ANNAPURNA ~マルハン家の食卓~

食生活の記録@インド/アンナプルナとは、サンスクリット語で「たくさんの食べ物を供する豊穣の女神」を意味します。

✈︎ 過去ブログ/2005〜2025

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    今日が結婚記念日である、ということを思い出したのは、今朝であった。

    のんびりと過ごす予定の土曜日。家にスパークリングワインがあったのは幸いだった。こんなことなら、豪勢なカニ料理は今日にすればよかった。などと思いつつ、冷凍庫を開ける。

    昨日配達されたイカ、そして前回のエビ、残っていたビーフのフィレをすべて解凍。数だけは豪勢に、しかし調理法は最もシンプルに、鉄板でグリルにすることに。

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    ただ塩胡椒した素材を、熱したグリルで焼くだけ。ちなみにこの米国ロッジ社製のグリルパンも、インドのオンラインショッピングで購入した。手入れがやや面倒ではあるが、男のワイルド料理には欠かせない調理器具だ。

    ちなみに、鶏の丸焼きは、ルクルーゼの鍋を使うこともあるが、一緒に注文したロッジ社のダッチオーヴンを使用することもある。素材の旨味が本当に生かされる調理法だ。

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    ポテトサラダを作り、昨日の残りのインゲンをゆでる。松田のマヨネーズ、残り僅少。秋の一時帰国まで、持たないだろうなあ。まあ、それはそれ。

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    土曜日は我々夫婦のインドにおける、結婚記念日である。米国での結婚式やら、インドでの結婚式やら、出会い記念日やら、二人の誕生日やらが、この2カ月余りの間に集中しているので、すべてがぞんざいに扱われがち、である。

    とはいえ、意識的に「祝する」ことも、結婚生活をそれなりに盛り上げる努力のひとつだ。というわけで、まだ日の高いうちから、スパークリングワインを開けようとする妻。映画を観ていた夫に向かい、

    「あなたも飲む?」

    と尋ねれば、

    「ぼく、今、アイスクリーム食べたい」

    ということで、夫は自分が買って来ていたアイスクリームを食べ始めた。

    先日紹介したイタリア人がオーナーのミラノアイスクリームのジェラートも確かにおいしいが、インドにも、結構おいしいアイスクリームがある。

    その一つがコーナーハウス。夫の買って来たキャラメル・クランチ、かなり美味であった。

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    ■CORNER HOUSE ICE CREAM (←Click!)

    個人的に好きなのは、北ムンバイのジュフが拠点のナチュラル。あれはインドに移住してまだ1年にもならなかったときのこと。すでに視察旅行のアテンドなどの仕事をしていたわたしは、日本からのクライアントと共に、ムンバイやデリー、バンガロールを視察した。

    北ムンバイのショッピングモールの、フードコートを視察していたときのこと。クライアント女史が「わたし、アイスクリームが好きなんです。食べませんか?」とおっしゃり、それではと、このNATURALのアイスクリームを食べたのが、最初だった。

    ■デリー、ムンバイを駆け抜けた1週間。【ムンバイ編】2006/09/26 (←Click!)

    2008年からの2年間、ムンバイに住んでいたころは、よく買っていたものだ。バンガロールにも数年前に進出し、市街に数店舗ある。ちなみにここのアイスクリームは非常に新鮮で、アイスクリームにも関わらず、賞味期限は確か2週間程度、だ。その短さに、鮮度命、を感じさせる。

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    ■NATURAL ICE CREAM OF JUHU SCHEME (←Click!)

    それにしても、あれから9年が過ぎてしまったとは……。今更ながら、視察や調査の仕事を通して知り得たインドのさまざまを思う。普通に暮らしているだけでは見えない、自分の興味や好奇心にしか反応しないアンテナを張り巡らせていただけでは感知し得ない、さまざまを。

    知れば知るほどに、知らないことの多さを知り、自ずと謙虚になるというものだ。そうは見えないかもしれないけれど。

    ところで本題はアイスクリームではなかった。

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    アイスクリームを食べながら映画鑑賞を続ける夫。わたしはスパークリングワインとスナックを携えて書斎へ。至福のひととき〜である。

    この至福のひとときを演出してくれる、このスナック。

    思えばこれも、ムンバイに暮らしていた時に出合ったムンバイブランドのお菓子だ。

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    油で揚げられていないのに、それなりのこってり感があって、スパイシーだが強烈過ぎない、ともかくほどよくおいしくて、ビールや白ワイン、スパーリングワインなどにとてもよくあうおつまみだ。

    わたしのお気に入りはラギ。ラギとは、ヒエのような穀物で、インドでは昔から一般的。貧村の主食として知られる側面もあるが、昨今ではヘルシーな穀物として、さまざまな加工食品に用いられている。

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    この平べったいラギのスナックも美味である。ナッツ類と一緒に食べても、よりおいしい。

    が、このスナック。ジャンクな割には非常に気取ったお値段で、買うたびに、ついつい二度見してしまう。が、おいしいので、ついつい、奮発してしまう。

    バンガロールでは、NATURES BASKET(この店もムンバイ発。GODRAJ財閥の傘下)や、FOODHALLに置かれている。

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    シーフード配達のサーヴィスが再開して、これほどうれしく思っている人はあまりいないだろう。というくらいに、Freshtohome.comの営業再開を歓迎している。以前は違う名前で営業していたのだが、1年ほどのブランクを経て、数カ月前に再開してくれた。

    一時期、ムンバイに住んでいた時には、港町だけに、より充実したシーフードの宅配があったが、このデカン高原のただ中の地で、注文した翌日、もしくは翌々日に、新鮮な魚介類を届けてもらえるというだけで、幸福なことである。

    あくまでも、そのときの収穫の状況によるので、揃う魚介類にも限りがある。しかし、ここ1、2週間、マッドクラブが売られていたので、金曜の午前中に到着するタイミングで注文をしていたのだった。

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    いつものように、発泡スチロールに入れられて届いたカニ。空気孔から、カニが脚を出したりする。その姿を見た夫、

    「これ、食べるの……? 残酷……。

    ねえ、ペットにしようよ」

    冗談ではなく、結構本気でそう言うのだ、この夫は。

    家に生け簀でも作れというのか、この夫は。

    「残酷とか言うなら、今すぐヴェジタリアンになれ! 今すぐに!!!」

    と、憤る妻。もう、ほんと、つくづく、つくづくだ。

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    午後、サロン・ド・ミューズの際、お茶の時間に、キッチンでガサガサ言う何かに気づいてメンバーを驚かせてしまったので、ちょっと中身を開いてみせることにした。今回、大柄1匹、小柄2匹である。大きいのが、かなり威勢良く動いている。

    朝のペットの話をすると、一同、盛り上がり、

    「来週来たら、その辺、走ってたりして」

    「カメだったらよかったのに」

    などと、好き勝手を言う。

    さて、調理の前に、いつものように冷凍庫にしばらく入れて、眠らせる。これまでは、捌いた後にオーヴンでグリルしていたが、今日はもうなんだか、先に捌くのが辛くなり、茹でることにした。

    海水程度になるようにたっぷりの塩を加えた水を沸かし、カニを投入。

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    合掌。慎んで、くまなくおいしく、食させていただきます。

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    ところで今回、イカも購入しておいた。このサーヴィスのよいところは、魚介類をいくつかの段階にわけて掃除をしてくれるところ。たとえば、まったく手を加えず洗浄しただけのもの。これは、薄皮を剥ぎ、イカスミとか目玉、カラスとかの部分だけをきれいに取り除いた状態のもの。他にも、ゲソだけを取り除いたもの、輪切りにしたものなどがある。徐々にキロ単位の値段が上がる仕組みだ。

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    バンガロールで手に入るイカは、小ぶりのものが多いが、これはなかなかに大きい。それなりに新鮮だ。佐賀は唐津の新鮮な活イカなどを思い出してはならない。

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    ところで金曜日。わたしはミューズの活動日につき外出できないので、ドライヴァーのアンソニーにインディラナガールのFresh Earthまで、オーガニックの野菜を買いに行ってもらう。

    午後2時すぎに、近郊農家のトラックがやってきて、野菜が入荷されるのだ。それから数時間は、狭苦しい店がいっぱいいっぱいとなり、長蛇の列ができる。

    大きなビートルーツもうれしい。今までは、茹でてサラダにしていた。栄養分を逃さないため、皮のまま茹でねばならず、大きすぎるものは今まで敬遠していたが、最近は生のまま皮を剥いてジュースにしているので、大きくても問題ない。

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    買い物かごに無造作に入れられた野菜を取り出し、仕分けをしていると、野菜好きのROCKYが駆け寄って来る。

    まずは匂いを嗅いでいる。

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    舐める。

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    そして齧る。

    こらっ! と言いながらも、かわいい仕草に、ついつい甘やかしてしまうみほさんだ。

    ん? この写真は、うさぎのアリスに託すべきだったか。

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    カニを熱湯に入れ、再び沸騰してから約20分ほど茹で、その後、氷を入れた冷水に曝す。

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    インゲンは、蒸すことに。この蒸し器、ドイツ製だ。コンパクトながら、2人にはちょうどいいサイズ。ベビーコーンやトウモロコシ、インゲン、芋、ニンジン、その他、いろいろなものを蒸す。蒸し野菜は、オリーヴオイルと塩を付けて食べるだけでも、おいしい。

    ところで我が家の調理器具の大半は、インドで調達したもの。欧米ブランドの、そこそこ良質の調理器具を手に入れることができる。

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    茹でカニは、2種類のソースを準備することにした。ニンニク風味のバター&オリーヴソース、こってり風。

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    それから、しょうゆ&バルサミコ酢であっさり風。レモンも添える。

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    今回のインゲン、今ひとつハリがなかったが、それはそれでおいしかった。

    カニに気を取られて、インゲンしか用意しておらず。せめてポテトサラダか、エアフライヤーでフライドポテトを作るか、すればよかった……。

    ともあれ、ミューズ・クリエイションのメンバーから、手づくりのパンをいただいていたので、それを早速、食卓に。おいしい手づくりパンのおかげで、食卓が華やいだ。

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    1キロ程度のカニなら、二人であっさりと、完食だ。茹でたら旨味が逃げるような気がしていたが、ジューシーで、十分においしい。

    黙々と、ただ、黙々と……。

    欲を言えば、初めてオーダーしたときのような、蟹味噌の充実がなかった。今度は大きめのもの、を優先して配達してもらえるよう交渉しようと思う。インドのこういうサーヴィス、電話での確認もあり、希望を聞いてくれたりもするので、本当に助かる。

    ちなみに気になるであろう、お値段であるが、これが結構、リーズナブル、なのだ。カニとイカ、全部まとめて1200ルピー。2400円程度である。インドにしては高いと思われるだろうが、しかし昨今のインドの外食産業。価格高騰著しく、10年前とは比べ物にならない。

    外食とは、雰囲気をも楽しむものであり、だから家庭料理とは比べるべきものでもないのだが、しかし、この味でこのお値段? 的なものも少なくないので、つい家庭料理が優先されるという状況でもある。

    ノンヴェジはともかく。ヴェジ、即ち野菜類は、まだまだインドは廉価で入手できることもあり。原価を知っているがゆえに、たまに「ぼったくりすぎ」と言いたくなってしまうのだ。

    ところで、気になる夫だが、カニを見るなり「おいしそう!」と、今朝の感傷はいずこ? である。その点をわたしが突っ込んだところ、

    「いや、実は僕、あれから考えてたんだ。ヴェジタリアンになるべきかもしれないって」

    などと空々しいことを言う。

    「じゃ、なれば?」

    「2週間くらい、お試ししてから考える」

    そんな軟弱さじゃ、無理。あなたには、無理ですよ。

    ★ ★ ★

    ちなみに初めてカニを注文した時に、調理法などを丁寧にレポートしているので、以下の記録をご覧いただければと思う。

    ■激旨! ガーリックバター&白ワインでカニのグリル❤ (←Click!)

    Logo

    FRESHTOHOME.COM

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    英国の伝統的なおやつ、ショートブレッドを、初めて焼いた。レシピを見て、あまりにも簡単に作れることを知り、近々試してみようと思っていたのだ。

    ミューズ・クリエイションの集いであるところの、毎週金曜日のサロン・ド・ミューズでは、この3年間というもの、ほぼ毎週のように、お菓子を作ってきた。誰に頼まれたわけでもなく、あくまでも自分がやりたかったからだ。

    このインドの地においても、食材をうまく使えば、それなりにおいしい料理やお菓子が作れるのだということを実践したい。簡単に、望む味のものが手に入らないからこそ、自分で創造してみたくなる、ということもある。

    一般人の作るお菓子が苦手な人もあるのは承知しているから、無理に押し付けるつもりは毛頭ない。

    幸い、ほとんどのメンバーが喜んで食べてくれていると思う。金曜の午後の、お菓子を囲んでのひとときは、以前からも記したところの「ロンパールームの牛乳効果」で、特筆すべきものでなくても、おいしく幸せな雰囲気を醸し出してくれる。

    ただ、このごろは参加人数が常時25人前後となり、一気に作るには多すぎる人数となってしまった。これからは作る頻度を減らし、その分、ローカルのお菓子を出したり、あるいはみなさんに持ち寄りを頼むなどの頻度を増やそうとは思っている。

    が、明日は祝日で参加者が20名を切ったことから、やっぱり、焼いてみることにしたのだった。

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    なにしろ、使う材料はこれだけ。すべて家にあったもので賄えた。使用したものは、小麦粉一袋500グラム、バターは1パック半、砂糖もちょうど残っていたのが分量とほぼ同じだったので、これを使い切った。

    素材はすべて、オーガニック。味わいも、やさしく仕上がるに違いない。

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    生地は午後、ランチのあとに混ぜ合わせて形を整え、冷蔵庫に寝かせておいた。それを夕飯のあと、取り出して、切り分けてオーヴンで焼く。そのあいだに、食後の食器洗い。

    20分もすると、いい香りが漂ってくる。が、まだ焼きが甘い気がするので、追加で5分ほ焼く。

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    24個分のショートブレッドができ上がった。30個分の分量を24個分に切り分けたので、1つがやや大きめだ。

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    明かりを落としてみると、これはこれで、おいしそうに見える。刹那、英国の港町、ワージングに3カ月間、ホームステイをしていたときのことを、思い出す。

    1995年。今からちょうど20年前の春のことだ。

    あの家のお母さんは、お料理上手で、毎食後、デザートが出たものだ。ルバーブのクランブル、ルバーブのアイスクリーム添え……。初めて食べる素材のおやつが懐かしい。レモンカードもよく食卓にのぼったものだ。

    「太るから」と、食前のスープを食べず、しかしデザートはしっかり食べていた、丸々と太っていたお母さん。実は非常に難しい人で、決していい思い出ばかりではないのだが、それでも、3カ月もおいしい夕飯を出し続けてもらえたことは、本当に幸運だった。

    やっぱり、食は、大切だ。

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    今日は久しぶりにエアフライアーに活躍してもらい、我が家の人気メニューを。

    豚バラ肉を立田揚げ風に下味をつけておいたものに片栗粉をまぶし、エアフライアーで加熱したものだ。

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    このエアフライアー、数年前にオンラインショップのFlipkart.comで購入した。ボディが大きい割に、一度に調理できる量があまり多くないことから、3、4人家族には不便かもしれないと思われるが、我が家はぎりぎり、なんとかなっている。

    たとえばこの豚バラ肉のエアフライは、写真の2人分が1回で調理できる量。このあと、食事をしている傍らで、もう1セット、おかわり用と明日のお弁当用を加熱する。

    食べ過ぎ、とも言える。

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    簡単においしく食べられるトマトのソテー。トマトのヘタと下部を切り落とし、2つに切ったもの。弁当にもしばしば使う。トマトには、脂肪などの消化を助けるビタミンB6が含まれているらしいので、脂っこい豚肉との相性もよい。

    オリーヴオイルで、両面を軽く焼く。上から塩胡椒をパラパラふりかければよい。生で食べるよりも甘みが増し、おいしい。トマトの水分が出て、フライパンから油が飛び散るので、ディフェンスを設置。これ、日本での一時帰国で購入したもの。便利。

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    キャベツの残りを千切りにし、昨日のシュウマイでは到底、使い切れなかったグリーンピーと一緒に茹でる。それに軽く松田のマヨネーズ(残りわずかにつき、大切に使用)を加え胡椒をふりかけて和える。

    豚肉は自らの脂でふんわり、香ばしく揚がり、おいしい。

    エアフライヤーでは、鶏のフライやフライドポテトなどをよく作るが、やっぱりこの、「自らの脂」がしみ出す豚肉は格別だ。エアフライヤーをお持ちの方、お試しあれ。

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    シューマイ、と呼ぶには本物のシュウマイに失礼なので、シュウマイのようなもの。を作った、ということにする。思えばシュウマイなど、我が人生で作ったことがあっただろうか。思い出せない。

    なぜシュウマイだったのか。

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    数日前、考えなしに「サモサの皮」を買った。これはサモサだけでなく、春巻きなどにも使えることから、日本人にも人気の食材である。

    わたしは揚げ物をあまりしないので、春巻きを作ったことはないのだが、なんとなく、餃子のようなものでも作れるのではないか、と思い買ったのだった。

    冷蔵庫にグリーンピーの残りを見た時、シュウマイが閃いた。幸い冷凍庫には豚の挽肉がある。早速解凍する。

    果たしてこのサモサの皮でうまくシュウマイができるのか、少々不安だったが、3分の1に切ってほぼ正方形にし、堅くて割れやすいのでさっと水に浸した後、具を混ぜた。

    クックパッドの人気ナンバーワンのレシピを参考に、具を使った。珍しくレシピにほぼ従ったが、個人的には砂糖は半量でよかった。

    ともあれ、フライパンで蒸し焼くこのシュウマイ、なかなかにおいしくできた。しょうゆとバルサミコ酢を混ぜたものをたれにした。シューマイによく合う。本当はマスタード(辛子)でもあるといいのだが、あいにくなかった。

    今度はこれで、なんちゃって餃子、を作ってみるとしよう。

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    冷蔵庫に残っていたキャベツとナスを適当に炒めたおかず。味付けは、塩胡椒。

    シュウマイを食べているうちに、脳裏を巡るは旅先でのおいしかった点心や餃子など。

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    これは、1992年に上海や蘇州、無錫を一人旅したときの旅ノート。路傍の薄汚れた食堂の窓から見えた、調理場の巨大な鉄板。その上にはたこ焼きのような小籠包がひしめき合っていて、盛大に蒸し焼かれていた。

    「生煎」と呼ばれるその焼き小籠包に目を奪われ、即座に列に並び、油が飛び散った汚れたテーブルで、食べた。その、おいしかったことといったらもう!!

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    今となっては、記録はほとんどネット上だが、こうして紙に残す記録は、いつでも本棚から取り出せて、遠い過去を瞬時に蘇らせてくれる。そして記憶を芋づる式に引き出してくれるのだ。

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    そして芋づる式に引っ張り出されたこの「台湾の本」。社会人になって初めての海外取材先は、戒厳令が解けた直後の台湾だった。23歳の冬。初めての海外取材はもう、筆舌に尽くし難い苦行であったが、台湾の食のすばらしさには、圧倒された。

    体調を崩しながらもなお、取材先で出される料理を食べた。お腹を壊していてなお、食べることができた自分の若さを、今となっては、尊いとさえ思える。

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    なかでも、この店のインパクトは、壮絶だった。今ではすっかり有名店となり、世界各地に支店を出している鼎泰豐。繁華街にある、古びた3階建ての食堂だった。店頭では、小籠包を蒸すカゴから、いい香りの湯気がもうもうと立ちこめている。

    取材だからと3階の奥のテーブルに通された我々。次々に出される、味の異なる小籠包には、目を見張った。編集者とカメラマン、2組に分かれての取材だったが、このときはたまたま2組が合流していた。カメラマンが撮影を終えるや否や、みなで黙々と食したことを思い出す。

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    食べているのは、若かりしころの我。

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    観光客でも歓迎してくれる雰囲気だということを伝えるための写真だったはずが、とても観光客には見えないほど、場に溶け込んでいる我。太極拳、やったこともなかったのに。

    食の記憶は、旅の記憶を引き起こす。

    そのとき食べたものを糸口に、いろいろな思い出が引っ張り出されて、旅情が沸き上がるというものだ。ともあれ、今はもう、とてつもなく、鼎泰豐の小籠包が食べたい!!

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    外出のついでに、CINNAMONへ立ち寄った。お気に入りのブティック群、である。以前はUBシティの近くにあったのだが、去年だか一昨年だかに、ULSOOR LAKEの近くに移転した。我が家からは比較的近いこともあり、たまに立ち寄る。

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    ホテルITC WINDOSRの向かいにあるRAIN TREEや、カニンガムロードにある HATWORKS BOULVERDと同様、昔ながらのバンガロー(一戸建ての平屋)を改築して作られたこの店舗。個人的には、とても心が落ち着く好きな空間だ。

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    インドの伝統的なテキスタイルを生かしたデザイナーズのファッションのほか、インテリア小物などが揃う。奥には中庭があり、その周囲にも数軒の店がある。

    ここにカフェがオープンすればいいのになあと思っていたら、オープンしていたのだった。

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    今日のところはゆっくりとしていく時間がなかったが、今後はここでお茶を飲みつつ、静かなひとときを過ごすのもいいな、と思う。

    くつげるカフェの存在は、とてもうれしい。

    ■CINNAMON (←Click!)

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    こんな乱暴な弁当のおかずを、敢えて紹介する必要があるだろうか……と思いつつも、する。

    前夜の残りがない場合の、夫の弁当作り。朝とは何かと慌ただしく、じっくり料理などしていられない。まな板、包丁などを使いたくないときもある。

    6個入りのソーセージの最後の2本。これをハサミでぶちぶちと切る。アスパラガスも、ハサミでぶちぶちと切る。夕べのエビの残りはそのままに、全部まとめてオリーヴオイルを入れて熱したフライパンへ。

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    ソーセージに味がしっかりとついているので、軽く塩胡椒のみ。これにパンと、ニンジン・クラッカーを添えただけ。こんな弁当でも、店屋物よりはいいらしいから、これでいいのだ。

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    オーガニックのビーツが手に入るようになってから、主には茹でてサラダなどにしてきたが、生をジュースにしてもよいとの情報を得て、早速。

    とあるサイトの情報によると、ビーツは「食べる輸血」といわれるほど、リン、ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、鉄、カリウムが豊富で、さらにビタミンA、C、ナイアシン、ビオチン、そして食物繊維も豊富に含まれている、らしい。

    ニンジンも、もちろんオーガニックものなので、洗浄したあとは、皮ごとジュースにする。つい最近、ニンジンの過剰な農薬のニュースが入って来たばかりでもあり、ジュースにするときには100%、信頼できる店からオーガニックものを購入しようと決める。

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    見るからに、栄養満点! 夫、おいしそうに飲みながら、

    「ニンジン・クラッカーも焼いて!」

    今日の搾りかすはコンポストに直行と思っていたのだが……。夫の弁当を作りつつ、オーヴンのスイッチを入れ、ニンジンの搾りかすに小麦粉、オイル、塩少々を加えて練り練り、薄く伸してオーヴンへ。

    自分で言うのもなんだが、仕事が早い……。

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    ニンジン・クラッカー。パリパリと香ばしく、ほんのりとニンジンの甘みがよい。かなり堅いので、歯の弱い人(←自分)はご注意だ。

    朝食のあとのおやつにも好適。夫のランチボックスにも、数枚を入れておいた。午後のおやつにでも。

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    今日は終日、自宅にいたにも関わらず、やたらと動く一日だった。階段の上り下り、100往復はしたんじゃないかと思う。大げさか。いや、少なく見積もっても80回は往復していると思う。

    というのも、年に一度のシャンデリアほか照明の掃除の業者に来てもらったこともあり。その他、電気の修理、新聞代の支払い、メイドやガーデナーやドライヴァーが出入りするたびの上り下り。

    いはやは、いい運動である。集中力が続かないところに、拍車がかかるというものだ。

    さて、夕飯であるが、何を作ろう。オーガニックのグリーンピーが届いている。あと、ナスがある。ううむ。久しぶりにパスタにしよう。と、冷凍庫を開き、エビとトマトのピューレを取り出す。トマトは毎度、新鮮なものを使いたいところだが、先日のクッキングクラスで大量に購入しすぎたため、残りをブレンダーにかけて冷凍しておいたのだ。

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    ややたっぷりめのバターでニンニクのクラッシュしたものを炒め、豆やらナスやらを一気にいれ、まだ完全に解凍しきれていないトマトソースを、ええい、とばかりに入れてしまう。

    我ながら、毎度乱暴な調理法だ。

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    パスタは、Barillaものを。インドは以前から、イタリアの食材がかなり一般的に普及している。パスタはこの大衆的なBarilla(バリラ)やDe Cecco(ディ・チェコ)ものであれば、一般のスーパーマーケットにおかれている。

    輸入食品を扱う高級スーパーマーケットにいけば、半生風の高価なパスタも入手できる。パスタの種類も多彩だ。

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    スパゲティやフェトチーネなどの長いパスタは、深底のフライパンでゆでる。大鍋を使わずとも、パスタがはみ出ることなく茹でられるので便利。

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    炒めた素材は、塩胡椒、茅乃舎の野菜だしで適当に調味。このままでもいけるのだが、昨日のあっさり過ぎたパエリアが思い返され、今日のところは「コクのある味わい」を出すことに。生クリームを入れることにした。

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    本当ならば、賞味期限が数日しかないニルギリスのビニル袋入りフレッシュクリームを使いたいところだが、ない。いざというとき用の、長期保存が利くアムールのフレッシュクリームを使用。全部入れては多すぎるので、3割ほどを、ぐいっと絞り出す。

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    今日もまた、この一品のみ。だが、野菜もたっぷり入っているし、よしとしよう。

    ちなみに我が夫は、今更であるが、食の嗜好がわたしと非常に似ており、あまねくさまざまな食材の料理を食す。一応、ヒンドゥー教徒ではあるが、食に関しての制限は皆無。

    加えて、食べ物に対して、ほとんど文句を言ったりはしない。たまに口に合わない時には無口になるが、決して食べ物を粗末にしたり、料理が物足りないからと不満を言ったりはしない。その点は、非常に助かっている。

    胃腸があまり強くないこともあり、味付けが濃かったり、辛かったりする外食を率先して食べることはないので、ランチもほとんど、お弁当。夕飯の残りでもまったく問題ないらしい。

    料理とは、食とは、毎日毎日のことであり、生の基本でもあるから、この点が噛み合っているというのは、夫婦として共同生活を送る上では、かなりポイントが高いと思われる。

    ちなみに「食」以外で、二人の意見が一致するテーマは……、ほとんど思いつかない。