに威嚇するときと、意に介さずを決め込んで眠っているときと、対応にムラがある。

    実はCANDYにそっくりなその野良猫は、彼女のことが好きなようだ。なんどかCANDYの部屋(エクササイズルーム)に入ってきた。色柄がほぼ同じなので、ぱっと見、どっちがどっちか区別がつかない。区別がつかないのは人間だけではないらしく、JACKやNORAも見間違えたりしているのでおもしろい。

    いや、おもしろがっている場合ではない。彼が夜中にやってきて、普段は外で寝るJACKが騒ぎ出したりするものだから、人間は起き上がって対応せねばならない。そういうことが続いて、またしても睡眠不足。困ったものだ。

    彼は超人的、いや超猫的なジャンプ力を備えており、自力で屋根にジャンプして脱出することができる。やはり、野良猫はタフである。名前をつけたいが、名付けたら愛着がわきそうなので、我慢している。

    ところで、食のメモ。

    昨日のランチは、お好み焼き風。間違って、ネギを大量に買ってしまったので、ネギでお好み焼きを作る。以前、ネギピザというのを作ったが、それがおいしかったので応用だ。ネギの他に、マッシュルームも入れた。マッシュルームは包丁を使わず、手で握り潰していれると、いい感じでなじむ。

    ATTA(全粒小麦粉)を使うと、栄養価も高まってよい。ネギは香ばしく焼けると、おいしさが際立つ。肉など入れずとも、これで十分にいける。
    夕方、動画を撮影した後、久々にロールケーキを焼いた。いつも、ゲストが来訪した時に焼くサイズ、12人分。半分はお隣におすそ分けするつもりだったが、どうやら二人して、食べつくしてしまうことになりそうだ。

    夕飯は、Freshtohome.comで買っておいたエビ。エビを最も簡単にシンプルに食べる方法は、オーブントースターのトレイの上にベーキングシートを載せ(なくてもよい)、エビを並べて岩塩をふりかけて焼くだけ。もうそれだけで、美味である。

    しかし昨日は、フライパンで焼いた。バターをたっぷり、にんにくと自家製胡椒と岩塩のみで味付け。簡単で、おいしくできる。

    動画撮影に際しては、「簡単で健康的な料理を知りたい」とのリクエストもあったが、ずっとキッチンでの撮影が続いているので、数回は気分を変えようと思う。最初は編集せずに……などと思っていたが、やりはじめると、そうはいかないことがわかった。

    編集の仕方など、現在、試行錯誤中。このプロセスも、なかなかに楽しい。

    夫は、庭の水やり担当だが、庭に愛着がわき始めたとみえ、草むしりなども始めている。衝撃的だ。そろそろ芝刈りをせねば、不揃いに伸びてきた。夕方、少し庭仕事をしようと思う。

    93714046_10219766739096103_8691172056407998464_n

    93714046_10219766739096103_8691172056407998464_n

    93714046_10219766739096103_8691172056407998464_n

  • 93979284_10219756017908080_3054638624189448192_n

    93979284_10219756017908080_3054638624189448192_n

    93979284_10219756017908080_3054638624189448192_n

    93979284_10219756017908080_3054638624189448192_n

    93979284_10219756017908080_3054638624189448192_n

    93979284_10219756017908080_3054638624189448192_n
    ロックダウン26日目。軟禁生活30日目。全世界を眺めるに、新型コロナウイルスの威力が、早々に収まりそうな気配は感じられない。いろいろと考えて、熟睡できない日も多い。それでも、家事もエクササイズのひとつ、身体を動かし、よく食べ、体調もよく、概ね平穏な日常だ。数日に一度は夫とのバトル(大小)が展開されるが、それは今に始まったことではない。

    そもそも27歳のときからフリーランスとして独立しているわたしは、家に籠っての仕事が通常モードにつき、「外に出かけられない」「夫が四六時中いる」ということを除いては違和感はない。毎日が週末のようなムードの中、「平日と休日」の差は、自分の中で設けている。

    違いは「昼間からアルコールを摂取するか否か」くらいなのだが。平日は午後6時以降。休日はランチタイムでもOKという、自分なりのルールである。

    ロックダウン以来、アルコール店は販売を停止している。アルコール飲料は生活必需品ではないのだ。赤ワインやハードリカーは、ストックがたくさんあるのだが、盛夏に飲みたい白ワインは皆無。スパークリングワインは大切に保管していたものが2本、ビールは残すところ1本。もう、この1本をどうしろというのだ、という感じの1本。

    日曜日、ついには1本のスパークリングワインを開けた。まるで儀式でも行うが如く、丁寧に、恭しく開栓。一滴たりともこぼさぬよう、丁寧に注ぐ。飲みなれたナシック産(インドのマハラシュトラ州)のシャンドンが、殊の外、格別に、おいしく感じられる。

    ところで、インドのロックダウンをして、多くの日本の人たちからは、気の毒がられる。確かに、気の毒な境遇の人たちも大勢いるのだが、しかし同時に、この1カ月の経験が、その後の人生の指針を大きく変える意義深いものになっている人も多くいるということは、間違いない。

    ネガティヴなことばかりではない。

    わたしのインド人の友人らの暮らしの変化もまた、それが顕著に見て取れる。

    息子は自分の料理が好きだが、今までは仕事が中心で作ってやることができなかった。今は二人で作っている。

    子供と一緒に歌やダンスを練習する。

    自分で部屋の片付けをして、不要なものの多さに驚く。

    山積みになっていた本を紐解いていく。

    昔好きだった絵画を始めてみる……。

    それは、わたしが今年のはじめに決めた、「緊急じゃないけれど大切なこと」を重視する、「大きな石」を優先して瓶に詰めていくライフが、図らずも具現化しているような気がする。

    わたしはといえば、「書く」表現から「話す」表現で、インターネットの海を泳いでみようとの契機となった。これまで幾度となくやろうと思いつつできていなかったことに踏み切れたのは、外出できない環境に陥ったためだ。

    無論これも、インターネットという文明の利器が、維持され続けてこそのものではあるが。

    今まで、Youtubeを通して、動画を見ることはあっても、「ユーチューバー」と呼ばれる人々の動画を見続ける習慣はなかったことから、いったい誰の何を参考にすべきかよくわからない。

    ともあれ、伝えたいことのネタは尽きない。ただ、ブログにせよ、SNSにせよ、わたしが発信している内容に関心を持ってくれる人は、極めて少数派だとは理解している。自分の生き方が多分マイノリティだから、共感度が低いのは当然といえば当然だ。

    「暖簾に腕押し」な状況には慣れているが、願わくば、同じような波長を持った、なるたけ多くの人に、インドをはじめ、わたしが見てきた世界のこと、旅のことなどを伝えたいと思う。同時にそれは、同じような感性を持った人と出会う契機でもあるような気がしている。

    ・インドのライフスタイル情報
    ・日々の食生活と健康管理
    ・インドの概要(歴史、文化、政治、その他)
    ・忘れ得ぬ旅先と、そのエピソード(ありすぎる)
    ・文学、音楽、アート、エンターテインメント
    ・異文化コミュニケーション(若者向け)
    ・ミューズ・クリエイション情報(慈善活動)
    ・インドの慈善団体のファンドレイジング(資金調達)協力
    ・マルハン家のクアトロ・ガッツ(4匹の猫)←強力な助っ人
    ……と、ざっと思いついた項目を挙げていくだけで、それぞれ15分……1000本分くらいのネタはある気がする。高校球児か! 

    と、自分に突っ込みつつ、大きく出て続かないのは情けないので、とりあえずは100本を目指そうと思う。そうしているうちにも、マイノリティの母数が少しずつでも増えてくれれば、やりがいも出てくるというものだ。

    地道にやってみよう。

    それにしても、空の青さよ!

    93862272_10219756021108160_6981298683417460736_n

    93862272_10219756021108160_6981298683417460736_n

    93862272_10219756021108160_6981298683417460736_n

    93862272_10219756021108160_6981298683417460736_n

  • 94030455_10219733320540660_2856733729554956288_n
    ロックダウン24日目。軟禁生活28日目。一昨日、動画を撮影するために、久しぶりに「きちんとした」服を着た。そして久しぶりに、ヘアドライアーをかけた。髪が伸びた。最後に切ったのは昨年10月の一時帰国のときだ。伸び放題だ。わたしはまだいいとして、夫の髪も伸びている。わたしが散髪するべきか。

    バッグ。アクセサリー。靴……。出番のない彼らの存在感。一方で、「日々の家庭での暮らし」を心地よくしてくれるもの、特に飲食にまつわるものに対しては、愛着を持てるものを揃えておく方がいいのだということを、肌身に感じる日々。

    一昨年の一時帰国時、銀座のGINZA SIXにある玉川堂(ぎょくせんどう)で、急須を買い求めた。あまりの美しさに、奮発して、衝動買いをした。
    創業以来200年余りの新潟の老舗。無形文化財の銅器を打ち続けている。眺めても、触れても愛らしく、煎れるお茶はおいしく感じられ、磨けば時を経て色合いを変える。

    日常の中で息づく芸術品。愛用している柴田慶信商店の曲げわっぱにしても然り。使い勝手のいい鍋などの調理器具など、日々使うものは、いいものを、若いうちに思い切って買って、ずっと使い続けるのがいいと思う。わたしが若いときには、自分の収入は、ほとんど外へ向かうためのもの、すなわち「旅」に費やしてきてきたけれど、この歳になってしみじみと、「日頃から心地いいものを使う」ことの大切さを実感する。

    わたしの場合、伝統的な工芸や文化を重んじる姿勢は、インド生活を通して教わった。物を大切に、慈しみながら生活することは、すなわちサステナブル(地球環境に負担をかけることなく、健康的な自然を維持し続けることが可能)な在り方だということを思う。

    サステナブル、という言葉の意味するところを、きちんと理解し、日々の暮らしに反映させながら、地球の上に住まわさせてもらわねば……我々、人間。