ANNAPURNA ~マルハン家の食卓~

食生活の記録@インド/アンナプルナとは、サンスクリット語で「たくさんの食べ物を供する豊穣の女神」を意味します。

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    古くから、「パブ・シティ」として知られるバンガロール。数年前からマイクロブリュワリーが急増し、益々アルコール指数が上がっている。

    英国統治時代。ビールが好きなインド在住の駐留英国軍は、本国から届けられるビールを待っていた。IPA (Indian Pale Ale)は、インド輸出用に製造されたもので、海上輸送中に傷まぬよう、防腐剤の役割を持つホップを大量に投入したことから、香りと苦みが強いという。個人的に、このIPAがもっとも好きなビールのひとつだ。

    やがて英国人たちは、本国からのビールを待ちきれなくなり、1857年、バンガロールに醸造所を創業した。キングフィッシャー・ビールでおなじみのユナイテット・ブリュワリーの前身だ。印パが分離独立した1947年、同社に勤務していたヴィッタル・マリヤは、22歳という若さでディレクターとなり、やがて同社を経営するに至った。

    かつてビール工場があったユナイテット・ブリュワリーの拠点は、2008年に「UBシティ」と呼ばれる商業コンプレックスに生まれ変わっており、ビジネス・ビルディングや、高級ショッピングモールなどを擁している……と、綴り始めれば尽きぬので、このへんにしておく。

    さて数カ月前、バンガロールのMGロード沿いにオープンしたリカーショップ、TONIQUE。1号店はハイデラバードにオープンしていたが、規模に関しては、バンガロール店が「アジア最大の店舗スペースを擁するリカーショップ」とのこと。

    オープン直後に下見に行こうと思っていたが、わたしは8月31日に帯状疱疹を発症して以降「アルコール欲」が激減していたことから、店内に入る好奇心を完全に喪失していた。日本旅を経て、アルコール欲が復活した先日、店内に入ってみた。

    広い。「無駄に」といってしまいたいほど広い。空間が多い、即ち品数はさほどでもないとの印象を受けるが、それでもこれまでのインドのリカーショップのスケールを思えば、隔世の感ありだ。店のスタッフに話を聞きながら、この10数年の「インド・アルコール史」が、走馬灯のように脳裏を駆け巡る。

    最近お気に入りだったBIRAのIPAが、いつも売り切れている。ここにもない。他にお勧めのクラフトビアはないかと尋ねたところ、スタッフのお兄さんが強く勧めてくれたのが、この “EIGHT FINGER EDDIE” というゴア発のIPA。試しにと4本購入。

    その他、ワインやスパークリングワインなども少しずつ。日本のアルコール類も少ないながらも陳列されている。

    さて、 “EIGHT FINGER EDDIE”を昨日飲んでみたところ……。パンチの効いた苦味走りっぷりで、旨い! かなり好みの香りだ。アルコール度数は6%とやや高め。このところお酒に弱くなっているのか、1本飲んだだけで、やや酩酊気味となってしまった。

    夫も気に入った様子で、2本目を開けている。また今度、買いに行こう。EIGHT FINGER EDDIE(8本指のエディ)という名前が気になって調べてみた。

    Yertward Mazamanian。アルメニア系米国人で、1960年代後半、ゴアのアンジュナビーチに移住。ゴアをヒッピーの聖地にする端緒を築いた人物らしい。彼は生まれた時から、右手の指が3本しかなかったことから、「8本指のエディ」と呼ばれていたとのこと。ビール1本にもインドの歴史が透けて見えて、おもしろい。長閑な週末に、乾杯!

    追記:帰路の車中、ドライヴァーのアンソニー曰く「エントランスに今、塀を作っている最中だそうですよ。向かいにマハトマ・ガンディの像があるので、アルコールショップが強くアピールされるのはよくないと、行政から指示があったそうです。夜間の照明も最低限にと言われたそうです」とのこと。伝統とモダン、保守と革新が混沌と混在するバンガロール。「なら、最初から言えよ!」というようなことが、次々に襲いかかってくるのがデフォルト。たいへんそうだな。ちなみにアンソニーは、ローカル言語によるローカル情報を入手してくれる、貴重な情報源でもある。

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    ♪俺に会いたけりゃ、ビリヤニを炊いとくれ! いつでもどこでも、すぐに駆けつけるぜ〜!

    ……というような、「ビリヤニ讃歌」が存在してもいいのではないか。というくらい、インドの人々、特に男子は、ビリヤニ好きが多い。ビリヤニに相当する日本の料理を考えてみるが、思いつかない。

    ビリヤニとは、ムスリム(イスラム教徒)起源のインド料理。簡単に言えば、スパイスをふんだんに使った炊き込みごはん、である。ヴェジタリアン、ノンヴェジタリアンの両方の嗜好に合わせたビリヤニが存在するが、最も華のある定番はマトン・ビリヤニであろう。

    ムスリムが多い南インドのハイデラバードは、ビリヤニでも有名な都市。バンガロールにもその都市名を冠した「ハイデラバード・ビリヤニ」の店がある。

    ムスリムの家庭では、基本的に「祝祭日」や「ハレの日」に作られるビリヤニ。各家庭のレシピに基づいて、大きな釜で炊き上げられるそれは、愛情も一緒に炊き込まれているようで、外食とは異なるおいしさだ。

    我が家の隣家は、ムスリム一家。ビリヤニが炊かれるに違いないムスリムの一大祝祭日になると、夫は朝から「今日、お隣さんはビリヤニをお裾分けしてくれるかな?」などと期待して、落ち着かない。

    ビリヤニにまつわるエピソードは尽きない……といった話を昨日、『インドの食生活と健康管理』のセミナーでした矢先! 今日は思いがけず、美味なるマトン・ビリヤニを食することとなった。

    月に一度、ホテルの会議室を借りて行われるYPOのフォーラム・ミーティング。我がフォーラムは8人のメンバーで、うち5人がヒンドゥー教徒、1人がムスリム、1人がチベット仏教、そして多分仏教徒のわたし。ヴェジタリアン、ノンヴァジタリアン混在の、多様性に溢れた面々だ。

    今日は、ムスリムの友人が、ミーティングの合間のランチにと、ビリヤニを差し入れてくれるという。普段はレストランの料理を注文するところだが、彼女の使用人が届けてくれた料理にびっくり。ヴェジタリアン、ノンヴェジタリアン二つの大きな鍋。新聞紙と布に包まれて保温性も抜群。蓋を開けたら湯気が立ち込める新鮮さ!
    鍋底には、骨付きマトンにホクホクのジャガイモと、具もたっぷり! それらを掘り起こして皿に盛る。もりもり盛る。

    付け合わせのダール(豆の煮込み)やライタ(ヨーグルトにキュウリなどのスライスが入ったもの)もたっぷりで、友人ら、興奮の渦。我がインド友らは、なにしろよく食べる。おいしい、おいしいと言いながら、ひたすら食べる。みなそれぞれにおかわりをして、さらにはお持ち帰りセットも託されて、夕飯の準備も不要である。

    帰宅後は、ビリヤニセットを温め直してテーブルに。夫、案の定、大喜び! デザートには昨日の残りのロールケーキ。満腹に幸福な夜の食卓であった。Thank you, Anjum!!

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    *ビリヤニを食べたくなったバンガロールの方へ。ローカル食堂から高級ホテルまで、さまざまな場所で食べることができるが、個人的にお勧めなのは、ITC系列のホテル(ウィンザーやガーデニア)、あるいは、JWマリオットなどのメインダイニング(カフェテラス)などのブッフェ。常に3、4種類のビリヤニが用意されている。ITCウィンザーのRaj Pavilionはかつて、水曜か木曜にビリヤニ・ナイトをやっていた。興味のある方は、直接、お問い合わせを。

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    10月2日。本日、マハトマ・ガンディの誕生日。1869年の今日、彼は生まれた。生きていれば(!)150歳。

    そんな国民の祝日である今日は、ミューズ・リンクスのインドライフスタイルセミナーWスペシャルを実施した。

    今回は『インドの食生活と健康管理』&『インドのテキスタイルとサリー』の2本立て。

    午後1時から6時過ぎまでと長時間ながらも、「必修編」の濃厚さに比べれば、身近に実践的な話題が満載で、両セミナーとも気軽に楽しめる内容だ。

    キッチンで、インドの食材や調味料などを説明。その最中、「我が家では、このオーガニックの乾燥トウモロコシでポップコーンを作ってますよ」というと、参加者は誰も作ったことがないという。わたしは普段からおつまみに作っているのだが、あまり一般的ではないのだろうか。

    それならばと、実演。フライパンに多めのオリーヴ油を入れ、トウモロコシを入れて、蓋をして中火で加熱。ときどき鍋を揺すりつつ、爆ぜるのを待つ。そこにヒマラヤ岩塩をふりかけるだけ。ほんの数分で、出来立てのおいしいポップコーンのできあがり。みな、「おいしい」「おいしい」と口々に、手が伸びる。山ほどのポップコーンは、気がつけばほぼ、完食されていた。

    おやつは毎度おなじみロールケーキにて。香り豊かなクールグ産のコーヒーとよく合う。幸せ。

    休憩を挟んで、後半はテキスタイルの説明。ガンディの誕生日ゆえ、彼のバックグラウンドをも語る。インド独立運動に際し、ガンディが掲げた「スワデシ・スワラジ」(国産品愛用/自主独立)は、インドの手工芸品、特にテキスタイルと深い関わりがある。

    アヒンサー(非暴力)、サティヤ・グラハといったスローガンについても言及しつつ、「衣食住全般」に亘っての、温故知新をも語る。

    そして最後にサリーの試着会で終了。マハトマ・ガンディの生き様にも触れられ、彼の残した名言にも接することができ、なかなかに味わい深いセミナーだったのではないか、と、我ながら思う。みなさん、お疲れさまでした。

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    今日は2年ぶりに、バンガロール在住日本人女性からなるグループ「さくら会」のランチに参加した。

    会場は、先ごろオープンしたばかりのFour Seasons Hotel。ロビーホールから、階下のカフェテリア(ダイニング)にかけては、白い大理石の優雅さを引き立てるように、重なり合う白い花々のアレンジメントも麗しく、心地のよい空間だ。

    我々夫婦がバンガロールに移住した2005年11月当初、高級ホテルといえば、タージ・ウエストエンド、オベロイ、ITCウィンザー・マナー、リーラ・パレスといったところだった。ところがこの十年余りの間にも、外資系ホテルが次々に誕生。

    シェラトン、ヒルトン、リッツ・カールトン、シャングリ・ラ、JWマリオット、コンラッド……と、まだまだ数え切れないほどのホテルがオープンしている。

    それと並行するように、外食事情もめまぐるしく移り変わり、食の選択肢も劇的に増えている。

    今から11年前。2008年は、ひとつの大きな節目の年だった。この街にとっても、多分インドにとっても。UBシティのオープン。バンガロールの新国際空港開業。そして、9月のリーマンショックと、11月のムンバイ同時多発テロ。大きな出来事が渦巻くように起こったあの年。それはiPhoneすなわちスマートフォンが普及し始めた時期とも重なる。

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    プライヴェートはさておき、市場調査やレポートの仕事となれば、トレンドはある程度、おさえておかねばならない。ぼんやりしていると、あっという間に趨勢は変化する。

    自分に向けて「速度を落とせ」と言い聞かせてはみるが、この変化著しい国、都市に暮らしている以上、気づかないふりでいるのは困難だと、しみじみ思う。なにしろ、さまざまが、おもしろいから、看過できない。せめて好奇心の矛先を、限定せねば。

    新鮮な葉野菜がたっぷりのサラダを食べながら。生ハムが載ったおいしい窯焼きピザを食べながら。ほどよくグリルされた牛肉を食べながら。そして、残すのが惜しいと思えるほど、美味なデザートを味わいながら……。

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    健康的な食生活に関する情報が溢れる現代の暮らし。いったい、何が身体にいいのか悪いのか、わからなくなることもある。

    しかし、考えてみれば、人間は動物。人間を取り巻く「モノ」は進化し続けていても、人間の身体は、昔から、そうそう変わったわけではない。即ち食生活は「先端」である必要はない。

    その土地その土地の風土に育まれ、そのときどきの気候や、個々人の体質に合った食べ物を、なるたけ自然に近い状態で、摂取するのがいいように思う。

    今日は、夫婦揃ってYPOのイヴェントに参加すべく、バンガロールに昨年オープンしたフィトネスクラブへ。オーストリアを拠点とするホリスティック療法機関、VIVAMAYRのドクターによる講義のあと、理念に基づいたランチが提供されるプログラムだ。

    ホリスティック療法とは、西洋医学の利点を生かしつつ、各国の伝統医学を取り入れたもの。病気をピンポイントで治療するというよりは、ライフスタイル全体を見つめ、個々人の自然治癒力を高めながら治療を行う。

    インド5000年の伝統医学であるところのアーユルヴェーダもまた、ホリスティック療法に重なる点が少なくない。

    ドクターの話には、深く頷くところもあれば、そこまでストイックにはなれないと思う点もあり、自分自身で取り入れるべきを吟味せねばと感じた。

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    基本的なポイントは、昔から、遍く一般に言われている「よく噛んで食べる」こと。よく噛んで栄養を取り入れ、脳に味覚のシグナルを送る。

    その見地からいえば、わたしが毎朝作っているコールドプレスのニンジンやザクロ、レモン、スイートライムなどのヘルシージュースは、勧められないようだ。

    野菜や果物はジュースにするのではなく、しっかり噛んで摂取した方がいいとのこと。わからないでもないが、ここ数年、ジュースは身体にとってよい気がしている身としては、やめてしまうには忍びなく、回数を減らして、ときどきはニンジンをぽりぽりと囓ろうと思う。

    その他、水をたっぷり摂取した方がいいとか、1日の食事はなるたけ少量を4、5回にわけて食べた方がいいとか、アルコールは毒でしかないとか、知っているけれど、実践が難しいアドヴァイスをいくつか受ける。

    我が家では、普段から加工食品をほとんど食べないし、昨今では外食も少ないし、極めてシンプルに素朴な料理を食べるようにしているが、まだまだ改善の余地はありそうだ。

    遺伝的にコレステロール値が高く、若いころから毎日、薬を服用している我が夫にとっては、本来はヴェジタリアンな食生活が向いているとも実感している。これは、なかなか踏み切れない。

    ちなみに、先日、帯状疱疹を発症して以来、わたしはアルコールを欲しなくなった。あれほど毎晩、ビールだのワインだのを飲んでいたのに、この20日間で飲んだのは、先週末の白ワイン1杯だけ。

    かといって、断酒するつもりはなく、ただ頻度はこのまま減らしたほうがいいような気がしている。億劫にならない程度に、楽しめる範囲内で、「身体にいいこと」を取り入れていこうと思う。

    ともあれ、「よく噛む」ことは、すぐにもできる。すぐに忘れるのだけれど。「ながら食事」をするのではなく、食べ物の味覚に集中して、しっかりと咀嚼して、おいしく楽しく、料理を食べよう。

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    帯状疱疹が発症してから2週間。自分なりに安静の日々を心がけ、なるたけ滋養のつくものを料理してきた。しかし、今思う。滋養がつくというよりは、「高カロリー食」すぎではなかったかと。体調を崩して(あまり崩れた気はしないが)、むしろ体重が増えてしまう哀しみ。

    丸鶏のチキンスープだの、なんちゃって肉骨茶(パクテー)だの、マトンのグリルだの、地鶏のレヴァー煮付けだの、イワシのフライだの、マトンビリヤニなど、がっつり系の料理をもりもりと準備しては、もりもり食べる日々。

    ちなみに肉骨茶は、スロークッカーに、八角やカルダモン、クローヴなど「身体を温めるスパイス」、即ち「ガラム・マサラ」を適当に入れ、さらには身体を温める生姜やにんにくを入れ、ポーク・スペアリヴを入れて、数時間、じわじわと煮込む。

    なんでも帯状疱疹は身体を温めた方がいいとのことだったので、あえての「ガラム (Hot)」である。

    味付けは塩、胡椒、醤油、バルサミコ酢などで適当に。豚肉は、骨からするりと外れるほど柔らかく煮込まれ、スープには豚肉と骨の滋味がしっかりとしみだしている。極細麺のエンジェルヘア・パスタを茹でて、ラーメン風にして食べる。おいしすぎる。

    一昨日の九州沖縄県人会でも、出される料理を次々に食していたら「よく食べるな〜」と、周辺の人々に突っ込まれた。無論、わたしの周囲には、「おじさまがた」が多かったからで、若者らはもっと食していたに違いない。

    さて、この週末は、発疹は治まり、痛みもほとんど感じられなくなったことから、今日は夫のリクエストで、またしても日本料理のサンデーブランチ@Yataii。

    半月ぶりのアルコール解禁である。久しぶりのアルコールは、かなり回りが早く、グラスの半分程度を飲んだところで、眠たくなってしまった。

    インドには、「フレッシュライム・ソーダ」という、便利な飲み物が遍く普及している。絞ったレモン汁(インドのレモンは、ピンポン球くらいのライムのような果実)を炭酸水で割ったものだが、これには砂糖、もしくは塩の選択肢がある。

    わたしは砂糖(シロップ)を別に持ってきてもらい、ほんの少し甘みをつけて飲む。自宅で作る時にはハチミツを入れる。2杯目くらいからはレモンとソーダだけで飲んだりもする。ビールを飲まずとも、なにかしら飲んでいる気になれるのがよい。

    これを機に、これからは平日のアルコール摂取を控え、酒量を軽減させようと思う。

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    8月31日。誕生日の朝に発症した帯状疱疹。ミューズ・チャリティバザールを前にして、厄介なことになったと最初は思ったが、先週の月曜日に皮膚科医へ行き、1週間の薬を処方され、安静を言い渡されたとき、これはいい機会かもしれない、とも思った。

    今朝、最後の一錠を飲み終えてのち、皮膚科医へ。経過報告をし、回復に向かっている患部を見せる。

    「君は非常にラッキーだったね。一般的には、かなり痛むんだよ。で、踊ったの?」

    「はい、ちょっとだけ(自分比)。金曜日はあまり安静にできませんでしたが、でも、土日はゆっくり過ごしました」

    「回復傾向だからといって、無理はしないように。徐々に普通の生活に戻ってくださいね」

    「かしこまりましたっ!」

    ドクターの言葉を、しっかりと受け止める。

    2012年以来、自分自身のビジネス(本業)の傍ら、ヴォランティアで続けてきたミューズ・クリエイションの活動。数カ月前に7周年を迎えた時には「在り方を変える」と決め、方向性を見直そうと思っていた。しかし、結局のところ、自分が抱える仕事量は変わらず、見直すほうがむしろ面倒なことに思えて、先延ばしにしていた。

    できるからといって、やればいいというわけではない。

    抜本的な改革の時機。

    優先順位を再考するための、今回の帯状疱疹は、神様が与えてくれた誕生日ギフトだったと思う。その意味をしっかりと考えてみよう。

    この一週間。動けるのに安静にせねばならないことの困難を実感した。わたしは「じっと執筆する」ことも本業のひとつで、比較的だらだらするのも好きだと思っていたが、「じっとせねばならない」ことがこんなにも苦手だったとは、思わなかった。

    安静って……読書はいいの? 映画は? パソコンは? ピアノは? 庭をゆっくり歩くのは……? だんだん「安静」の意味がわからなくなってきて「安静って、なんだろう」と調べてみたりする始末。

    思い返せば、50歳を目前にデング熱に罹患した時には、そのときもやはり軽症で、投薬は不要。しかし家にいては「マキシマム男」な夫がいることから安静にできないと考え、入院した。入院したものの、熱はないし、少し身体がだるいくらい。じっとしているのが辛く、毎日廊下を何往復も歩いた。

    ドクターから「僕は、元気そうな君を入院させ続けることに罪悪感を覚えるが、しかし血小板の数値が上がるまでは退院させるわけにはいかないんだよ」とさえ言われたものだ。

    バザールの日以外は、ずっと自宅にいたが、準備のための2日間は「いかに歩かずに安静にしているか」がテーマだった。わたしは自宅にいてさえ、普段10,000歩前後を歩いている。STUDIO MUSEをオープンする金曜日は、必ず10,000歩を超える。それを人に言うと驚かれるが、階段の昇降、庭へ出る、その他諸々で大した運動量となるのだ。

    Fitbitを身につけて、歩数をカウントしていた時期もあったが、必要性を感じなかったので、すぐに使用をやめた。むしろ、この1週間は、「歩きすぎを制御するため」に、Fitbitをつけるべきかとも思った。

    ところで、認めたくはないのだが。「アルコールは百害あって一利なし」は本当かもしれん😿 というか、本当だ。

    54歳になって、アルコールを一滴も口にしていないのだが、なんといいますか。よく寝れるし、帯状疱疹なんだけど、でも、調子がいいという矛盾。

    わたしは年に一度、アーユルヴェーダグラムに籠る1週間と、体調が悪いときなどを除いては、ほぼ毎日のように、ビールだワインだのを飲んでいる。1、2杯。いや、3、4杯。多い時にはもっと。アルコールは睡眠の質を明らかに落としているということを、この1週間で痛感した。今後は意識的にアルコール量を減らそうと決めた。これも神様からのギフトか。

    諸々のメッセージを、しっかりと受け止めて、自らのLIFEに反映させよう。

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    🍴皮膚科医からの帰路、眺めがいい場所でランチをしようと、シャングリ・ラへ赴く。普段は夫とYataiiで日本食ばかりなので、同じ高層階にあるCapreseでイタリアンでもと思ったのだが、なんと月曜日はランチをやっていないとのこと。Yataiiは日曜のみランチオープン。

    がっかりしていたところ、「インド料理店のSsaffronならオープンしてます」とのこと。インド料理の気分ではなかったが、一人で楽しめるターリー(定食)があるということで、試すことに。辛味が強い外食のインド料理が苦手な我が夫。彼とはインド料理を外食することは滅多にないので、いい機会だ。

    広々とした窓からバンガロールの市街を眺望できるダイニング。ターリーは油脂と辛味が抑えられた、北インド料理の外食にしては、かなり上品な味付け。想像以上においしい。こんなラグジュリアスな環境でターリーが1000ルピー(ヴェジ・ノンヴェジ両方とも)とは、ずいぶんリーズナブル。ここはランチミーティングなどにも好適だ。ただしランチ営業は変則的なので、確認を。

    さて、今週はまだしばらく、スローに、ノンアルコールで、自分に優しく過ごそうと思う。

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    本日、カニンガム・ロードにオープンしたばかりのオーガニックショップ、ORGANIC WORLDに立ち寄った。バンガロール市内に数カ所、同時オープンしたこの店については、また後日紹介したい。

    ORGANIC WORLDで買い求めたオーガニック野菜で、今夜はヘルシーなヴェジタリアン料理。昨夜遅く、会合先で食べたインド料理が重かったと夫が言っていたこともあり。

    久しぶりにメティ(フェヌグリーク)の葉を購入。葉っぱの部分だけを摘んで洗浄。多めの油にジーラ(キュミン/クミン)シードを散らし、香り立つまで軽く炒める。

    メティは胃腸の働きをよくし、コレステロール低下や脂肪の蓄積を抑制するなどの効果があるとされる。ジーラは香ばしい匂いを放ちつつ、消化促進や解毒作用、利尿効果がある。

    我が家では、マニプール産の石鍋(ウェザーストーン)を使い、ジャガイモとともに調理する。水を加えず、大量のメティをジャガイモの上に載せ、蒸し焼く感じにする。これで調理すると、料理がよりヘルシーに仕上がるのだ。メティは驚くほど、シュ〜ンと萎れるので、たっぷり投入してノープロブレム。

    カリフラワーは、マスタードオイルで炒めた後、ターメリック(うこん)と塩を軽くふりかける。ターメリックは、抗菌作用や消化不良、皮膚疾患に、糖尿病、関節炎、貧血その他、なんだかんだに効果があるとされている。

    体調が思わしくないときには、温かいミルクにターメリックとハチミツを加えたものを飲むと、滋養がついて、元気が出る。インドではHaldi Doodh(ターメリック・ミルク)と呼ばれる昔ながらの飲み物で、これにシナモンや生姜、カルダモンなどを加えると身体が温まってよい。

    ちなみに我が家では毎朝、ターメリックとモリンガを湯に溶いて、ハチミツを加えて飲んでいる。

    完熟トマトは適当に切って加熱し、コンソメがわりに茅乃舎の野菜だしを加えて煮込むだけ。最後にブレンダーでスープに。スープというよりはトマトソースだが、濃厚でおいしい。

    ジャガイモとメティはホクホクと炊き上がり、メティのほのかな苦味と、ジャガイモのほの甘くコクのある味わいがいいバランス。カリフラワーは、特別においしい! と強調するほどの味ではないが、身体にいい味がする。

    薬膳風インド料理。もっと頻繁に、食卓にあげたいものだ。
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    昨日の午後は、スペシャルWセミナー。

    親子2組、ご夫婦1組、ミューズ・クリエイションメンバー女子2名、そしてインド移住直後の男性1名。

    インド生活が長い人にも、短い人にも、束の間の人にも。

    伝えたい。

    地球儀の中の日本。インド。取り巻く世界の国々。

    歴史の、世界史の重要性。

    わたしが日本で、海外生活で体験してきた、さまざまな出来事。

    そこから得た教訓。

    かつては「若者向け」としていた坂田の半生(はんせい)ライフラインも、このごろは広い世代に好評につき、垣根を払った。

    一時は、小人数にしか伝えられない地道さに、セミナーの在り方を迷ったこともあったけれど。

    歳月を重ねるごとに知見は増えて、年々パワーアップしていると自覚する。

    何時間も、立ちっぱなしで立て板に水。その疲労感さえ心地いい。

    語って飲んで食べて語って夜更け。

    皆を見送り歩く小道、高原夜風の心地よさ。

    「おやすみなさい!」と振った手を、下ろす瞬間の、達成感。

    今朝、参加された方からメールが届いた。

    「ライブハウスでプロのロックバンドのライブに参加した様な、めくるめく、五感で滲みる一日でした」

    うれしい。

    無論、いただく感想は、どれもうれしく、糧になる。伝えてもらえるのはありがたい。

    種を蒔こう。遠く近くに種を蒔こう。

    たとえ、わたしの目には見えなくても。

    種は発芽し、花を咲かせ、実を結ぶかもしれないのだから。

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    しばしば書いているが、我が夫は日本料理が好きだ。1996年、ニューヨークで彼と出会った当初から、日本料理が好きだった。

    彼が初めて日本食を口にしたのは、わたしと出会う数年前の大学時代。ボストンにある日本料理店で「天ぷら」を食べたのが初体験だという。

    彼が新卒で勤務していたミッドタウンにあるオフィスの向かいには、今はなき「築地 寿司清」という寿司屋があった。仕事の終わり、そこでしばしば、寿司を食べていたらしい。なんという贅沢者。

    わたしの新卒時代といえば、東京で、極貧で、寿司はおろか、ろくなものを食べていなかった。当時のボーイフレンド(1つ年下の大学生)と、月に一度、「肉のハナマサ焼き肉食べ放題」へ行き、1カ月分の肉を食べまくるのが習慣だったというのに。

    二人で居酒屋などへ行くときも、食事代を浮かすために、まずは近所でラーメンを1杯食べて「腹ごしらえ」をしてから、出かけたものだ。どれだけ旺盛な食欲か、という話だ。

    バックグラウンドが異なる我々夫婦の最大の共通点は食の嗜好。「国際結婚」における、さまざまな齟齬や軋轢を乗り越えて、食欲が共通していることで救われた事態は多々ある。彼がもしヴェジタリアンだったら、我々は多分、結婚に至っていなかった(断言)。そこを乗り越えられるだけの愛も、なかった気がする(残念)。

    さて、西京味噌である。幾度となく記しているが、海外留学や海外在住経験のあるインド人にとって、日本料理は欧米や香港、シンガポール、あるいはオーストラリアあたりで食したものがスタンダードとなる。日本へ赴いた経験のある人は圧倒的に少ないから、日本での日本料理に親しみがない人が多い。

    寿司、刺身(サーモンが主流)、天ぷらなどの定番もさることながら、ニューヨークの日本料理店でよく見られるところの、「えだまめ」「揚げ出し豆腐」「銀ダラの西京焼き」「ハマチカマ」「豚の角煮」「茶碗蒸し」「ナスのシギ焼き」「ナス田楽」「ウナギの蒲焼」「焼き鳥」などは、夫がどれも食べたがる料理。

    特に、「西京焼き」系は、日本人が思う以上に、米国でも人気メニューのはずだ。我が夫も例に漏れず、先日Yataiiを訪れた時にも、「タラの西京焼き」には即座に反応をして、注文した次第である。

    前置きが長くなったが、昨夜は簡単に、豚バラ肉とキャベツで炒めようと思っていた。ところが行きつけのポークショップの豚バラ肉(コリアンスライスポーク)が品切れだったので、スペアリブを購入。

    仕事が立て込んでいるので、料理の時間を節約したく、閃いたのが西京味噌グリル。ホイル焼きにしたいところだが、ホイルが肉に直接あたるのに抵抗があり、間にクッキングペーパーを敷く。

    先日、紙工場を訪れて以来、一般のクッキングシートにも有害物質が含まれるものがあると知り、使用に抵抗を覚えているのだが、自宅にあるのはニューヨークのホールフーズで買ってきた、環境にも人体にも害を与えないと明記されたもの。少々割高でも、毒性の低いもの(ないもの)を利用したいものである。

    スペアリブを並べ、西京味噌を塗り塗りし、軽く塩と醤油をかけて包み、「オーヴントースター」で30〜40分ほど焼く。低中温で長時間焼くほうが、多分、肉が柔らかくなる。タイマーは15分しかないので、2、3回、巻き戻す。ただそれだけの、簡単さ。

    我が家のオーヴントースター、年季が入っているが、大活躍である。魚の塩焼きなども全部これですむ。オーヴントースターはかなり高温になるので、庫内に匂いが残らないのも魅力。我が家は電子レンジを敢えて置いていないので、オーヴントースターの使用頻度が高いのだ。

    昨夜炊いたヘルシーなブラックライスの残りを、軽く茹でたグリーンピースと使いそびれていたマッシュルーム(乱暴に、手で握りつぶす)で炒める。マッシュルームは包丁で切るより、手でクラッシュしたほうがおいしい気がする。

    いっそ包丁とまな板を使わずに料理を完了しようと思ったが、ほどよく熟していたトマトがあったので、適当に切って、ホワイトビネガーとオリーヴオイルで和える。豚の脂肪を気持ち、洗い流してくれる感じ。

    蒸し焼き上がった豚スペアリブのおいしいこと! 夫も大喜び。久しぶりに「これまでの人生で食べた料理でもっともおいしい」発言が出る。前回のおいしかった料理をすぐに忘れるので、結構、頻繁に、「人生でいちばん」が更新される。幸せな性分である。

    生姜のすりおろしでも添えると、風味が増したかもしれん。

    というわけで、西京味噌、最強。と、心中でつぶやきながら、黙々と食す、夕食であった。お試しあれ。

    ちなみにカップに入っているのは茅乃舎の野菜だしを煮出して、ほんの少しバルサミコ酢と醤油を垂らしたもの。これも簡単においしい。