ANNAPURNA ~マルハン家の食卓~

食生活の記録@インド/アンナプルナとは、サンスクリット語で「たくさんの食べ物を供する豊穣の女神」を意味します。

✈︎ 過去ブログ/2005〜2025

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    いつのころからだろう。

    わたしにとって、ポップコーンとは、家で作るもの、だった。

    東京に住んでいたころから、だろうか。だとすれば、20年以上も前の話だ。

    先日、ミューズ・クリエイションのメンバーが「放課後」まで残った際、ビールのつまみにとポップコーンを作った。すると、居合わせた人がみな、鍋で自分で作ったと知って、驚いた。

    インスタントのポップコーンを作ったと思い込んでいたのだ。

    乾燥したトウモロコシを買っておく。

    フライパンにたっぷりめのオリーヴオイルを敷き、トウモロコシを入れる。

    蓋をして、中火で加熱しつつ、焦げ付かないよう鍋をゆする。

    パンパンと爆ぜる音が聞こえなくなったころに、火を止める。

    塩をかけて、できあがり。

    夫が不在の夜なども、ワインを飲みつつ、たっぷりポップコーン。

    添加物もなにもない。オリーヴオイルと塩とトウモロコシだけ。バターを少し、風味付けに使ってもいい。そこそこ、ヘルシーなスナックだ。

    夕飯は、残り物で、手抜き、適当。そんな夜もいい。

    ちなみに乾燥トウモロコシ、インディラナガールのMKリテイルで購入しが、多分、あちこちのお店で、売られていると思う。

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    イワシが、こんなにもすばらしい食材だったとは……。このイワシがしばしば手に入ればいいのに……と、思わざるを得なかった水曜の夜。

    今週は夫が出張中につき、自分の自由時間がぐんと増える。先週末、働き組女子と、男組加入予定の男子とで、食事をしようということになり、そうであれば他のシングル男組も招いて拙宅で夕餉を、という運びとなった。

    当初6人参加の予定が4人となり、直前に7名に増えるという展開はあったものの、用意していた料理は少し余る程度ですみ、実に幸せな晩餐であった。

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    復習であるが、この日の朝、アンチョヴィーを軽く100以上さばいたあと、ローカルフード探検部へと出かけた。そして夕刻より、夕餉の支度である。実に「食まみれ」の一日だったといえる。

    朝、捌く時間がなかったので、帰宅早々、イワシを取り出す。すでに朝よりも鮮度が落ちているが、仕方ない。

    ネットでレシピを調べたところ、「イワシの蒲焼き」が目に留まり、それが非常に簡単ながらもおいしそうだったことから、作ってみることにした。

    捌く時に身が崩れて、なかなかきれいに整えるのは難しかったが、それでもなんとか骨も取り除く。それらをしっかりキッチンペーパーで水分を拭き取って、冷蔵庫に入れておいた。調理は、食事の直前に、である。

    本日のゲストは、「日本の家庭料理に飢えているに違いない面々」ばかりなので、素朴な日本の味を作ることにした。

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    おむすび。我が家の貴重な日本米(毎年ニューヨークで調達する田牧米ゴールド)を、いつものルクルーゼの鍋で炊く。

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    卵焼き。茅乃舎の和風だし汁を少し加え、砂糖、塩、しょうゆ、酒で味付け、風味豊かにやさしい味にした。

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    超、疲労困憊っぽい男組メンバーがいたので、身体を癒しまくるチキンスープを。ここでもしばしば書いているが、米国において、風邪をひいたときに口にするのは「チキンスープ」なのだ。日本のお粥に該当する。

    鍋でじっくり数時間煮込む。ショウガ、塩、しょうゆ、バルサミコ酢で味付け。

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    オーガニックの新鮮キャベツを買っていたので、サラダ。オリーヴの実とアンチョヴィー(これは缶詰)でシンプルな味。

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    味噌漬けにしておいた豚バラ肉と、ナス&ピーマンの炒め物。この野菜も収穫したてのオーガニック。コクのある風味に。

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    そして食事の直前に、冷蔵庫に寝かせていたイワシを取り出し、小麦粉をまぶして、オリーヴ油で炒める。

    最後に、しょうゆと砂糖、酒、水を混ぜたタレをざっとかけてなじませて出来上がり!

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    これが、予想以上においしかった! というのも、このイワシ、適度に脂が載っていて、魚自体がかなり美味なのだ。捌いているときに、手が脂で少しヌルッとしたくらいに。

    おにぎりではなく、熱々のご飯に載せて丼にしたいくらいだった。

    このイワシもまた、freshtohome.comで買ったが、いつも売られているわけではない。この数カ月のうちで、初めて目にした。次に販売されたらまた、即、購入である。

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    どれもこれも、お腹にやさしくおいしかった。参加者も喜んでくれ、やったらくつろいで語り合い、気がついたら日付が変わっていた。

    夫が出張なのをいいことに、ずいぶんなくつろぎっぷりである。

    実は、前日、セミナーの参加者向けに焼いたロールケーキが、ジャガリを使ったせいでフワフワ感に欠けていたのが納得できず、翌日、正しい砂糖を購入して、また焼いた。なんとなく、ふんわりを焼きたかったのだ。

    が、基本、1ロール12人分。参加者5、6名に比して多すぎるから、半量で焼こうかとも思った。が、余ったら誰かが持って帰るだろうと思い、やはり多めに焼くことにした。

    と、散々、夕飯を食べておきながら、男子1名とわたしが、2センチほど、と通常サイズだったのを除き、残る5名は、「分厚ければ厚いほど」というリクエスト。

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    こんな分厚さ。なんという贅沢!

    一同、ロールケーキを食べる時には一斉に静かになり、味に集中して食べてくれていたのが、面白くもうれしかった。カニを食べる時に無口になるのとは少し違う、味に専心する感じ。

    平日の夜だというのに、5時間ほども、飲んで食べて語って、笑って騒いで、やっぱり、おいしいごはんと、楽しい会話は、人を元気にしてくれるということを、しみじみと思う。

    いっそ、仕事に追われて料理を作る余裕のないJAPANESE EXPATS向けに、食堂でも開きたくなってくる。夫は以前から、店を開けばいいのに、と言っているが、そうなったら本業がなんだかわからなくなってしまう。

    わたしは料理人でもないし、多くのレシピをしっているわけでもないし、あくまでも、我流である。が、いつか、そういう企画を小さく実現するのもいいかもしれない……と、ふと思う夜であった。

    なにしろ、食べたように、生きているのだ。我々は。

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    先日、ミューズ・クリエイションの太極拳メンバーと、ベンガル料理を食べに行った際に、「今後もこのような機会を……」ということで、早くも第2回。

    ただランチを食べに行く……というのでは、わたし自身、参加するモチベーションが高まらないので、やはり情報をシェアしたく、便宜上「ローカルフード探検部」としてもらった。過去の探検隊ほどの暑苦しさなく、淡々としたムードを出したいことから、探検部である。

    このニュアンス、あまり世間には伝わりそうにないが、ともあれ。

    大人数過ぎてもローカル店では不都合があるので、さりげなくメンバーに声をかけたところ、今回は9名の参加。すでにマキシマムな感じではあるが、この場で、「部長」「副部長」が暫定的に決まり、わたしは蘊蓄を語ったり、注文をしたりという担当のようである。

    さて、今回訪れたのは、我が家からほど近いマンガロール料理の店。実は過去のローカルフード探検隊第1回で訪れた店だ。

    部長となったメンバーが、英語の先生から聞いて行ってみたいとのことから、この店になった次第。

    ここでは、わたしは店の内容に触れず、写真とキャプションだけに留めておく。参加者からの感想で、状況を知っていただければと思う。

    久しぶりに訪れたが、とてもおいしい料理でみな喜んで食べていた。よかった。

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    前菜の2品。アサリ貝(左)、豚肉(右)。豚肉は皮付きで、歯ごたえのよい料理。

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    コカムジュース。ソーダ割り。

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    ポムフレット(マナガツオ)のフライ。

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    カニのカレー(手前)とマトンのカレー(奥)。

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    ニールドサ (Neer Dosa)。

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    サナス (Sannas)。

    これらの料理については、みなさんの感想からアイデアを得ていただければと思う。また、最後に過去の探検隊レポートのリンクもはっておくので、ご興味のある方はぜひどうぞ。

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    【感想01】部長

    本日のお店は英語の先生(マンガロール出身)お勧めのマンガロール料理屋さん。インドに来てから、ほとんどシーフードを食べていなかったのでそれだけでテンションがあがります!

    何を頼んだかは副部長の感想を読んで頂くとして、、、今回のお気に入りは “ポムフレットのフライ” と “ニールドーサ” です。

    フライは味付け調理共に絶妙で、家だったら手で持ってかぶりつきたい位。ドーサは焼売の皮が分厚くなったようなもので、油っぽさ皆無でカレーにも合いバクバクいけます。

    お店の外見は少しギョッとしますが、中は綺麗で店員さんの対応も良かったです。本日のお勧めメニューも用意されているので、季節を変えて訪れてみるのも楽しいかも。

    ◎マンガロール料理
    カルナタカ州南西部エリアの料理。ココナツ、カレーリーフ、チリ、生姜、にんにくをよく用いる。アラビア海に面しているので魚介も有名。下にも出てきますが、近隣のウドゥピ料理と相互に影響しあっていて多くの共通点がある。ちなみに。。ウドゥピはマサラドーサ発祥の地だとか。

    ◎Cocoom Juice
    調べるとKokamやGarciniaという名前で出てきました。その果皮から作られているジュース。HCAというクエン酸によく似た構造を持つ物質を含み、ダイエットに効果があるとされている。日本でもガルシニアという名でダイエットサプリが販売されていますよね。
     
    ◎Khubey Sukkah(Marwai Sukkah)
    マルワイとは貝類全般を指し、貝類をドライにスパイシーに調理したもの。ココナツオイルでターメリック、唐辛子、胡椒、クミン、コリアンダー、マスタードシード、フェンネル、アジョワンシード、カレーリーフを炒め、ペーストした玉ねぎ・ニンニクを加え、貝を入れて蒸し煮したもの。

    ◎Sannas
    マンガロリアン・イドゥリとも言う。ウドゥピ料理・マンガロール料理のイーストをきかせたイドゥリ。

    ◎Red rice
    レッドイーストライスや、レッドグレインライスとも言う。紅麹が付着した米。日本で言うところの古代米の赤米とは別物みたいです。

    ◎Neer Dosa
    ニール(Tulu語で水)+ドーサ(Kannada語)Udupiエリアの料理。フィッシュカレーやチキンカレーとも合うが、スイーツドーサとしてココナツとジャガリを混ぜたものなどとも一緒に食べる。

    ◎Mutton Roce Curry
    普通の油の代わりにギーを使用するマンガロリアンスタイルのカレー。Roceとはココナツミルクのこと。

    【感想02】副部長

    メニュー

    ◎飲み物

    Cocoom Juice
    コンカン地方で取れるコカムという実のシロップを水または炭酸水で割った飲み物。

    ◎前菜

    Khubey Sukkah (2~3人)
    あさりのスパイス炒め。スパイシーだが、ココナッツにより辛さ控えめ

    Pork Pepper Fry (2~3人)
    ピーマン、玉ねぎと豚肉の炒め物

    ◎メイン

    Pomfret fry
    マナガツオのマサラ付けフライ。全く辛くなく、臭みもない。頭までバリバリたべれる。

    Mutton Roce Curry
    マトンとココナッツミルクのカレー。

    Crub Curry
    カニとココナッツミルクのカレー。絶品!

    ◎主食

    Neer Dosa (2枚セット)
    挽きたての米粉から作られた、しっとりしたパンケーキ。

    Sannas (2個セット)
    お米から作った蒸しパン。イディリーに似ている。

    Red Rice
    ぷくっとした大ぶりのお米。ケララの赤米よりは赤くない。

    #近辺はデリバリーしてくれる。

    沿岸地域のお料理でシーフードを使い、ココナッツミルク仕上げのものも多く、日本人の口に合いやすいお料理だなと思いました。美穂さんのリクエストのおかげもありますが、全体に辛味が控えめです。今まで食してきたインド料理の中で最も好きな味でした。

    自分のレパートリーとして家庭の食卓に出し、頻繁に食べたいお料理でした。始めに出てきたコカムジュースのルビー色はとても綺麗で、少し酸味のある味はお料理をいっそう待ち遠しくさせました。出てきたお料理は本当にどれも美味しく、逆に驚きました。人気店のようで店内も9割席がうまっていました。私にとってはインドの方と日本人が互いに譲るところなく、味覚が合う料理を発見した気分でした。

    【感想03】

    マンガロール料理、美味しかったですね~。魚介類が豊富でしたし、豚とマトンがパサパサしていなくてジューシーに煮込めていたのがナイスでした。「いかにも」というインド料理ではなく塩分もスパイスも控えめだったので、普段使いのお店としてリピートできそうです!

    【感想04】

    インドでの初めてのインド料理。貝・ポーク・マトン・蟹・魚、どれも美味しく頂きました。多くの方が見えたので
    いろいろな種類を食べることが出来、またランチで外食することがないのでとても贅沢なお昼を過ごせました。次回も楽しみです

    【感想05】

    「店に入る際、外の看板と入り口を見て少し不安になりましたが、店内はキレイで一安心。辛さがあまり得意でない上に、ローカルフード初心者ですが、どのお料理もとっても美味しくいただけました。

    個人的に好みだったメニューは、前菜の豚炒め?と魚(pomfret)のフライとカニのカレーでした。臭みもなく、とっても美味しい! 注文時に辛さ控えめとお願いしてくださったおかげで、辛さも全然大丈夫でした。辛さが苦手な方は、注文時にお願いするとよさそうです。また、初めて食べたNeer Dosaも、素朴な味でもちもちしていて美味しかったです。

    シーフードメニューが豊富で、色々と他のメニューも試してみたくなりました。デリバリーも可能だという耳より情報も! また利用したいと思います。」

    【感想06】

    ・入り口と店内が違いすぎて、イイ意味で期待を裏切られました。飛び込みでは絶対入れませんね。

    ・魚介に臭みが全くなく美味しかったです。

    ・ポンフレットのフライ。油の臭みも過剰な油もなく、あっさりして美味しかったですね。

    ・お給仕が大変だろ!と思うのに、グラスギリギリまで飲み物を入れるインドのサービス。これはサービス精神なのか、なんなのか。が私は大好きです。ここのコカムジュースも期待通りでうれしかったです。

    ・バンガロールに住むまで、インドの炭水化物はナン!だと思っていたのに、チャパティ、アッパム、イドゥリ、ドーサなどなど…昨日はドーサのしっとりバージョンまで。住んでみないと分からないものですね。

    ■4年前のローカルフード探検隊@MANGALORE PEARL (←Click!)

    ↑つくづく、インド料理が大好きで前のめりなメンバー(PAKAKO隊員&YUKO隊員)の情熱によって続いて来た探検隊だったと思う。

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    頻繁に利用しているところのFreshtohome.com。

    お勧めの鮮魚情報が、SMSで送信されて来る。前日の朝のそれには、新鮮なアンチョヴィー(カタクチイワシ)やサーディン(イワシ)が入荷された、しかも安い、とある。

    先日の「アンチョヴィーの瓶詰め作り」の野望が沸き上がり、早速購入することに。ただ、前回は内臓の処理がしてあるものが販売されていたが、今回は丸ごとのみ。捌くのは面倒だとも思いつつ、しかし次回、新鮮なものがいつ手に入るかわからない。

    火曜の午前中に注文したそれらは、水曜の朝、10時過ぎに届いた。早速、開封してみるに、その量の多さに、たじろぐ。

    アンチョヴィー。捌けども、捌けども、減りゃしない。失敗した。今日はランチの約束もあるから、早いところ仕上げたい。しかし、この膨大な量……。

    先日、スイートポテトのタルトを作った際、大量の裏ごしに疲労困憊し、途中で自分を恨んだことを思い出した。

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    都合、1時間あまり、魚と向き合う。

    ちなみに包丁は使わず、しかし指先でやるのも身が崩れるので、ハサミを使うことに。頭とシッポの部分をハサミで切り、原の部分に切れ目を入れ、まとめて内臓、骨を取り除く。とにかく、丁寧にせねば身が崩れる。

    何十匹も捌くうちに、だんだん慣れてコツがつかめてきた。スピード感も増す。これもまた、技である。次回は3分の2の時間で仕上げられるだろうと確信。でも、もういやだけど。

    この次はもう、必ず掃除されたものを買う!

    途中でNORAがあまりにもうるさいので、一つかみを茹でて、与える。

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    NORAは強欲ではないので、適度に満腹感を覚えたら、残す。その残ったものの匂いを嗅ぎ付けて、ROCKY、駆け寄ってきて、平らげる。

    ★ ★ ★

    捌いたアンチョヴィーをザルに上げ、水を切る。その間に、外出のための身支度。

    出かける間際に、アンチョヴィーをガラスの器に並べては、ヒマラヤの岩塩をふり、並べては、ヒマラヤの岩塩をふり……を繰り返す。これを1カ月以上、冷蔵庫に寝かせたあと、オリーヴオイルに漬ける。どうなることやら、楽しみだ。

    ともかくは、外出直前に完了。魚臭い手を丁寧に洗う。

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    サーディンも新鮮なうちに捌いておきたかったが、時間がない。これは午後、帰宅後の作業に。

    実は、夫が出張なのをいいことに、ランチは友人らと、そして夜はゲストを招いての小宴だ。今夜、初めての料理を作るのに、このイワシを使うつもり。どうなることやら、楽しみだ。

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    毎週火曜、金曜日はオーガニック野菜の日。

    夫は外出につき、火曜の夜は、手抜き夕飯。

    マニプールの石鍋。最小サイズを取り出して、ご飯を炊く。この鍋で炊くごはん、炒める野菜、本当に味わいがよくなるのだ。

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    たっぷりの大根葉を炒め、豚肉をドサッといれ、茅乃舎の野菜だし、酒、しょうゆなどで調味。

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    ごはんも、いい具合に炊きあがった。この鍋のいいところは、かなり早めに火を切っても、余熱でうまく素材が調理できるところだ。

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    鍋の余熱で熱々ごはんを食べ続けたい、というわけで、石焼きビピンパ風に。白ワインを飲みつつ。簡単でもおいしい、幸せ夕餉。

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    9日日曜日は、夫の43歳の誕生日。先日、

    ・北インドの料理人に、週2回くらい雇ってはどうか。
    ・なぜなら僕にとって北インド家庭料理はソウルフードだから。

    という夫の言葉を受け、妻は反省し、北インド家庭料理を週に1度は作ろうと決意していた。さあれば、誕生日など、北インド料理でまとめれば夫も喜ぶに違いなかろうと思った。

    日曜のランチは軽く済ませ、申し訳ないとは思いつつ、金曜に焼いていたタルト誕生日ケーキ代わりにデコレーション。味は落ちておらず、夫も喜んで食べてくれたが、しかしいくら派手なキャンドルをくっつけたところで、残り物感は否めない。スパークリングワインを開けつつ、「今夜はおいしい北インドのエビカレー、作るからね」

    と言ったところ、夫の表情が曇った。

    「出張で、2日続けてインド料理だったから、食べたくない」

    「出張って、フブリでしょ? 南インド料理じゃないの? それに外食と家庭料理は違うじゃない」

    「南も北も、インド料理はインド料理なの!」

    こ、この男は……。言ってることが違うじゃないのよ、毎度のことだけど。が、今日は夫の誕生日。やさしく譲歩せねば。

    「同じ材料でイタリアンなら作れるけど。でも、エビカレーだよ。それにダールもあるよ。この間は、チャパティだけでなくご飯がいいって言ってたから、バスマティライスも炊くよ」

    「イタリアンがいい」

    というわけで、急遽、パスタに変更。

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    エビカレーに入れるつもりだった素材はすべてパスタの具に。毎度おなじみ、オーガニックのグリーンピーを購入、自分で殻を剥いたもの。先日、パーティで同席した日本人女性が「グリーンピースを買って茹でたら、湯が緑色になた」と話していた。

    すっかり忘れていたが、インドでは、たまに豆が着色料で染められていることがある。もちろん、食用なのだろうが、ごはんまで緑に染まるような豆は食べたくない。ゆえに、野菜は極力、オーガニック、もしくは安心できる店のものを。

    ちなみにその豆は、MKリテイルの左横の青果店で購入したとのこと。8年ほど前にも同じ話を聞いたことがあるので、お気をつけを。こういうことを書くと、「だからインドは……」と言われそうなので敢えて書くが、日本の食品添加物もまた、相当のものだということを、お忘れなく。

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    エビは、殻のまま調理した方がだしが出ておいしい。が、極力食べやすくするため、見栄えは悪いが、頭の部分をハサミで切り落とし、背中をやはりハサミで切ってわたを取り出す。こうすると、殻を剥きやすいので一石二鳥だ。

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    インドは豆類が本当に豊か。買い置きしていたものから、真ん中の豆でダールを作ることにしていた。が、急遽、豆とカボチャのスープに変更。

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    キュミンシードなどを入れて、軽くスパイスの味を添えたかったのだが、イタリアンになったがゆえ、マイルドに。

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    買い置きしていたフェトチーネを取り出す。

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    いつものように、深底のフライパンでパスタを茹でる。

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    タイマーは、ニューヨークのSUR LA TABLEで見つけたもの。あまりの可愛らしさに購入。が、かなり安っぽい作り。が、それなりに時を刻んではいる。と思う。

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    フライパンにバター、粒胡椒、カルダモン、ニンニクなどを入れて加熱。

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    素材を傍らに準備しておく。

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    玉ねぎはじっくりと炒める。インドの玉ねぎは水分が少なく旨味が強い。しっかり炒めると、甘味と風味が増して、これぞ天然の旨味調味料だ。

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    玉ねぎがほどよくしんなりと炒められたが、トマトだ。

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    トマトにもしっかり火が通ったら、エビや茹でた豆を。最後に、白ワインや茅乃舎の野菜だしなどを加えて、味を整える。

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    おいしそうにできあがった! と言いたいところだが、な〜んだか、味にパンチが足りない。なんだか寝ぼけている。

    そもそも、誕生日の特別感がない。これでは、普通の夕餉じゃないか。これでは。翌日の分にと多めに作ったにも関わらず、調味料が少なかったせいか。

    やっぱり、インド料理にすればよかったと思いつつ、冴えない誕生日の夕餉である。

    わたしの、せいですか?

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    パスタの箱で遊ぶ猫ら。

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    金曜はサロン・ド・ミューズ。活動を終えて、残ったメンバーとビールを飲んでくつろぐ「放課後ミューズ」も楽しく、金曜の夕飯の下ごしらえは、朝のうちに済ませるか、簡単に作れるものにしている。

    夫が出張から帰って来ることもあり、あまり手抜きはしたくない。

    冷凍していたアンチョヴィーを解凍し、骨などを取り除いて下準備をしておいた。これもまた、Freshtohome.comで購入したもの。

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    なかなかに鮮度高くきれい。今度はアンチョヴィーの瓶詰めを作ろうかと思う。が、常に仕入れられているわけではなく、ここ1週間は見かけない。

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    みんなが徐々に帰宅し始めるころ、急ぎキッチンで下ごしらえ。ジャガイモをスライスし、トマトをスライスし、オリーヴオイル、塩胡椒などで調味。その上にアンチョヴィを載せて、パン粉をふりかける。

    本当はチーズが欲しかったところだが、あいにくない。まあ、こざっぱりといこう。なにしろ、ハマスも準備しているし、絵的にはゴージャスだし。

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    焼き上がりは、アンチョヴィーが縮んだ分、隙間ができてしまい今ひとつの見栄え。やっぱりチーズなどをふりかけたかったと思っていたが、帰宅した夫曰く、

    「外食で、胃の調子が悪いから、夕食は軽めでいい」

    とのこと。チーズなしで、むしろよかった。

    胃の調子が悪いといいながら、結構食べた夫。デザートのタルトまで平らげた。とことん、外食が苦手なお方である。

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    残りは翌日の、我がランチ。オーヴントースタで温め直し、軽くマヨネーズをかけて食べてみた。美味!!

    Freshtohome.comのお陰で、我が家の食生活、より向上。なんかもう、十分だな〜と思う2015年8月。

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    書棚を整理していたときに目に留まったレバノン料理の本。義姉スジャータに、以前、贈られていたものだ。パラパラとめくっていると、ハモス(ハムス/フムス)が目に留まった。そもそもアラビア語圏の料理で、英語での表記が統一されていないこともあり、発音にもばらつきがあるようだ。

    ここでは、ハモスと表記する。

    中東の伝統料理で、前菜(MEZZA)として供され、ピタパンなどと共に食す。米国在住時には、WHOLE FOODなどのスーパーマーケットで、出来合いのものを購入し、時折、パーティのおつまみなどに使っていた。

    最もおいしかったハモスの思い出といえば、ワシントンD.C.在住時。ZAYTINYAのフワフワのピタブレッドの、おいしかったことといったら!

    当時の記録から、写真を転載。ちなみに11年前の10月9日のこと。

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    懐かしい。

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    レシピはさまざまにあるようだが、今回はこのレバノン風で。

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    まずはひよこ豆を一晩、水につけておく。それを、朝、カスタードクリームを作る傍ら、圧力鍋で加熱。

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    たまたま、冷蔵庫にあったTahiniを使う。これはゴマのペースト。偶々、Thom’s で見つけて、何に使うのだろうとわからずに買い、ホウレンソウのおひたしをマヨネーズとまぜて和えてみたりした。やや粘り気と苦みがある、コクのあるペーストだ。

    このレシピによると、ひよこ豆、Tahini、塩、レモン汁、ニンニク、パプリカが素材。他の一般的なレシピに見られるオリーヴオイルの表記がない。

    結局は、自己流となったが、オリーヴオイルも加えつつ、でき上がった。

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    ピタ・ブレッドは、Nature’s Basketなどに売られているBlissのものを購入。Blissはチョコレート店だが、パン類もなかなかにおいしいのだ。もっとも、このピタは少々、甘みが気になったが。自分で焼けば、なおよいのだろう。

    ともあれ、このハモス。こってり濃厚だが、自分で作れば油脂はほどほどに調整できる、ナイスな前菜だ。今後、パーティの折にも作ってみよう。

    なお、レシピはクックパッドはじめ、いろいろなところに、ある。Tahiniがなくても、もちろん、作れる。わたしも他のを試してみようかとも思う。

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    庭のパセリ、何かと活躍。

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    久しぶりにタルトを焼きたい。と、思ったが、トッピングによく使うイチゴやマンゴーの時期は過ぎてしまった。年中、使うことのできるタルトに合う果物といえば、輸入物のリンゴやバナナなど。

    タルト・タタンを焼きたいところだが、24人分となると、リンゴの皮を剥くだけでも、時間がかかる。

    ということで、一番手間がかからないバナナを選んだ。カスタードクリーム&生クリームのほかに、チョコレートソースをかけてもおいしい一皿だ。

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    タルトの生地は、約30人分を前夜のうちに作っておく。それを翌日、サロン・ド・ミューズがはじまるころに伸して、オーヴンに入れる。

    湿気の多いこの時節。焼き菓子はしっとりと翌日が美味、という説もあるが、タルト生地はサクサク香ばしいのが好きなので、直前に焼く。その香りが部屋に流れると、極上のアロマセラピーだ。

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    カスタードクリームは、朝のうちに作っておいた。夫が出張中だと、朝、いろいろな作業が捗ってしまって、たまらない。

    カスタードクリームには、ニルギリスのリッチミルクを。低脂肪だとかファットフリーだとかはおいしくない上に、加工のプロセスで身体によろしくない物が加えられている場合もある。故に、我が家はバターもミルクもヨーグルトも、「素」のスタンダードを利用する。

    いまいちのものをたくさん食べるより、おいしいものを適量食べる方が、よほどいい。

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    ニルギリズのミルクは近所の店に売られていないので、敢えて遠方の店で買うが、いつも使っている近所でも買えるヘリテージが、このごろリッチなフルクリームの牛乳を売り出した。

    まっしろ、濃厚な牛乳で、これもまたおいしい。

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    商品の回転が早い店、たとえば我が家の利用するところでは、Thom’s やVillageなどのスーパーマーケットだが、毎朝新鮮な牛乳が入荷される。これをその日か遅くとも翌朝に沸騰させて殺菌し、2、3日うちに消費する。

    3日目ともなると、明らかに風味が落ち、4日目くらいに苦みが出て、まずくなる。一応、腐るぎりぎりのところまで、味見をして味の劣化のプロセスを確認済みである。

    ともかく、新鮮な牛乳はほの甘く濃厚で、風味もやさしく、おいしい。だから、早めに消費すべし、である。

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    ちなみにこの鍋は、牛乳が沸騰して吹きこぼれるのを防ぐためのもの。鍋の周囲が二重構造になっていて、そこに水を注ぐ。口の部分にホイッスルがついていて、水が沸騰するとピーピーと鳴るのだが、それがうるさすぎてはずした。

    周囲に水がはってあると、一気に吹きこぼれることはほとんどない。この鍋は、インディラナガールのMKリテールなど、昔ながらのローカル店で販売されている。

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    これは、我が愛用のヴァニラ・ビーンズ。

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    先進国では高価なヴァニラビーンズも、インドならお手頃価格だ。しかもオーガニックで質がいい。お菓子作りなどが好きな人へのお土産にも、かさばらずに好適かもしれない。

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    卵はフリーレンジ、即ち放し飼いの鶏が産んだものを、砂糖はオーガニックの無精製の糖を使用。あとは小麦粉とコーンスターチがあれば、カスタードクリームはできあがる。

    ちなみにわたしは、最後にバターと、ラム酒を入れて味を整えるのだが。

    ラム酒はインド産、OLD MONKが廉価でおいしく、お勧めだ。お菓子作りにもよく使う。

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    お茶の時間の直前に、カスタードクリームを塗り、切り分ける。参加者が24名以内のときには対応できる。あまり小さくなりすぎても、食べた感がなくなるので、このサイズはミニマムだ。

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    バナナも、トッピングの直前にメンバーの手を借りて切ってもらう。先にきっておくと、すぐに色が変わってしまうので。

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    みんながおいしいと喜んで食べてくれると、やっぱり作ってよかったな、と思う。

    肝心の夫の分だが、タルトの生地は多めに作っているので、メンバー用を焼いたあと、小型のタルト皿で5つほど、焼いている。早く帰った人に1つ、お持ち帰りでわたし、残りは、夫とわたしの週末用に。

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    今朝、朝食のあとに、さっそく残ったタルト生地とカスタードクリームで。バナナは朝食時に食べたので、トッピングはなし。

    少し濃いめに淹れたコーヒーと、よく合う。

    毎週お菓子を焼くのは、かなり手間だし、今後は外でのおやつ購入を積極的に……と思っていたが、結局、自分たちが食べたくて、つい作ってしまう。金曜日は手づくりのお菓子。

    この習慣も、すでに3年。一体、何百個の卵を割ってきたことだろう。

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    午前中、すませられるはずだった用事が2本、ドタキャン。無駄な時間を過ごしたことが腹立たしく、しかし、仕方がない。午後は、郊外へ手工芸品バザールへ出かける用事があったので、正午すぎに家を出た。目的地は南部のHSRレイアウト。

    どこでランチを食べようか……ルートマップを見ながら閃いた。コラマンガラの100フィートロードを通るなら、行くべき店はひとつ。かつてローカルフード探検隊で訪れた、「史上最高にヘルシーな外食」を食した、あの店だ。

    アーユルヴェーダの教えに基づいたサトヴィック料理を提供するSANJEEVANAN。チェンナイとバンガロールに店舗を持つ。

    サトヴィック料理とはなにか。なにがどうヘルシーなのか。などという詳細については、前回の探検時に事細かに記しているので、そちらをご覧いただきたい。

    ここでは、写真だけをざっと載せておく。

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    迷わず、ランチ・ブッフェを注文。食べる順番など、食べ方についてのアドヴァイスが紹介されている。

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    5種類のドリンクで、五味を刺激したあと、まず最初は、加熱されていない料理を。

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    次は、「半分加熱された」前菜。カボチャとパイナップルの料理が、とてもおいしい。

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    次は加熱された料理。ダールやラッサム、サンバルなど、最初に汁気のあるものを。

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    そして最後にメイン。すでにお腹いっぱいで、小皿に料理を少しずつ、盛る。

    ケララの赤いご飯がおいしい。

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    清らかな食事である。

    食後の心身が、す〜っと軽くなるような、爽やかになるような、感覚だ。決して「超おいしい♡」というわけではないのだが、一口、一口を咀嚼して飲み込むにつけ、身体に正しいものを食べているのだ、という充足感に包まれる。

    今朝の苛立ちも、忘却の彼方……とまではいかないが、それなりに、薄れた。

    この店が近所にあったらいいのに……。と、前回と同じことを思うのだった。