ANNAPURNA ~マルハン家の食卓~

食生活の記録@インド/アンナプルナとは、サンスクリット語で「たくさんの食べ物を供する豊穣の女神」を意味します。

✈︎ 過去ブログ/2005〜2025

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    しばしば書いているが、我が夫は日本料理が好きだ。1996年、ニューヨークで彼と出会った当初から、日本料理が好きだった。

    彼が初めて日本食を口にしたのは、わたしと出会う数年前の大学時代。ボストンにある日本料理店で「天ぷら」を食べたのが初体験だという。

    彼が新卒で勤務していたミッドタウンにあるオフィスの向かいには、今はなき「築地 寿司清」という寿司屋があった。仕事の終わり、そこでしばしば、寿司を食べていたらしい。なんという贅沢者。

    わたしの新卒時代といえば、東京で、極貧で、寿司はおろか、ろくなものを食べていなかった。当時のボーイフレンド(1つ年下の大学生)と、月に一度、「肉のハナマサ焼き肉食べ放題」へ行き、1カ月分の肉を食べまくるのが習慣だったというのに。

    二人で居酒屋などへ行くときも、食事代を浮かすために、まずは近所でラーメンを1杯食べて「腹ごしらえ」をしてから、出かけたものだ。どれだけ旺盛な食欲か、という話だ。

    バックグラウンドが異なる我々夫婦の最大の共通点は食の嗜好。「国際結婚」における、さまざまな齟齬や軋轢を乗り越えて、食欲が共通していることで救われた事態は多々ある。彼がもしヴェジタリアンだったら、我々は多分、結婚に至っていなかった(断言)。そこを乗り越えられるだけの愛も、なかった気がする(残念)。

    さて、西京味噌である。幾度となく記しているが、海外留学や海外在住経験のあるインド人にとって、日本料理は欧米や香港、シンガポール、あるいはオーストラリアあたりで食したものがスタンダードとなる。日本へ赴いた経験のある人は圧倒的に少ないから、日本での日本料理に親しみがない人が多い。

    寿司、刺身(サーモンが主流)、天ぷらなどの定番もさることながら、ニューヨークの日本料理店でよく見られるところの、「えだまめ」「揚げ出し豆腐」「銀ダラの西京焼き」「ハマチカマ」「豚の角煮」「茶碗蒸し」「ナスのシギ焼き」「ナス田楽」「ウナギの蒲焼」「焼き鳥」などは、夫がどれも食べたがる料理。

    特に、「西京焼き」系は、日本人が思う以上に、米国でも人気メニューのはずだ。我が夫も例に漏れず、先日Yataiiを訪れた時にも、「タラの西京焼き」には即座に反応をして、注文した次第である。

    前置きが長くなったが、昨夜は簡単に、豚バラ肉とキャベツで炒めようと思っていた。ところが行きつけのポークショップの豚バラ肉(コリアンスライスポーク)が品切れだったので、スペアリブを購入。

    仕事が立て込んでいるので、料理の時間を節約したく、閃いたのが西京味噌グリル。ホイル焼きにしたいところだが、ホイルが肉に直接あたるのに抵抗があり、間にクッキングペーパーを敷く。

    先日、紙工場を訪れて以来、一般のクッキングシートにも有害物質が含まれるものがあると知り、使用に抵抗を覚えているのだが、自宅にあるのはニューヨークのホールフーズで買ってきた、環境にも人体にも害を与えないと明記されたもの。少々割高でも、毒性の低いもの(ないもの)を利用したいものである。

    スペアリブを並べ、西京味噌を塗り塗りし、軽く塩と醤油をかけて包み、「オーヴントースター」で30〜40分ほど焼く。低中温で長時間焼くほうが、多分、肉が柔らかくなる。タイマーは15分しかないので、2、3回、巻き戻す。ただそれだけの、簡単さ。

    我が家のオーヴントースター、年季が入っているが、大活躍である。魚の塩焼きなども全部これですむ。オーヴントースターはかなり高温になるので、庫内に匂いが残らないのも魅力。我が家は電子レンジを敢えて置いていないので、オーヴントースターの使用頻度が高いのだ。

    昨夜炊いたヘルシーなブラックライスの残りを、軽く茹でたグリーンピースと使いそびれていたマッシュルーム(乱暴に、手で握りつぶす)で炒める。マッシュルームは包丁で切るより、手でクラッシュしたほうがおいしい気がする。

    いっそ包丁とまな板を使わずに料理を完了しようと思ったが、ほどよく熟していたトマトがあったので、適当に切って、ホワイトビネガーとオリーヴオイルで和える。豚の脂肪を気持ち、洗い流してくれる感じ。

    蒸し焼き上がった豚スペアリブのおいしいこと! 夫も大喜び。久しぶりに「これまでの人生で食べた料理でもっともおいしい」発言が出る。前回のおいしかった料理をすぐに忘れるので、結構、頻繁に、「人生でいちばん」が更新される。幸せな性分である。

    生姜のすりおろしでも添えると、風味が増したかもしれん。

    というわけで、西京味噌、最強。と、心中でつぶやきながら、黙々と食す、夕食であった。お試しあれ。

    ちなみにカップに入っているのは茅乃舎の野菜だしを煮出して、ほんの少しバルサミコ酢と醤油を垂らしたもの。これも簡単においしい。

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    このごろは、曇天がちで気温は和らぎ、朝晩は冷え込む。

    ベッドに潜り込んだとき、足を伸ばせばコットンの柔らかなデュヴェ(掛け布団)が、ひんやりと肌に触れて、それが心地いい時節。

    「夏休み」を漂わせる日本からのニュースに、そうだ、今は夏なのだ、と思う。

    気がつけば、あと1カ月余りで、ミューズ・チャリティバザール。具体的な準備を始めるころ。

    そんな中でも、メンバーは常に巡り、去る人、来る人、絶え間なく。

    昨日はカステラを焼いた。16人分。夫の分を入れて、ちょうどの人数。

    差し入れのおやつも賑やかに、楽しいコーヒーブレイク。

    夜は、久しぶりにビーフのフィレ。毎度おなじみ、インディラナガールのニューフロスティーズで購入するバンガロール牛はおいしい。

    水分が多いこともあるので、いつものように、開封したあと冷蔵庫にそのまま入れて、なんちゃってエイジドビーフ。熟成肉を作る。

    昨日はたっぷりのバターをタマネギで炒め、それにネギと牛肉を加え、シーソルトと自家製胡椒、そして軽く醤油で味付けした。

    柔らかく、コクもあり、本当においしい。この牛肉は、ごま油で和えて炒めてもおいしい味。

    サラダは、先日のセミナー懇親会で作ったものがおいしかったので再現しようと思ったが、ブロッコリーがない。

    やむなくポテトサラダにエビとインゲン、ゆで卵を加えたが、夫には好評だった。

    朝のうちに焼いておいたパンと茅乃舎の野菜だしスープで、幸せな夕餉。

    1週間あまり、出張で不在だった夫。一昨日戻って来たときには、偏頭痛を訴えていた。

    たっぷりの白湯を飲んでもらい、早めの就寝。

    朝はいつもの、野菜&果汁たっぷりのコールドプレスジュースを飲んで1日を始める。

    そして夜。ゆっくりと、家のご飯を食べて、少し落ち着いたようだ。

    「心身の仕切り直し」のための、家庭料理。簡単でも、大雑把でも、気持ちを込めて作る家のご飯は、力の源。

    大切な日々の儀式。

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    ミューズ・リンクスセミナーを我が家で開催する場合、当日に手間がかかるのは、おやつの時間と懇親会の準備だ。

    いつも「主体はセミナーなんだから、料理は軽めにすませよう」と思う。しかし直前になると「若者が多いし、普段、健康的なものを食べてない人も多いはずだ……」と、「寮母さん気分」が沸き上がる。ほぼ衝動的かつ自動操縦的に、食材を注文し、メニューを考えてしまう。

    そんなわけで、朝はキッチンに籠って料理を仕込み、午後1時半に開場。途中休憩を挟んで7時まで。7時に一旦、ビールやジュースで乾杯しつつ、しかし語りきれていないテーマを「ビールを飲みつつ」語る。8時にはセミナーを終了し、料理を広げ、懇親会という名の宴会に突入だ。

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    いつもの丸鶏グリルに加え、豚バラ肉やら白菜、豆腐などを煮込んだ韓国料理風がメイン。韓国料理店で仕入れた大豆モヤシでナムル風も作った。朝のうちにパンを焼いておいたが、これは日本米が食べたくなるメニューだ。若者が多いだけあり、大量に用意していた食事も、あっという間に平らげられる。

    若者向けセミナーでは、必ず語るところの「自炊せよ!」だが、海外生活に際し、自分で料理ができることがどれほどの強みになるかということを、肌身に感じて欲しいとも思う。口に合わないインド料理やインスタント食品ばかり食べていたのでは、腹の底から力が出ない。吹けば飛ぶよなメンタルになる。

    腹が減っては戦はできぬ。

    朝の調理時からセミナー終了の夜8時まで立ちっぱなし。都合10時間近く(!)も、ぶっ通しで語り、語り合えるのは、普段の健康的な食生活のお陰でもあると自負している。

    一昨日のセミナーの受講者はまた、とても幸運であった。実は「年に一度、一晩だけ」咲いていたはずの月下美人が、ここ数年は「年に2、3回、一晩だけ」咲くようになっており、土曜の夜は、なんと20輪以上も開花したのだ。

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    セミナーのあと、ひとしきり飲んで食べて、庭に出て月下美人を愛で、さらに部屋に戻ってさらに飲み語り合い、日付が変わるころまで。お土産に月下美人の花を託して、皆を見送った。高原の風が心地よい夜。長距離を走り抜けたような達成感だ。

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    夫が出張中ということもあり、日曜日は転じて静寂。片付けをしたり、おやつの残りを食べたり、猫らと遊んだり、セミナーのフォローアップのメールを送ったりして、のんびりと過ごした。いい週末だった。

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    折しも日本から、日本人シェフの中村氏が10日間(20日まで)、来訪されており、特別メニューもあるという。このごろは、コースメニューはヴォリュームが多すぎて食べ尽くせないので、好みの料理をアラカルトで頼むことが多かったのだが、昨夜はせっかくなので、シェフのおまかせを1人前頼み、それ以外に枝豆やサラダや海鮮丼を注文したのだった。

    2015年9月、ホテル、シャングリ・ラの開業に伴いオープンしたこの店。当初は沖縄出身のシェフが、地元の食材も巧みに取り入れつつの、プレゼンテーションも美しい料理を提供していた。しかし、契約の問題などでほどなくして去られ、また別の日本人シェフが来て、また去る……という感じだ。

    そんな中、オープン当初から変わりなくこの店を支えているのは、インド人シェフのアマルジート。注文する料理によって、味のばらつきがあったりするものの、ここはインド。我々夫婦にとってはノープロブレム。そのときどきで、味付けなどのリクエスト(味の濃淡など)をすると、速やかに対応してくれる。居心地よくサーヴィスのいいこの店には、すっかり愛着がわいている。

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    さて、中村シェフは、北海道釧路にご自身の店を持つシェフで、モルジブやドバイなど、他国でのシェフ経験もおありだという。コースメニューは鶏の唐揚げに始まり、刺身盛り合わせ、銀ダラの西京焼き、フィレ肉のグリル、寿司、デザートという内容。刺身の盛り合わせには、なんと大トロも添えられている。なんでもシェフ自ら、日本より持ち込まれたとのこと。とてもおいしい。

    刺身はそれぞれ3切れ。刺身の好みは、我々夫婦、酷似していることから、こういうとき、誰がどれを何切れずつ食べるか、が争点となる(阿呆)。互いに譲り合うふりをして、しかし相手がすんなり受け入れるとムッとする、などということを、これまで幾度となく繰り返してきたバカップルである。昨夜は、妻が控えめに出た。

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    銀ダラの西京焼きは、ニューヨーク在住時から夫の好み。グリルされた蕪の切り身が添えられた、上品な旨味が凝縮した銀ダラ。これもまた、おいしい。ビーフのフィレ肉は、少々硬く、これは自分で作る「バンガロール牛による熟成ビーフのグリル」のほうが好みであった。

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    ちなみに、海鮮丼は、一時期、丼物フェアをやっていたときの名残。現在はメニューに載っていないのだが、頼むとアマルジートが作ってくれる。「具はサーモンとハマチ、あとイクラをちょっと」などとリクエストすると、適当にアレンジしてくれる。ちなみに1000ルピー。ヴォリュームはあるし、味噌汁も付いてくるし、悪くないのだ。

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    最後の一口サイズの握りもまた、おいしかった。デザートの抹茶ブリュレは、ほうじ茶アイスも添えられて、上品な甘味ながらも食べ応えあり。ほうじ茶は夫の好きなお茶でもあり、彼にとって、かなりハッピーな夜である。デザートのポーションが大きいと思ったが(シェフもそう思ったらしい)、わたしがシェフと話をしている間、夫が7割ほどを食べ尽くしていた。

    日本料理になじみのあるインド人は、欧米はじめ諸外国の日本料理店のメニューに慣れ親しんでいる人も多いから、我が夫が「銀ダラの西京焼き」とか「ハマチのカマ」とか「ナスの味噌田楽」などが好きなのは、その影響である。といったことを中村シェフに話したら、ナスの切り目の入れ方、揚げ方なども伝授されたとのこと、次回、頼んでみようと思う。

    ところで本日、顕著に味が違ったのは、酢飯の具合だ。同じ海鮮丼でも、ごはんがふんわり、ほどよく噛み応えのある、おいしい酢飯なのだ。中村氏が、炊き方などを伝授されたとのこと。料理とは、ちょっとしたことで、大きな変化を生むものである。

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    ちょっとした違いで大きな変化といえば、書きそびれていたが、先日、ロールケーキを作った時のこと。いつもは、一般的なレシピ通り、ボウルを38度ほどの湯煎で温めながら、砂糖と卵を泡立てていたのだが、とあるサイトで、「温めず、時間をかけて低速で泡立てた方がスポンジのきめが細かくなる」との記事を読んで試してみたのだ。そうしたら、同じ材料を使っているにもかかわらず、劇的にきめが細かいスポンジに焼きあがったのである。これにはびっくりした。同じことを、今度はカステラでも実験してみようと思った次第。

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    ところで帰り際、車に乗り込んだあと、ふとエントランスの方を見たら、長身の素敵な男性が目に留まった。クリケットの名選手、シカール・ダワン選手だ。折しも夫がロンドンのスタジアムでWカップを観戦していた試合中、彼は負傷して、欠場となってしまったらしい。車中からわたしが手を振って写真を撮らせてもらったら、こちらを向いて、笑いながら舌を出すお茶目なお方♥ 夫はすぐに車を降りてご挨拶。

    今回、インドにとっては残念な結果であったが、さて、今からクリケットW杯決勝戦が始まる。夫は「不幸にも、インドが出ない」と言いながらも、TVの前で観戦態勢。平和な日曜の午後だ。

    *昨夜の服装。刺身とコーディネートしているわけではない。が、そうとしか思えない色合いだ。海鮮丼ドレス……。

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    平日のアルコール解禁は午後6時以降。と、自分なりにルールを決めている。しかし昨日は集中力も低く、作業も捗らず、雨を仰いだり、猫らとだらけたりする時間が長く。

    それならもう、ワインでも飲みながら読書をしようと、5時過ぎに、お気に入りのKRSMAの、ソーヴィニョン・ブランを開ける。ほどよく冷えて、グラスに細かな結露があらわれるさまを眺める、ささやかな幸せ。

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    本日のおつまみは、ムンバイ在住時、すなわちかれこれ10年前からお気に入りのヘルシースナック。このブランドはラギ(雑穀)や大豆などのヘルシーなスナックを製造しており、どれも、おいしい。ラギというのは、栄養のバランスがよい雑穀で、遥か昔からの食べ物。貧困層や農民らにとって、このラギで作る餅のような「ラギボール」は貴重な栄養源だ。むかし「ローカルフード探検隊」でラギボールが「売り」の店を訪れたことを思い出す。

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    昨夜の夕飯は、イワシのフライだった。飲んだ後の調理は面倒に思えて辛いが、昼間、Freshtohome.comで注文しておいた「本日のお買い得」イワシが、新鮮だったので、さっさと調理せねばと自らを鼓舞する。我が家において、廉価な魚は、いまひとつの鮮度の時には猫用に、鮮度が高い時には人間用に調理される。

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    イワシは煮付けにしてもおいしいが、我が家ではフライが一番人気。ついつい多めに揚げてしまう。他におかずを作るのが面倒だったが、さすがにご飯と味噌汁とイワシだけではいかんだろうということで、熟したトマトを良質のオリーヴオイルとバルサミコ酢、岩塩で和える。それだけで、おいしい。トウモロコシは皮ごと丸ごと、オーヴントースターで蒸し焼く。しょっちゅう、やってる。簡単で、おいしい。

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    マニプール産の石鍋で炊いた炊きたてご飯と味噌汁が、イワシとよく合う。写真には3切れだけ上品に供しているが、実際には、おかわりに次ぐおかわり……。こうして客観的に見てみるに、「太りやすい年頃」云々ではなく、やはりわたしは食べ過ぎているなと、改めて思う。

    筋トレ、頑張ろう。

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    ミューズ・クリエイション7周年を記念してのポットラック・ランチパーティ。参加できるメンバーは少なかったものの、いつものように多彩な料理が集まった。

    というわけで、まずはメニューのご紹介。

    ・フムス&クラッカー
    ・トマトとボッコンチーノのサラダ
    ・マンゴーサラダ
    ・白菜の浅漬け
    ・いなりずし
    ・エビとブロッコリー、卵のサラダ
    ・炊き込みごはん
    ・鶏の唐揚げ
    ・Brik Ovenのピザ2種
    ・豚ブロック肉の豪快ロースト
    ・デーツのババロア
    ・ストロベリー・ショートケーキ

    どれもこれも、本当においしい。

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    わたしは毎度の豚塊肉をリクエストされたが、いつもの煮込みグリル風ではなく、ロースト風を作ってみた。

    米国人シェフの動画を参考に、皮付きの豚バラブロック肉(2kg)を使用。皮に切れ目を入れて、冷蔵庫で一晩寝かせ、翌朝、表面にシーソルトをすり込む。わたしは、ヒマラヤのロックソルト(岩塩)も好きだが、どちらかというと海の粗塩の方が好みだ。天然の塩は身体にいい。やや多めに摂取しても身体に害を与えることはない。

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    これを約150℃に熱したオーヴンで約3時間、やや低温でローストした後、最後に260℃で数十分焼く。脂が落ちて、程よい旨味。動画では、皮はパリパリと香ばしく焼き揚がっていたが、わたしのそれは、バリバリ、ボリボリとかなり歯ごたえありすぎ。それでも、旨味が出ておいしかった。

    ちなみにレシピに従って、パイナップル丸ごと1個を使ってソースを作ったが、日本人の口には「そのまま」もしくは「生姜じょうゆ」の方がさっぱりとおいしく感じられるようだ。余ったパイナップルソースを使って、鶏レヴァーを煮込んだ。おいしくできた。

    今回は、小人数ながらも「飲める」メンバーが大半だったこともあり、昼間から諸々、進む。いつものことだが、日本人のゲストは、なぜか「隅っこのエリア」に集まりがちで、キューッとコンパクトに賑やかな宴。

    メンバーの長男、Aちゃんは、わたしのことがとっても好き❤︎らしく(!)愛情を表現をしてくれる。かわいすぎる。ついこのあいだまでは、影も形もなかったのに、子どもの成長の早さといったら。

    2012年に創設したミューズ・クリエイション。在籍メンバーはのべ214名。大勢の人たちと、共に活動をしてきたのだということを、しみじみと実感する。

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    当初は先のことを考えずにスタートしたが、そろそろ今後の方向性を考える時機だろう。世の中の趨勢はかわる。バンガロール駐在員とその家族の傾向もかわり、バンガロールのライフスタイルもかわり、わたし自身もかわる。続けることの有意義と、別の視界を開いての開拓。10周年を一つの節目に、今後3年間、徐々に軌道修正を図ろうと思う。

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    宴に便利な料理といえば、我が家では丸鶏のグリル。

    玉ねぎ、ジャガイモ、ニンジンを適当な大きさに切って、ルクルーゼの大鍋に投入し、塩コショウ、オリーヴオイルを振りかけてまぜる。ガーリックも加える。

    丸鶏は、表面に、やはりバター、オリーヴオイル、塩、コショウを、まぶしてなで付ける。良質の岩塩が旨味を添える。庭で収穫した自家製粒コショウも味を引き立てる。

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    ちなみにこの日は、月下美人鑑賞会だった。

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    参加者の一人が、故郷の日本酒を持ってきてくれた。ほの甘くさっぱりとした風味。しかしコクがあって、味わい深い。おいしいお酒である。

    花も、食事も、お酒も楽しむ、いい夜であった。

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    昨日は、日本人の友人たちと、ヘルシーランチ@Sante Spa Cuisine。先日、日本食が大好きなインド友らと出かけて気に入ったお店。ヴェジタリアンと一言でいっても、肉や魚を食べなければいいというわけではない。厳格さの度合い、宗教、アレルギーや疾患の程度によって、かなりの制約がある。

    このレストランでは、ヴィーガン、ジャイン、グルテンフリー、そしてインドに多い糖尿病患者に対応したアルカリ性食品メニューが用意されている。ちなみにジャインとはジャイナ教徒のこと。約2500年前、仏教と同じころに興った宗教で、インド特有の宗教でもある。

    インドでは、約0.5%ほどの超少数派ながらも、ジャイナ教は強い存在感を放っている。また、富裕層が多いことでも知られる。

    徹底的な非暴力、不殺生、苦行、禁欲主義の宗教で、生き物だけでなく、植物の中にも霊魂を認める。たとえば植物でも、タマネギやニンジン、芋など、それを掘りだせば植物自体を殺生してしまう球根や根菜類を食さないのだ。もちろん、革製品のバッグなども持たない。

    10年前、ムンバイに暮らしていたころ、車を購入した時、ディーラーがレザーシートのオプションを見せてくれた。そこに合皮の選択肢があったので「インドは皮革が安いのになぜ合皮を用意しているのか」と問うたら、ジャイナ教徒向けだと言われて納得した。

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    前回この店を訪れたときは、常連のトゥシャールに任せっきりだった。今回、メニューをしみじみと見て、その種類の多さに驚く。と同時に、何がなんだかわからない。ウエイターのお兄さんにお勧めなどを尋ねつつ、みなであれだこれだと検討しあって、料理を選ぶ。ドリンクもまた、それぞれに異なるものを。わたしが頼んだのはチャコール入りのジンジャードリンク。見た目は地味だが、さっぱりとおいしかった。

    ビートルート(ビーツ)とほうれん草で色づけされたカラフルなフムスにはじまり、スーパーフードやナッツ類などが種類も豊富に入ったサラダ、マッシュルームの旨みが詰まった点心、グリーンソースの全粒粉パスタ、ブラックライスを用いた巻き寿司、ピザなどを次々に食す。どれも、味がしっかりとしていて素材の旨みがあり、食べ応えがある。肉や魚などのノンヴェジ素材が入っていなくても、十分に満足できるおいしさだ。

    この店が近所にあれば、週に一度は通いたいと、改めて思う。昨今のインディラナガールは、飲食店がヴァラエティ豊かに次々と誕生している。その分、栄枯盛衰も著しいが、この国の変化の速度を目の当たりにできる縮図のようで、面白い。

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    毎週金曜日のSTUDIO MUSE。今週もまだ、参加者は11名と少なかったので、久々にロールケーキを作った。

    盛夏のころには、オーヴンを使う気にならず、しかしこのところ、気温が少し落ち着いていたので。

    いつもなら2本=24人分焼くところだが、今日は1本。夫の分も含めて12人分。

    薄くしすぎると、食べた気がしないので、長く焼いた1本を、12等分。

    マンゴーを少しだけ、巻いてみた。

    小麦粉、卵、コーンスターチ(コーンパウダー)、砂糖、生クリームだけで、こんなにもふわふわと、おいしい。

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    昨夜はゲストがご来訪につき、自宅で夕飯。バンガロールに一年間インターンシップに来ている18歳の日本人女子だ。デリーの繁田女史が、彼女の「教育係」を担当しているとのことで、連絡があった次第。

    若者が拙宅に来訪する際には、「たっぷりとご飯を作ってもてなす」が、自動操縦的にインプットされている我。鬼のように食欲があった我が若かりしころ、しかし経済的に困窮していて、ろくなものを食べていなかった。

    月に一度の「肉のハナマサ焼肉食べ放題」で、1カ月分の肉を集中補給していた(やや大げさ)の駆け出し時代の自分を思い出してしまい、「若者には、食べさせないかん!」と思うのだ。

    相手がどんな女子なのかも知らないうちから「インドに来たばかりで、なにかしら食いっぱぐれているに違いない」「素朴な日本の味が恋しいに違いない」と断定し、やさいたっぷりの、素朴ヘルシーな料理を準備。

    なにはともあれ、ごはんと味噌汁。豆腐は近所の韓国料理店、アリランの木綿豆腐。

    きゅうりとトマトのあっさりサラダ。伊達巻級に大きな卵焼き。やはりアリランの大豆もやしは、軽く茹でてゴマ油と醤油、シーソルトで和えて歯ごたえシャキシャキのナムル風。

    ほうれん草のお浸しには、マヨネーズをかけて味にアクセントを。そして毎度おなじみバンガロール・ビーフのフィレ(アンダーカット)を冷蔵庫で熟成させたものをガーリックバターでステーキに。そして最後は、たっぷり白菜とアリランの少量キムチ、それに塩麹につけておいた豚ばら肉を炒めたもの。これは最後に軽く醤油を垂らす程度で、極めておいしく仕上がる。

    二人してご飯をお代わりしつつ、もりもりと食べた。最後には、NATURALSのおいしいアイスクリームも食べた。なぜかわたしまで、よく食べた。

    日本を離れて23年。毎度、書いていることではあるが、若者らとの会話は、自分の知らない日本と、現在の彼らの境遇、環境、考え方の断片を知ることができて、非常に興味深い。自分たちに子どもがおらず、身近に若い世代を感じる機会が少ないので尚更だ。

    思うところ尽きぬが、ともあれ、若いころの1年は、短いようで長く濃く、その後の人生に大きな影響を与える体験を間断なく浴びることができる。インドの地で1年を過ごそうと決めた彼女の勇気に敬服しつつ、囚われず、のびのびと、ぐいぐいと、新しい世界のドアを開き続けて欲しいと思う。

    わたしもまた。